ビジネスで「リズム感」を利用しよう。「3つのシークレット」頭一つでます。

今日の記事は、先日12月6日から書き始めた、「リズム感の大切さ」ということについて書いています。昨日は下の記事を書きました。



12月6日に書いた記事はこちらです。

●ビジネスパーソンが頭一つでるための「リズム感」。シークレットを3つ、ご紹介します(小山ケイオリジナル。笑)

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1) 目標地点をさきに設定する。そこから「カウント」する。

2) 理論(頭)と合わせて「感覚」に敏感に。

3) 人と「即興演奏(improvization)」を心がける。

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●目的地点をさきに設定する。そしてそこから「カウント」する。

1) 「最終目的地をさきに決めて行動する」バックキャスティングがなにやらもてはらされますが、私に言わせると「それってゴルフでアドレスしたときに、『フィニッシュの姿を思い浮かべておく』ことと同じですよ」と喉元まで出かかります。笑

横文字でわざわざ難しく考えなくても、「最初に目的地を明確に決めて行動するとよい結果がついてくる」、ということに気づいているひとは多いと思います。それが感覚として理解していることだとしても。

けれど、そのときに必須なのが「リズム感」だということに気づいているひとは意外と少ないんじゃないかな。バックキャスティング・バックキャストなる言葉は知っていても、です。

私がこのブログで何度も何度も書いているように、人間はアタマ(顕在意識や理性)だけでは良い結果をだすことはできません。あるいはソクラテスの言葉を借りれば、「よく生きる」ことはできない。生まれながらにして持っている「感覚(Feeling)」も大切にしない限り。

アタマと感覚(Feeling)は、両輪です。

目標設定はアタマでするとしても、そこから逆算してじっさいに実行するさいは「感覚」が結果を左右します。

目標設定して動くだけならAIにまかせておけばいい。人間よりうまくうごいてくれるはずです。ようするに私が言いたいことは、人間がするのであれば、AIになくて人間がその才能を十二分に発揮できる「感覚」の領域を解放しましょう、ということ。

カウントする。文字通り、ワンツーと。

激しく変化する時代、状況だからこそ、見失わない「軸」が必要です。それが、自分のカウントということ。

変化したものに影響されるのではなく、自分の感覚の奥ふかくに埋め込まれた「リズム感に基づいたカウント」を軸に、実際に行動していくのです。

これによりスピード感がでたり、直感が神がかったり、人にインスピレーションや影響を与えまくったり、結果を十二分に出したり、その人自身もオーラ(radiation)が出まくったりします。

たとえば。

★目標を設定した。では誰と組むか。誰に任せるか。あるいは自分ひとりで行くか。

★目標達成までの日数や「速度」すら決める。ゆっくり、のんびりいくか。早急にいくか。

★どのタイミングでどう行動するか。「緩急」はどうするか。

★根回し、はどうするか。

★動かす人間の性格や「つぼ」を把握する。

★どう手のひらで転がすか。

★どう・どこで自分をこけにするか。→ 自分をコケにできない人間は、トップにたつことはできません。ほんとですよ。こけにできないオヤマノタイショウな人間にだれがついていくか、と私などは思ってしまいます。

●「理論(アタマ)」と合わせて「感覚」にも敏感に。

2) カウントそのものは、実際に心の中でミュージシャンのように「ワンツー」と唱えることもあります。あるいは、体をうごかしているうちに、自分のリズムが感覚として把握できる瞬間がある。

それは、アタマではとらえることができません。だから、行動することが生きてくるのです。

行動することで、そのものの原理や道理、理屈も見えてきますし、それに臨機応変に対応することで自分が才能と能力を存分に発揮できる「リズム」が感覚としてわかってきます。それに忠実に沿って、動き続けます。

英語の勉強と同じです。文法の勉強というアタマだけをつかっても英語は話せません。感覚も大切に、英語圏のミュージシャンの発音を何度も聴いたり、映画を字幕なしで観たり、英語圏のboyfriend/girlfriendを作ったり、旅行したりして感覚をうんと研ぎ澄ませないと、「英語の試験、センター入試の英語は満点でしたが、英会話は全くできません」ということになる。

●人と「即興演奏」を心がける。

左がGoogle Japanの入っている渋谷ストリームです。最上階の右端に、「Google」のロゴが見えます。右の建物は先月オープンした渋谷スクランブルスクエア。Shot with iPhone 11 Pro by Kay Koyama in Shibuya, Tokyo

3) これができる人は、無敵です。笑 どんなに技術が発達しようとも、ビジネスをするのは、人対人です。その技術を利用してビジネスをすることはあっても、です。

機械がビジネスのすべてをしてくれるわけじゃない。

即興演奏はおもにJazzでもちいられます。演者がそのときの自分の感覚や聴衆の様子、他のメンバーの演奏などからの触発などをうけて、その場限りの「神がかったソロパフォーマンスをする」と表現すれば、Jazzにあまりなじみのないかたでもわかっていただけるでしょうか。

人にはそれぞれ、考え方や言動の癖や特徴がありますよね。もちろん、仕事のしかたも違うし、プライオリティの置き方や得意なことも違う。

だれかと一緒に仕事をしたり取引先となったりして、相手から注文をうけたり相談を受けたりする。あるいは仕事そのものを引き継いだりする。そのときにアタマで考えるだけではなく、それ以上に自分の感覚を最大限に利用した「その場限りの神がかったソロパフォーマンス」をやってみる、と心に決める。

そのときに大切になってくるのが、リズム感ということなのです。

★相手のテンポに合わせる。

★相手がどんな返答を好むか・嫌うか。

★間(ま)のとりかた。

★コール・アンド・レスポンス(Jazzの演奏形態。それを応用)

★わざと沈黙する(休止符)。

★タイミング。

★相手の「即興演奏中(話し中)」には邪魔しない。

★相手の「即興演奏中」にもリズムを「カウント」する。

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