今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、環境省が選定した「重要湿地500」について書いています。
<もくじ>
●環境省による「重要湿地500」Important Wetlands 500 in Japan selected by the Environmental Government of Japan (EGJ)
●”Wetland”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
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●環境省による「重要湿地500」Important Wetlands 500
生物多様性の観点から、環境省では「重要湿地」を選定しています。
平成13年に500の重要湿地の選定結果が2001年12月に発表されました。
ところが、発表からすでに約20年の月日がたち、自然環境を取り巻く状況も大きく様変わりしています。
地球温暖化や気候変動、異常気象などにより、湿地そのものの劣化も取りざたされています。
そうした流れを汲んで、環境省では「日本の重要湿地500」の見直しを行いました。
”近年の湿原・干潟等の湿地の減少や劣化に対する国民からの保全を求める要請の高まり、ラムサール条約締約国会議における登録湿地倍増を目指す決議等、国内外の湿地保全の気運の高まりを受け、環境省では、専門家の意見を踏まえて、生物の生息地として規模の大きな湿地や希少種が生息する湿地などの重要湿地(500ヶ所)を選定し、去る平成13年10月11日に中間報告として公表しました。
その後、生物情報について細部の整理を行うなど、最終的なとりまとめを行いましたので、その結果についてお知らせします。
これら重要湿地に関する情報は、本日、環境省のインターネット自然研究所にも掲載したところであり、今後、湿地保全について普及啓発に努めることとしています。” ー環境省のwebsiteからの引用ー引用先のURL: http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=3068
(注意:上記の環境省websiteはSSL対応がなされていません。アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されます)
ちなみに、「ラムサール条約」とは、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(The Convention Wetlands of International Importance especially as Waterfowl Habitat)」と外務省websiteには書かれています。
引用先のURL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/rmsl.html
【重要湿地500】
湿原 110
河川 69
湖沼 77
干潟 50
藻場 104
マングローブ林 26
サンゴ礁 26
地下水系 6
塩性湿地 10
砂浜 13
湧水地 15
その他の浅海域 11
ため池・水路など人工的な湿地 51
(複合する湿地タイプもあるとのことで、合計500にはならないとのことです)
以上、「環境省による報道発表資料(平成13年12月27日)」より)
今年は、政府が打ち出した「生物多様性国家戦略2012-2020」の最終年。コロナウイルス対策もあり、解決すべき問題はまったなしの状態です。
●各用語の英訳
生物多様性 biodiversity
湿原 wetland
河川 rivers
湖沼 lakes and marshes
干潟 tidal land
湧水 spring water
塩性湿地 salt marsh
地下水系 groundwater system
藻場 seaweed bed
●”Wetland”の発音
1) ウェッ (ここが一番、音程が高い)
2) (母音なしで)「t」
3) (舌先を上前歯の裏側につけて)「L」
4) ン
5) (母音なしで)「D」
6) ウェッ + 「T」 + 「L」 + ン 「D」
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