今日の記事では、「あらゆる場面で損して得取れ、を実践する。自分のために」ということについて書いていきます。
このカテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」では前回、下の記事を書きました。
(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!私がひそかに応援してきた島貫温太くん(帝京大)のGMOチーム参加も決定してしばし舞い上がってます、私。笑 実業団からも目が離せなくなりました)
●「損して得取れ」
なにをもって「損」とするかは人それぞれだと思います。昔から言われている「損して得取れ」ですが、この場合の「損」とはほとんど、言葉のあやに近い。なぜなら、目的は「大きな利益を得ること」であり、とうの本人は「損」と思っていないことも多いはずだからです。
たとえば、楽器の演奏技術を高めたり、アスリートとしての能力を高めたりするさい、過酷なまでの練習をすることもあるでしょう。このとき、はたから見ていると「損」しているように見えるかもしれない。同い年ぐらいの大学生たちは楽しく遊んでいるというのに。
けれど、その人の目標が「プロとして世界を舞台に活躍する」だとすれば、結果としてそれが叶ったときは、大きな「得」を得たことになります。一般人なら行けないような海外のあちこちに遠征や演奏にでかけたり、著名人からも一目置かれる存在となったり、「国の宝」のような扱いを受けたりするかもしれない。
あるいは、こんな大きな目標ではなくても、「生涯にわたって何不自由ない生活を送りたい」と思っている人がいるとして、結婚して相手の義父母にかわいがられる存在となりつつも、忙しい夫の分まで二人の介護をしたのち、二人が他界したさいに莫大な財産や家屋、不動産を自分名義に遺してくれる、ということもあるかもしれない。ご本人はそんなしたたかな皮算用をまったくしていなかったとしても、はたから見ていると、「ご苦労が報われましたね」ということになると思います。運命として「損して得とれ」だった。
日々のなかでも、自分が頭を下げたり、人を立てたり、うまく転がしたりすることで、自分が望む「大きな目的」のために人がそれをやってくれる、ということも「損して得取れ」となることがあります。ビジネスや人間関係、近所づきあいなど。
「損」というと語弊があるかもしれない。「保険」としてもいい。
★気難しい人だけれど、頭はむちゃくちゃいい人を相手に、財務分析の精度をあげる方法をきく。→ 自分はやりかたを教えてもらえる(得)。
★近所のゴミ当番。転籍や他人どおしのいざこざにより、人より少し多めに担当することに(汗を流す)。→ 町内でもめごとがおきたときも、「あのかたはいつもまじめで町内のためにやってくださってる人」として、もめごとかに巻き込まれなかった(得)。
★クライアントのためにせっせと仕事や人脈を紹介(営業活動)。→ 常に依頼を受けるコンサルに(得)。しかも、「指名買い」されるので、自分自身がブランドとなってフィーが跳ね上がる。
●小賢しく計算するというよりも、感覚と相談しながら。
損したまんんま、ということももちろん、ありえます。このブログで何度も書いているように、世の中には人から「takeしておわり」というひともいるからです。
だから「損」と「得」の中身をしっかり、見極める必要があります。それをトレードする相手も。シビアなことをいうようですが。
1) たとえば上記の1つめの例。「気難しいけれど頭はむちゃくちゃいい人」とは、仕事でも成果を十二分に出している有能な人で、高い専門性を有し(場合によっては高い学位・学歴も)、経験も豊富な人。こういう人に教えを乞うと、自分がものすごく成長しますよ。私の経験上。
言いかたがきつかったり上から目線で言われているように感じることもあるでしょう。けれど、質問すればちゃんと教えてくれる人であれば、頭をさげてたくさん聞いたほうがいい。気難し屋さんをどう転がすか、という人付き合いの勉強にもなりますし(笑)、なによりちゃんと教えてくれるという点ではその人はけっして悪い人ではないのです。
たくさんたくさん、知識や技、智慧をもらっちゃいましょう!聞けば聞くほど饒舌になってくる人もいますよ。神様みたいに見えます。そういう人。
★おしゅうとさん、おしゅうとめさん、こじゅうと。
★上司
★自分の親。旦那(かみさん)。
★ビジネススクールでグループワークを一緒にやることになった同級生。
★近所のご隠居
★八百屋のおっちゃん、魚屋のおっちゃん。
*コツは、自分を「おしゃかさま」だと思うことです(大笑)。そうして、自分の手のひらで相手がのびのびと跳ね回ってくれている様子を、頭の中で「映像」として思い浮かべてみます。気持ちがすっとしてきますね。自分のほうがうわてじゃん、と。
2) ゴミ当番も、「良いことは陰でこっそり」ではなく、ちゃんと「自分はひと一倍担当してます」とアピールすることが大切です。笑 道徳話なら、「人の見てないところでこっそり」が良いとされますが、それぞれ担当者がいる仕事を、本当に人の見てないところを見計らってばかりでは残念ながら「誰がやってるかわからない」。町内のゴミ当番は当番制としてじゅんぐりに回ってくるものです。善意のボランティアや人助けとは違う。だから、「自分はこの日とこの日に担当します」と明確に言っていいのです。そのぶん、責任もともないますが。
そうして「保険」をかけておく。ただし、あくまで自分ができる範囲内で。フルタイム勤務で仕事もしているのに、なおかつ毎日にように町内会の行事にひと一倍かかわる、は大変です。へたをすると損してばかり、という思いになりかねないです。
3) クライアントのために営業活動をするさいも、1)と同じで、相手が大物でなければ意味がありません。大物、とはさらなる大きな仕事につながる仕事だったり、文字通り人だったり、業界の「要」だったり。
自分が流す「汗」は意味があるか。大きな収穫につながるか。自分の大きな成長と成功につながるか。よくよく吟味する必要があります。こたえが「Yes」なら一生懸命、営業活動しましょう。相手のために。
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“小山ケイの人生ドリル8ー「損して得取れ」The task brings you incredible abundance.” への3件の返信
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