今日の記事では、「時代の流れが遅い」と感じるときは自分が独創性とクリエイティビティにある人間となる可能性に気づくサインである、ということについて書いています。
<もくじ>
●時代の流れがあまりにも遅いと感じるときは、自分の独自性とクリエイティビティを大切にする。
●次のことを確認してみる。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●時代の流れがあまりにも遅いと自分が感じるときは、自分の独自性とクリエイティビティを大切にする。
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私が持続可能性、つまり現在ちまたや政界・実業界でやたらと流行りの「サステナビリティ(sustainability/SDGs)」に特化した専門翻訳会社を自分独りで興したのは15年以上もまえのことです。2004年でした。
当時は「サステナビリティ」なんて言葉を知っている人はほとんどおらず、「サステナビリティ」という言葉が「sustain」という維持や継続性を意味する言葉と「-able」という可能性を表した言葉からできていることを私は彼ら・彼女らによく説明したものです。
Triple bottom lineにのっとって、環境の持続性だけではなく経済活動と社会活動も持続・発展させていくにはどうしたらいいか。
それは2004年にはすでに世界的な潮流として大きなうねりを見せはじめていました。
だから翻訳・通訳も必要になった。
自分が会社を興すのであれば、少しでもまわりや世の中になにか良い流れとなるようなことにかかわりたい。そんな私の気持ちの表れでした。
「ディカプリオ (Leo DiCaprio)がプリウスに乗ってる(と公言)からプリウスはかっこいい」となったのもこの時期。笑 → それまでのプリウスは「ハイブリッドで環境には優しいかもしれないけれど、なんかダサい」と見られているようなところがありました。
私が自分で会社を興してサステナビリティという言葉が日本で浸透し始めるまでになんと、15年はかかっているということになる。
この道のりのなんと長かったことか。
時代の流れがひどく遅い、と感じることは何度もありました。それはいまでもそうです。
「自分が可愛がっている女性がさいきん、サステナビリティの勉強会を開くことになりました。あなたも参加してください」という連絡が少しまえに知人から来た時、私はめまいを覚えました。笑
いまようやく、「会社員」が「サステナビリティの勉強会」をするのかと。15年前ではなく。
持続可能性に関する活動以外にも、私が10年以上に渡って行動してきたことはわりと多いです。それらはほとんど「信念」に裏付けされたような予感という感覚に基づいたものです。
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★英語の勉強は英会話が流ちょうにできてこそその真価を発揮する。
(文法や長文読解はその次)
★テレワーク (remote work/nomad)が時代の潮流になる。
★動画、それも映画やドラマのように物語性あり人々の感情にダイレクトに伝わる映像アートは時代の潮流になる。
★テレビは斜陽産業化する。テレビを主に見るのは高齢者(60歳以上)。テレビを保持しない人間が圧倒的に増える。
★オンラインが生活インフラとなる。
★組織にしがみつく生き方よりも「個」として世の中・世界の「個」とそれぞれインスピレーションを与え合いながらつながっていく。
★すべての基本は心身の統一があってこそ。
★アタマと感覚は両輪。アタマでっかちのアタマ至上主義の時代は終わりを告げる。
★太陽の動きに沿った生活を送る。
こうしたことの多くはいまだ、主流ではありません。日本においては。
あまりにもまわりに人がいないので、自分が間違った方向に人生の歩を進めているのではないか、と疑うときもありました。正直に打ち明けると。
だいたい、私が卒業した青山ビジネススクールは大半のかたが組織人である会社員です。
けれどあるときにふと思ったのです。
「まわりに人がいないのは自分が独創的だから。クリエイティビティを発揮しながら、人と違うことをしようとしているから」。
英語で言うOne&onlyであり、inspirationを他人や社会に与えるということ。
一昨日書いたように「その他大勢のマス」扱いされる危険性を回避するために。
そう思うとがぜん、使命感のような力強いなにかが私の中に押し寄せてきました。笑
「よし、やってやろうじゃん。自分がこれまで10年以上に渡って培ってきたものを世の中やまわりに提供しながら」
まわりに人がいないからと躊躇して、人の後からくっついていく人生を選択しても得るものはありません。
●時代の流れが遅いと感じるとき。次のようなことを確認してみる。
「アタマと感覚は両輪」だと書きました。
前述のような「予感」は感覚に基づいたものです。けれど、私はこの10年以上に渡ってアタマも同時に使っています。それは確認作業のためです。
アタマの力を使うと、物事に対する客観性や冷静さが得られたり、現世的な物事の道理すら見えることがあります。
私が10年前にビジネススクールへ入学したのもそのためです。感覚だけに頼っていては会社経営や実業界に身を置いて自分が時折感じる「リスク」を回避したり最小限にはできないと思えたから。
自分が信念のような感覚に基づいて行動していることに対して「時代がついてこない」と思えるときは、次のような「アタマの領域に根差した指標」を私は使っています。
自分が独創性とクリエイティビティにあふれた人間となるために、
“One&only” and “inspirational being”となるために。
1) ビジネススクールのような数学的な論理性や数値・エビデンスに基づいた高度研究を行う機関や勉強会に参加する。
2) 多くの人が利用する媒体、とくに新聞を紙ベースで利用する。そしてひとつひとつの記事というよりも紙面を大きく広げて、全体をとらえるようにする。どの記事がおおきく取り扱われているか。数字の確認。見出しの確認。他の媒体との比較。
媒体は母国語以外で書かれたものや外国発行のものもおおいに利用する(私はいまならこちらを強くお勧めしたいです)。
3) 学者の論文や投稿記事を読んでみる。
4) 自分の行動とは接点がないと思えるようなサイエンス系の雑誌や書籍も見てみる。時代の流れが見えてきたり、自分の行動や信念の正しさが裏付けられることもあります。
(たとえば「EQ」。心理学者ゴールマン博士による書籍を私が読んだのは、はや20年ほどまえのことです。当時TIMEで記事を読んで興味をもったことがきっかけでした。IQやアタマ偏重の世の中に疑問を感じていた私に、社会科学の側面から証拠を見せてくれたような本でした)
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