Judgment 「判断」 ー小山ケイの「言葉の思い出」

⚫︎Judgment 「判断」 ー小山ケイの「言葉の思い出」

知り合いの大手広告代理店からの依頼で、別の大手食品会社の翻訳をお引き受けしたときだったと思います。

日本には」英語の授業があったり、TOEICな受験があったりするせいか、わりと「自分でも英語はできる」と思っている人は多い。

何度か原稿をやりとりしたときのこと。

先方の担当女性からこんな指摘がありました。

「”Judgmentとなっていますが、スペルが間違っています。Judgementでお願いします。」

「判事」を意味する”Jtdge”という言葉があるからでしょう。私は次のように返答しました。

「判断、を意味する英語はJudgmentでeが入らないのが正しいスペルです」。

何度かこのブログで書いているけれど、翻訳者の能力というものはどうも低くみられているような気がしてしょうがない。日々、英文に目を通しているので、一般的な言葉のスペルはだいたい頭に入っているものです。「転がす」の英語は”Roll”であって”Role”ではない、など。(ちなみに、”Role”は「役割」を意味します)

丁重に否定させていただいたものの、裏で舌を出した私でした。「なんでも否定してりゃいってぇもんじゃないんだあっかんべー」

⚫︎Judgment”の発音。

1 ジャッ

2 「j

3 (ムン、と言いながら)メン

4「T」