感覚をたよりに自分の心の奥底を探っていく。「やりかた3つ」。

今日は昨日書いた記事のつづきで、「1 on 1 meetingや人間関係などでも、感覚を頼りに自分の心の奥底を探る」ということについて書いていきます。やりかたは3つ。



昨日の記事は下からご覧になれます。



(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!)

●1 on 1 meetingや人間関係など、感覚を頼りに自分の心の奥底を探る必要があるとき。やりかた3つ。

 

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「感覚を頼りに自分の心の奥底をさぐる」と言っても、実際にそれが本当に「感覚に根差したものなのか」あるいはアタマを使って考えたものなのか、私も自分で分からなくなる時があります。そんなときに私が使っている方法を今日は3つ、ご紹介します。

1) 落ち着ける場所や時間を確保する。

2) 自分が「感じること」に注目する。

3) 書き出す。

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●落ち着ける場所や時間を確保する。

スマホで着信音がなったりSNSの通知があったり、人とあったり取引先が来社したり、慌ただしい日々のなかで落ち着ける場所や時間を確保することは難しいかもしれません。けれど、自分の感覚を頼りに自分の心の奥底を探るとき、アタマの影響をできるだけ排除しなければなりません。アタマは情報機器や情報、そしてときには「人のエネルギー」につながっています。

一番良いのは、一番自分が日々なじんでいる場所で時間を確保することですが、それも難しいときは、私は「移動中の交通機関の中」を利用しています。車の運転をしているときは、車を運転することに集中せざるをえませんから、それがかえって雑念を払って自分の感覚と直結できることもあります。

移動中の交通機関では人込みのなかで最初は自分の意識もざわついていますが、お気に入りの音楽を聴き始めてしばらくすると、自分が自分の感覚の中に沈んでいくのが分かります。意識は完全に、「自分の中」にあります。

目をつぶるとかえって雑念がながれてくることがあります。そのときは座禅の要領で、半眼になります。電車のなかで座っていれば、向こうの席に座る人たちの足元を見る感じです。そして自分の呼吸に意識を向けていくと、次第にあらうるものが自分と一体化するのが感じられます。

自分の感覚と直結できる一番のおすすめは「朝」ですね。とにかく頭がクリアですので。

 




 

おすすめの場所】

なじみのカフェ

移動中の交通機関の中

図書館

 

おすすめの時間】

早朝

お昼前

夕飯後から寝るまでの間

布団に入ってから眠りに落ちるまで

(上のほうがおすすめ度は高いです)




●自分が「感じること」に注目する。

人は年齢を重ねるごとに、どうしてもアタマにひきづられがちです。「アタマ至上主義」の日本にいるととくに、アタマを使うことばかりが奨励されて、「感覚を大切にする」なんて言うと原始人扱いされます。

けれど、なんども触れるように、アタマばかりを使っても英会話ができるわけでもなく、ゴルフが上達するわけでもありません。

アタマと感覚は、両輪です。

上記の「静かに落ち着ける場所と時間をみつけ」たら、つぎにそこで、「自分が感じていること」に意識を向けます。

昨日の記事でいえば、「1 on 1 meetingを直属の上司とすることになった。それに対して自分が感じる思い」にゆっくり、焦点をあてます。

コツは、その内容をあれこれ考えるというよりも、それについてわいてくる「自分の感情」を探ってみることです。そしてそれを否定したり肯定したりするのではなく、「意識する」という視点でとらえるということ。

哀しいのか、嬉しいのか、わくわくするのか、いやなのか、怒りを感じるのか。胸の中心のあたりがなんとなくきりきりと痛んだり、胃が重たく感じるなら、1 on 1 にストレスを感じているのかもしれません。

喜怒哀楽と言われる4つの感情にもとづいて自分の感情を把握していくと、次第にそれが自分にとって「良いことなのか、悪いことなのか」がわかってくると思います。

嬉しい・・・楽しみにしている。上司を信頼している。自分のことを知ってもらいたい。

哀しい・・・上司を信頼していない。なにをはなしたらいいかわからない。

執拗に「いやだ、哀しい」という思いや体の不調をわずかでも感じるようなら、その上司を信頼していないか、なにかわだかまりがあることが考えられます。




●とにかく、書き出す。頭を空っぽに。

書き出すことはとてもいいことです。文字通りとりとめもないことを書いていく。大切なのは、文法や言葉の正確さを気にしたりせずに、とにかく頭に流れてくることを書き出す、ということです。ブレインストーミングのようなものかもしれません。

文字にすることは自分の感覚や思いを可視化することです。頭の中だけで感じたり思っていると同じ事がぐるぐると堂々巡りすることが多いですが、書き出すことで客観視できるせいか、自分の感覚をより立体的で確かなものとして手に取るように把握することになります。

手書きでもいいですが、もしブランドタッチできるのであればPCを使うのはおすすめです。手書きは時間がかかるので、流れていく「感覚の速度」に追いつかないことがあります。スマホもかなりの使い手でないと、入力の速度がたりないこともあるかもしれません。

自分の感覚をさぐる旅、ぜひ日常的にやってみてください。アタマではわからなかった意外なことが見えてくることがありますので。自分の感覚に意識を向けることは、よりよく生きることにもつながります。

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