⚫︎【ラップやR&Bを歌う】〈その2〉腰でカウントする。by 小山ケイ -Rap and R & B Vol. 2 “Feel the rhythm on your hip” by Kay Koyama (Japan)
私はドラマーです。
ドラムは見ておわかりのように、両手両足4つのパーツが違う動きをする。私などは歌も歌うのでファイブパーツです!!(女「稲垣潤一」)
でも軸は一つあります。扉のビスみたいなものであり要(かなめ)であり。それが、「腰」。
腰はドラムだけじゃなく、わりと何においても重要。
踊りやダンスしかり、ゴルフしかり、スキーしかり。歩くときも腰を軸にしています。私の母親(故人)は日舞の名取でしたが、「踊りは腰が入るか入らないかで良し悪しが決まる」とよく言ってました。いまになって、「ああ、母親の言ってたことはドラムにも通じるのだ」と分かるようになりましたね。
腰を軸にして、リズムや拍をしっかりカウントする。たとえ手足、口が違うことをしていても一体感がある。これはゴルフも同じです。
腰がキモである、ということが分かれば、Jazzのインプロも腰でカウントしながら他の演者たちとクリエイティブにしっくりとかけあいができる。
心で「ワンツースリー」もいいけれど、腰を使ったカウントを意識すれば、おのずとそのリズムに乗ることができるようになりますよ。
⚫︎具体的なやりかた。
1 柔軟体操。ワンツースリーフォーとカウントしながら、腰を動かします。
2.自分の好きなラップやR & Bを聴きながら、「腰」をそのリズムと同期化する。つまり、シンクロさせる。
3 コツは、腰をぐるぐる、ふにゃふにゃ回す、というよりは、頭から腰まで、一本の軸がスッと通っているかのようにイメージ。
やじるいし
4 可能であれば、フリもつける。ドラマーならスティックで叩いてるところ。ラッパーたちが、手や指、首、頭を振って感情を表現してる。R & Bのヴォーカルであれば、指でスナップしたり、両手で拍を取ってる。