今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「形式知と暗黙知の英語訳」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから51 – 「形式知」と「暗黙知」の英語訳。”Tangible knowledge” and “Intangible knowledge” by Kay Koyama
●”Tangible”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
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●小山ケイの翻訳コーパスから ー 「形式知」と「暗黙知」の英語訳。”Tangible knowledge” and “Intangible knowledge” by Kay Koyama
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野中郁次郎博士の研究で有名になった「暗黙知」と「形式知」
私はこれを、次のように訳しています。
“Keishiki-chi
Tangible knowledge based on written words and manualized texts
“Anmoku-chi”
Intangible knowledge based on colloquial, intuitive, or sensing ability of the person(s)”
- 小山ケイ自身の翻訳コーパスから引用。
「暗黙知」は、たとえば町工場や伝統工芸の職人さんの技のように、口伝えや「背中で教える」ような知識。
長年の勘が技術力を押し上げたり表現力を押し上げたりします。
いっぽうの「形式知」。
文書のマニュアルにすることができる仕事がその代表例でしょう。
バイトのレジとかトリセツとか。
慣れてくればだれでもできるもの、みたいに表現する人もいます。AIにとって代われる、とよく取りざたされたりもしますよね。
【私が思う、「形式知」と「暗黙知」の例】
★【形式知】バイト・パートのレジ(一部の単純作業)
★【暗黙知】職人さんの技
★【暗黙知】表現者の表現
★【形式知】PCの使い方
★【形式知】車を運転すること。
★【暗黙知】車を安全に運転すること。イラチやアオリな他者ドライバーを瞬時に察知して回避しながら。
★【形式知】知っている人に会ったら「こんにちは」と言うこと。
★【暗黙知】TPOや相手の気分に合わせた挨拶をしながら、人と良好な関係を築くこと。
*野中先生と勝見明氏の「共感経営」(2020年5月出版。日経新聞社)をただいま読んでいます。インスピレーションを得たことをいずれこのブログでまた書いていきたいと思います。
時代はますます「共感性」ですね。
AIにはなかなかできないことだからかもしれません。
●”Tangible”の翻訳
1) タン
2) 「Ji」
3) (上下の唇を合わせる炸裂音をさせて)「B」
4) 「L」
5) タン + 「Ji」 + 「B」 + 「L」
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