小山ケイの人生ドリル20-「ケンカについて」

今日の記事では、「ケンカ」ということについてその性質や意義などについて書いています。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事はカテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」です。前回は人生ドリルシリーズとして下の記事を書きました。

●ケンカについて考える。

ケンカとは「議論を戦わせる」というような高尚なものではなく、感情と感情をぶつかり合わせるものです。低次元の言葉でどなりあうことです。ケンカそのものはよくないものと受け取られることが多い。げんに私もこのブログで、「赤の他人の男女が電車の中や駅で怒鳴り合いのけんかをした」ことについて書いています。

小山ケイ過去記事】自分の怒りについて見つめる。

★低次元の言葉がゆきかう。

★どなり声が耳障り。

★みっともない。

★まわりはなにごとかと思う。

赤の他人の見知らぬもの同士が突然、町中でけんかをはじめると、まわりは何が起こったんだととっさに思う。わたしなどはそうです。どなり声が行き交うのでなぜか、聴いてるこっちの心拍数が上がるような気がするのです。科学的な根拠はまったく分かりませんが・・・。

大声はやっぱり、良くも悪くも人の耳を引き付けるのだと思います。

  小山ケイ過去記事】会議や討論にて。なにかを生み出すことが目的であれば、人の意見に反対してはけない。

身内でも大げんかする家庭もある。ちゃぶ台ひっくりかえす父親が出てくるテレビドラマや漫画が流行った時代もありましたよね。寺内貫太郎一家では小林亜星さん(父)と西城秀樹さん(息子)がそれぞれ本気のとっくみあいになったので、西城さんの腕が骨折した、と聞いたことがあります。

私のブログでも書きましたが、上記のとおり感情をぶつけることがけんかですので、体力はものすごく消耗します。血圧もあがる。寝込みそうになりますよ。笑

けれど、場合によってはケンカする必要があることもある。自分を守るため。あるいは、相手にわからせるため。自分を解放させるため。自分を救うため。

鳥居のオブジェ(新横浜)

ケンカは体力を消耗するけれど、心のチャージをすることがあるから。カタルシスを与えてくれるから。

そしてケンカするうちはまだ、相手をみとめているのです。「自分の感情をぶつければ、相手は理解してくれるだろう」と。

●ケンカするときは相手をまだ認めている。存在として。

上島のコーヒー

存在としてみとめていない場合はけんかなんかしません。無視です。だから陰湿ないじめではその人を徹底的に無視する。それも大勢で。

私も、「こんなやつ相手にして体力消耗して血圧上げてまで喧嘩してやるのは自分のエネルギーがもったいない」と感じる人間に対しては相手にしないことにしています。そしてひたすら、相手が空気のように取り扱う。

あえてけんかをするということは相手の存在をみとめているということです。

とまれ、の標識

★立場があったり力があるので、自分の意見や意思を喧嘩で伝えてでも得るものは大きい。

★相手に絡むことで自分も注目される(著名な方のSNSやTwitterが炎上する一因はこれもあると思います)

★お灸をすえる。笑

その人との関係性がしばらくつづく。けれど、相手は理不尽であったり甘ちゃんであったり高ビーであったりする。それを相手に低次元のエネルギーでもってわからせることで、自分の望むものを得る。⇒ 関係性がすぐに切れることが分かってる場合は、わざわざ喧嘩したりしない人がほとんどだと思います。だから、親子げんか、兄弟げんか、夫婦げんかもある。「はいさようなら」といますぐにでもフェードアウトできる関係性ではないから。昔の人はこういうひとたちのことを「喧嘩するほど仲がいい」と言いました。よくいったものです。

歌舞伎座

個と個のぶつかりあい、感情と感情のぶつかりあいがケンカです。ぶつかってるのだから暖簾に腕押しではない。自分の衝撃も相手にしっかり受け止められている。もちろん、自分も相手の衝撃を受け止めざるを得ないのですが。

●売られたケンカは買う。ただし、相手が上等である場合。雑魚の場合は相手にしない。時間がもったいないから。

新幹線(東京・浜松町駅にて)

雑魚を相手にケンカしてもしょうがありません。時間とエネルギーがもったいないだけです。けれど、相手が最高に上等な人間なら話は別です。そういう人には自分からケンカを売るくらいの強気な姿勢で接することもあるでしょう。これはこのブログで以前書きました。

  小山ケイ過去記事)ひとつ叱ったら、最低ふたつ褒めなきゃ気持ちがなえちゃうよね。いわれたほうは

相手が上等で、そして相手からけんかが売られてくるのであればこれほど光栄なことはありません。上記の通り、相手はあなたの存在を認めているということです。こちらが雑魚であれば無視すればいいはずですよね。それをしないであえてエネルギーをぶつけてきてくれる。

Shinjuku Nishiguchi station

そういう人は意図があってケンカを売ってきていることがほとんどです。学校の先生、師匠、ビジネスの大先輩、業界の重鎮。

★ビジネスの大先輩や業界の重鎮が喧嘩を売ってくる。⇒あなたや私を「脅威」だと思っている。すごい。こんなに光栄なことはありません。まわりにじゃんじゃん、宣伝しましょう。「こんなすごい人に私はケンカを売られた」と。ケンカ、ですよ。無視したりいじめではなく、ケンカです。

桜

★学校の先生やなにかの師匠。⇒ あなたや私のやる気をためしているのかもしれない。「すこしはっぱをかければ本来以上の力を発揮するのではないか」と思われている可能性がある。

★大物政治家や大物アーティストがケンカを売ってくる。⇒ あなたや私もすでに大物です。笑