今日の記事は、他人に多くを期待しないということについて書いています。
<もくじ>
●人は自分が思うほどには「私」に興味がない。笑。
●期待するなら自分へ!自分を守れるのは自分でしかない。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事はカテゴリー「徒然なるままにひぐらし。」で書きました。人生ドリルシリーズとして同じカテゴリーで前回書いた記事は下からご覧になれます。
●人は自分が思うほどには「私」に興味はない。笑
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人は多かれ少なかれ他人に期待をするものです。
新聞の人生相談などを見ていると、わりと高齢のかたでもお身内やご友人に多くを期待をして、その反応が期待どおりではなかったからと悩んで投稿されているかたがおられます。
もったいないな、と思いますね。
私も若いころは人に対してほぼ100%、期待をしていていました。とくに10代のころ。
だからよけいもんもんとした日々を過ごしていたのかも。
けれど、人に期待をしない、してはいけない、ということに気づいてからはだいぶ人生が生きやすくなりました。
それは他人に限らない。身内だってそうです。身内であるからこそ過剰に期待をするのかもしれない。
★小さいころにうんとかわいがってやった孫が最近、ちっとも顔をみせてくれない。→ 気が私以上にうんと強い祖母に私もよく嫌みを言われたものです。笑
★彼氏にメールを送ってもちっとも返事が来ない→ 職場で上司に怒られて気持ちが落ち込んでいるのかも。
★子どもが勉強してくれない。→ 彼・彼女が自分から興味を持って勉強始める分野が違うのかも。
★目をかけてくれていると思った上司・ゼミの教授、習い事の師匠が、自分ではなく他の人間に花を持たせる。→ こちらは一対一のつもりですが、彼らは教室だったりゼミのクラスだったり部署だったりという組織で考えるものです。だから、そのなかの力配分を計算したりする。そのギャップ。
期待とは相手の生活や人生の中で自分の影響力が高いと思っている場合に感じるものだと思います。
けれど人のなかでは案外、自分>相手(あなたや私) ということは多い。笑
つまり、自分よりも相手のことに興味を感じている、という人はめずらしい。
そう思いませんか?
だったら私やあなたも、自分の中における自分の価値のほうに重きを置いたほうがいい。他人のほうに重きをおくのではなく。
そう思うことの良さは、自分が気持ちよく過ごせるということ。そして相手には相手の事情があるということが分かる。相手は自分の延長線上にいるわけではないから、実は相手と違うベクトルで話をしていた、ということも私のこれまでの経験からあります。
ねじれの位置の人。私はそう呼んでいます。
意思の疎通が図れていると思ったのは錯覚。そんなこともあります。
人はあんがい「私」のことに興味を感じていない、と思うことは人の立場を想像する人生ドリルなのであり、自分をかわいがり自分を守る人生ドリルでもあるのです。
そのさいに大切なのは、相手の世界のなかで自分の存在を過剰に見積もらないということ。過剰に見積もってもいいのは自分独自の世界のなかで。
人生の不幸は他人のなかにおける自分の存在を過大評価するところから始まる、とすら思います。
●自分を守れるのは自分でしかない。
私は強気の人が大好きです。強気で結果を出す人。
「自分が最高」「自分はビッグになる」「悔しい。なにくそ。やってやる」と公言して本当に結果を出してしまうような人です。
言葉尻だけ聞くと傲慢で尊大に見えなくもないですが、本当にビッグになるひとは人を蹴落としたり貶めたりすのではなく、自分の世界を確立してそのなかで自分をとことん追い込んで努力する。まわりの声に惑わされることなく。もちろん孤独も感じるかもしれないけれど。
でもだからこそ、そこがかっこいい。
そんな人を見ていると、私はものすごくパワーをもらえます。生きる力といってもいい。
私をふくめて多くの人は、無意識のうちに他人の評価や他人の目に写っている自分を演じているようなところがあります。だから、他人の世界に影響を受けてしまう。
もちろんそれはそれで居心地の良さもあるのですが、ある年齢になったり「これ」という確固としたものを自分の核にしっかりと持つようになったら、自分の世界を確立してそのなかで自分に期待したほうがいい。私はそう思います。
人に期待しても人には人の人生がある。子どもも孫も自立する。彼氏・彼女も仕事している。妻・夫も別の世界がある。友だちにも家庭がある。
でも自分の人生は自分のもの。だから期待するなら他人ではなくよく知っているはずの自分にしなければならない。
自分が自分に期待する。ビッグになれる。人にインスピレーションを与えられる大物になれる。世界的なクリエイターになれる。日本を代表する文化人・インフルエンサー・表現者になれる。
自意識過剰という言葉があるけれど、この言葉の「自意識」とはおそらく、「他人から見た自分」「他人のなかに存在する自分」ということなんじゃないかな、と私は思っています。他人は他人(私やあなた)にかまっちゃいないです。自分のことで手一杯。だから自分のことは自分でする。自分の世界を確立する。
その世界で自分を守ればいいのだと思います。それが人生ドリルとして生きてくるはずです。
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