⚫️「常温」”Room temperature” ー小山ケイの翻訳コーパスから。
「常温」とは、冷蔵でも冷凍でもなく、ましてや「加熱高温」でもなく、私たちが普通に息をしている(笑)場所と同じくらいの温度を意味します。
英語で何と訳すかなぁ、と思ったとき、”Room temperature”と聞けば、ああなるほど、と思えます。
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その昔、米国に留学したとき、アパートに住んだことがあります。
勉強部屋として使っていたベットルームには、壁に小さなダイヤルがついていました。
」なをんだろ、これ」
好奇心に押されていつもくるくると回しては、なんだかよくわからないまま放置。
でも次第にわかってきました。
ダイヤルを回すと、天井が軋むような音をたて、なんとなく室内が暑くなるのです。
気のせいかなぁ、と最初は思っていたのですが、何度か試すうちに確信しました。
「この天井はルームヒーターなのだ」
日本にこういう設備を見たことがないのでとても新鮮だったのを覚えています。おそらく日本は、高温多湿の国であり、エアコンの設置がほぼ義務付けられているため、ヒーターだけではなく冷房や空調機能を備える必要があるからだと思います。たしかTIMEに書いてあったと思うのですが、日本のエアコン設置率は一般家庭で95%以上だそうです。
“Room temperature”は確かに「常温」だけれど、天井が暑くなったり、猛暑で40℃近くなったりすれば、「何度」をイムするのでしょうか笑。
言葉は本来アバウトなもの。そのアバウトさが表現された一言です。
⚫️”Room temperature”の発音。
1 「Ru」(伸ばし気味で)
2 「m」
3 テン
4 「P」
5 「Ra」
6 チャ
7 「R」(米国英語)

