小山ケイの翻訳コーパスから3 – “Profit”と”Benefit”の違い。

今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」などに特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、「”Profit”と”Benefit”のちがい.」について書いています。

私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。

<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから3 – “Profit”と”Benefit”のちがい。 
●”Benefit”の発音。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。

●小山ケイの翻訳コーパスから3 – “Profit”と”Benefit”の違い。

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「訳すときの留意点」という注意書きとともに、私はこんなふうに記してあります。

profitは現世的な利益(天国へは持っていけない)、benefitは「神様」からの贈り物(天国へ持っていける。幸福感とか福祉の利益=精神的な幸せ、とか)笑

ー当ブログの筆者である私・小山ケイ自身が作成した翻訳コーパスからの引用ー

いつ記したのかはまったく覚えていませんが、我ながらなかなかに面白い表現をしていると思いました。

Profitと聞くと、私の頭の中には瞬時に円マークが浮かんできます。笑

企業やビジネススクールが好んで使う言葉です。

いっぽうのBenefit

会社の福利厚生もそうですが、その人の人生がより豊かに幸せになることをもたらしてくれるものと結びついているイメージが私にはあります。

“Blessed”や”Grace”などの英語と結びつく。

 

Profitは物質的な豊かさに直結し、Benefitは精神的な豊かさを高める。

そんなイメージですね。

たとえば株の売買。

それによって金銭的な利益が出ればProfit”ですが、その売買によって人生の友となるような人と知り合えたり株主優待券を使って温泉旅行に行って命の洗濯をしたりスポーツ観戦を楽しんだりすれば“Benefit”と表現されます。

さらに、私の好きなコーヒーで言えば、珈琲店を経営することで利益が出れば”Profit”ですが、お店にくるお客さんに喜んでもらったり世間話を楽しんだりすれば”Benefit”でしょう。

そんな珈琲店はお客さんにとってもBenefitですよね。

その珈琲店の存在によって自分の人生や生活が豊かになるから。

だから私にとってはBenefitのほうがより、広がりがあって深みを感じるのです。

 

●Benefitの発音

青山学院の正門

1) (ここが一番、音程が高い)

2) ネ

3) (上前歯で下唇の内側を軽く噛むようにして)「Fi」

4) (母音なしで)「T」

5) ベ + ネ + 「Fi」 + 「T」

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