【スピーキング対策】大学入学共通テストやTOEICにて。ネイティブが使ってるからと同じく使わないほうがいいかも、の言い回し。ビジネスの面接もしかり。

母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「気候変動・地球温暖化・サステナビリティ・環境CSR」に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、来年度から実施される可能性があるとされる大学入学共通テストのスピーキング試験やTOEIC、小学校の英会話などを視野に入れて、「ネイティブが使ってるからと同じように使うと場違いかもしれない言葉」について今日は書いていきます。

<もくじ>
●【スピーキング対策】大学入学共通テストやTOEICにて。ネイティブが使ってるからと同じく使わないほうがいいかも、の言い回し。ビジネスの面接もしかり。
●スピーキング対策として。こんなことを考えてみました。



このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では前回、下の記事を書きました。



(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!私がひそかに応援してきた島貫温太くん(帝京大)のGMOチーム参加も決定してしばし舞い上がってます、私。笑 実業団からも目が離せなくなりました)

このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」は、この記事から書き始めました。




●【英語・スピーキング試験や面接、TOEICにて】ネイティブを参考にさせていただくのはいいけれど、まったく同じ使いかたをしないほうがいいかもしれない言い回しについて。

 

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私が米国大学に留学していた若かりしころ、ネイティブの男友達がこう教えてくれました。

彼は頭もよくて「straight A 」(日本語でいう「オールA」)の学生です。

「アメリカ人で“You know”って連発するのがいる。あれはつぎに言うべきことが分かってないから、You knowって言ってごまかしてるんだ」

小山ケイが自分で書いた手書きの英文

へぇそうなんだ、とそのときは話してくれるままに聞いていただけでした。

でも、あれから何十年とたって、それなりに英語を話して、かつプロの翻訳者として仕事をする身として私が考えてみると、たしかに「you know」って場合によってはなんだか、耳障りです。

私もほとんど使いません。

言葉に詰まったりしたら、”Let’s see…what shall I say in English…?”と言ってますね。”Could you tell me how to say (the words I want to explain)?”と付け足しながら。

非英語圏の人間で、たとえ流ちょうな英語が話せるとしても、”You know”はわりと、取り扱い注意な言葉かもしれない。

たとえばスラングや映画で覚えた言葉だからと、大学入学共通テストのスピーキング試験で面接で面接官に向かって「You know」とさしはさむと、私にはなんだか下の日本語のようなひびきに聞こえるのです。

 

「つまりさぁ

っつーか

あなた、わかってる

おたくが知ってるとおり」

あたし(俺)がいいたいことってこういうことなんだわさ

 

思うに、私やネイティブの友達が「耳障り」だと思った理由は、「you know」がダイレクトに相手の理解にゆだねる言い回しだからだと思います。

「you」二人称代名詞で相手に呼び掛けながら。

それも、とつぜん。

たしかに、大人でたとえば経済の専門家どうしが英語で話しているときに使う人もいます。

私が聴いてるかぎりでは、それはこんなときが多い。

 

★気ごころしれた間柄で、おたがい共有している情報や状況が多い(たとえば経済の動向とか各国政府の動きとか、かなりハイレベルのもの。だから、「おたがい知ってることだから、あなたもご存知のように」という意味でyou knowとなる。

文字通り、相手は本当に知ってる (“I know”)から。

釈迦に念仏にならないように。

前置きとして。

枕詞として。

 

★お互いに共有していることを「肴(さかな)」にして、軟派な話を硬派な話に盛り込むとき(討論番組とかニュース番組などで、まじめな話の合間に)。

「you know」と使って何かを暗示・隠喩する。

けれど、普段の会話や初対面の面接官を前にしたかしこまった場面で「you know」と使うのは、「私って●●●な人じゃないですかぁ」と言うのに等しいような気もします。ニュアンスとして。

しらねーっつぅの。笑

ネイティブが使ってるからと、改まった場で初対面の人に向かって使ったり、連発しないほうがいい言葉ってけっこうあるかもしれないですね。

それを知ったり調べたりするたびにストックして「取り扱い注意」としておく、といのも「スピーキング試験対策」として有効だと思います。

日本語にしたって、このブログで以前書いたように、「you」という二人称代名詞をそのまま和訳して、目上の人に向かって「あなたは」と言うのはご法度でしょう。

 

非難がましく聞えるときすらある。

そう思いませんか?

●スピーキング対策として。注意点としてこんなことを考えてみました。

どんなスピーキング試験になるのか、ドキドキされているかたは多いんじゃないかな。

大学受験、小学校の授業、あるいはTOEIC、会社の外国人上司との面接、などなど。

後天性スピーカーである私が自身に置き換えて考えてみると、「こんなことに注意したほうがいいかもしれない」ということが見えてきました。

それを書いてみますね。

ご参考になると良いのですが・・・。

★まずは、まともな言葉を覚えて、使う。

→ ニュース番組とか政府の報道官がおおやけの場でマスコミ担当者に向かって話しているものとか、経済番組の司会者の英語などを参考にする。

→ スラングはたしかに、相手との心理的な距離が縮まることもあるので楽しい言葉ではありますが、「取り扱い注意」の言葉も多いので、スピーキング対策、としてはスラングを覚えるのは保留がいいかも。

★語尾までしっかり、発音する。

→ これも以前、このブログで書きました。

日本人の“Thank you”はしりすぼみになる人がいる、とアメリカ人の英会話講師が指摘していました。

“you”の部分がすっかり、吐息になる人がいる。笑 ”

you”までしっかり、発声します。相手にお礼を言ってるのですし。

★滑舌よく、ゆっくり。

これは先日、このブログで書いたばかりです。過去記事を参考になさってくださいね。

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