今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・環境CSR・地球温暖化対策」に特化した専門翻訳会社を経営する私・小山ケイが、昨日米国にて開催された「2020年米国大統領選最終テレビ討論会」をみていて感じた、「ときには遠くから見てみる」ということについて書いています。
<もくじ>
●ものごとを、時には遠くから見てみる。
●個人はどのように「遠くから見る」ようにするか。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●ものごとを時には遠くから見てみる。
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近視のかたには怒られそうですが、物事を遠目から見ずに自分の近辺だけでを見て判断しようとすることを英語では“myopic“といいます。
myopicは「近視眼的な」という意味。
比喩としての言葉です。
昨日の2020年米国大統領選最終テレビ討論会。
米国民には申し訳ないながら、なんだか米国政治がとても「myopic」に思えました。
★★★★★Quoting from the official YouTube video of PBS’★★★★★
PLAN YOUR VOTE:
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— NBC Politics (@NBCPolitics) August 17, 2020
米国がそれだけ大国で、それだけ国内に問題を抱えているということでもあるとは思うのですが・・・。
超巨大企業と同じです。あまりにも巨大すぎて、中小・零細企業よりも思うように動きがとれなかったり、見ているところがすごく内向きだったり。
LIVE: Second and final presidential debate between President Trump and Joe Biden.#Debates2020 https://t.co/WomR2wO7s1
— NBC News (@NBCNews) October 23, 2020
今回、討論課題として取り上げられた6つの課題のうち、日本を含めた国際社会と大きくかかわるのは気候変動 (Climate change)ぐらい。
大きくかかわりそうな「安全保障(Security)」の議題に関しても、両陣営からでてくるのは米国が「要注意」のラベルを貼る、いわゆる「ならずもの」と名指ししたり同盟国ではない国々・地域の名前ばかり。
それらはざっとみて、「北朝鮮、モスクワ(ロシア)、イラン、中国、インド、ウクライナ」。
「パリ」という名前も出てきましたが、これって米国が離脱した「パリ協定(Paris Code)」のことです。
どういう戦艦を配備して、どういう軍の構成にして、軍事費の割合はこんな感じで、などという具体的なことはいっさい、出てきません(選挙権のない子どもの視聴者にもわかるように、という選挙戦術だったのかもしれませんが。わりと日本の政治家のほうがばんばん、出してくる)
コロナウイルス対策にしても、「成功している世界のこういう国々の事例を参考にして政策を実施したい」などという発言は両陣営からは皆無でした。
それどころか、いまだに「マスクをする(かしないか)」、のレベルの話をする。
2020年もあと数か月で終わりに近づいているこの時期。
(それって日本では発生時から当然視されましたよ、と私はド肝を抜きました。「そんなにマスク、イヤかね?米国民(米国政治家)」と。台湾や香港などの感染症対策がうまく行っているアジア諸国・地域の人もそう思った人がいると思う)
米国という超大国だからこそ、日本のマスコミも連日こぞって「テレビ討論会が中止になりました!いや、テレビ討論会が開催されます!」と報道するわけです。
私もYouTubeの恩恵にあずかりながらライブ配信をいつも見ています。
ネット社会のSNSでたとえたら米国は「超インフルエンサー (US is a “super-influencer” in the global society)」。
米国は国際舞台でどんなふうにふるまうのか。
どんな役割を果たしてくれるのか。
どんなふうにリーダーシップを発揮してくれるのか。
どんなふうに国際社会を見ているのか。
どんなふうに国際社会とかかわっていくのか。
どんなふうに国際経済と関わっていくのか。
それは残念ながら、今回の最終討論会では私には見えませんでした。
でも実はこれ、私が何十年も前に米国大学へ留学していたときに感じた、米国に対する印象となんら変っていなかったことでもあるのです。
「リーダーは意外と自分の身近なことで手一杯。そのぶん、小回りの利く自分たちがなんとかするつもりで遠くに目をやってみる」
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遠くから見ることを意識する利点はいくつもあります。
◆俯瞰できる。
◆違う角度から見ることができる。
◆対処法・解決法が見えてくる。
◆冷静になれる。
◆状況が見える。
そしてこれはもちろん、国や政治だけではなく、自分自身にも置き換えられるのです。
●個人はどのように「遠くから見る」ようにするか。
1) まずは問題を直視。
2) 「周りの状況」に意識を向ける訓練。
3) 「仲間(共感者・同じ境遇の人)がいないか」。
4) 「悪い側面」は刺激が強いので目がいきがち。その裏にある「良い面」もみる。
5) 「最善の結果」ななにか。
6) 常日頃から、1)-7)の間、心身ともに冷静であるよう訓練。
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1) まずは問題を直視。
問題そのものをよくみないことには「遠くとはどこにあるのか」すら把握できません。
2) 「周りの状況」に意識を向ける訓練。
問題や悩みを抱えていると、そのものにとらわれてしまいます。
周りの状況を見るようにすることで、気持ちにも客観性が生まれます。
3) 「仲間(共感者・同じ境遇の人)がいないか」。
たとえば国際間のやりとりであれば、同じような経済規模、人口密度、文化性、言語グループ、歴史などなどを考えて、手を組んだり交渉したりする国や地域を探すようにすると、お互いにとって利益が生まれることもあるでしょう。
人も同じです。
自分が抱える問題や悩みと同じものを抱えている人を見るようにすると、お互いに知恵が出せたり、独りでは解決できないことも一緒に解決できたりすることがあります。
4) 「悪い側面」は刺激が強いので目がいってしまう。その裏にある「良い面」もみる。
これはこのブログで以前、触れたことがあります。
物事には裏表がある。
「あの人、気が利かないわね」と誰かに陰口を言われるような人をよく見ると、のんびりとしていて人のあら捜しをせず、悪口も愚痴もいわず、変に小賢しく動き回ったりしない人である場合がある。それゆえ、一緒にいて居心地よかったりします。
「良い面」を見ようとすると、その対象から遠ざかることができます。
対象とは、自分が「問題」や「悩み」として受け止めていることです。
5) 「最善の結果」ななにか。
「最善の結果」を考えるようにすると、いまとらわれている「問題」や「悩み」から離れて、策を講じようとします。
離れることがつまり、「遠くから見ること」。
6) つね日頃から、1)-5)において心身ともに冷静であるよう訓練。
★まずは呼吸を整える。
★「あの世」から半分、自分を見てみる。
★問題や悩みをいっきに書き出してみる。
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“小山ケイの人生ドリル91-ときには遠くから見てみる。Sometimes see things from a distance against myopic judgment or point of view.” への3件の返信
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