Passive by someone
母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、自身の翻訳コーパスから書いていきます。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●「受け身 by 誰それ」→「~を通してなになにされる」ー小山ケイの翻訳コーパスから134 “Passive by someone” in Japanese
●”Passive”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「英語(潜在意識をみかたにつけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●「受け身 by 誰それ」→「~を通してなになにされる」ー小山ケイの翻訳コーパスから134
訳しかたの一例を登録しました。
たとえば、
“I was asked by her.” を和訳する場合。
直訳では「私は彼女に尋ねられた(依頼をされた)」となる。
けれど、状況によっては、「私は彼女を通して尋ねられた(依頼された)」がしっくりくることもある。
具体的なことを登録しなかったので、想像力を働かせると、こんな状況が思いつきます。
★大きな組織や団体が背後にいて、そこから代表して「彼女」が尋ねてきた。
→ よって、本当は”by her”ではなく”by the otganization”となるところ。
★「彼女」は私に心から尋ねよう(依頼しよう)と思ったのではないのだけれど、だれか(何かの団体や組織)が彼女にそうするよう、仕向けた。
前後の文章によって、和訳も読み手が理解しやすい文章に変える必要性が出てくる。
あるいは翻訳者の力量いかんで。
書いた人(原文の作者)の意図や言わんとすることはそのままに。
●”Passive”(受け身)の発音。
1) パッ
2) 「C/See/Sea」
3) 「V」
4) パッ + 「C/See/Sea」 + 「V」