【コツ5ツ】日本語から英語への翻訳。英文のほうが長くなりやすい。なぜなら、日本企業は漢字を多用して言いたいことを凝縮ているから。Japanese translation into English tends to be longer due to using many Chinese characters.

今日の記事では、日本企業の日本語文が漢字を多用しているために英語の翻訳が長文になりやすいことについて書いていきます。

<もくじ>
●日本企業の書類を英訳すると、日本語文よりも長文になりやすい。私が翻訳者として長年経験したことです。
●英文にしたときに読みやすくするために。コツ5つ。

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。




●日本企業の書類を英訳すると、日本語文よりも長文になりやすい。私が翻訳者として長年経験したことです。

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漢字は象形文字ですよね。

一文字書かれているだけでも意味が分かったり、もともとのものからイメージして作られているから意味するものを映像として思い浮かべやすい。

鼎(てい)

一(いち)

横浜中華街

そして、大人になるほどに日本では「漢字を使いましょう」と教育を受ける。漢字で書かれるべきところが漢字にされていないと、会社の書類としては稚拙に見えることもあります(websiteはまた別ですが)。

(韓国人の友人から聞いたところでは、韓国では漢字は知識階層が主に使うと思われているようなところもあるとか)

だからでしょう、日本企業の書類はともすると、なんでもかんでも漢字で表そうとする。

そしてさらに。

漢字は言いたいことを凝縮してくれやすい。

そうすると、口語であればかなりの文字数であるはずのことが、文章となったとたん、ものすごく少ない字数になるのです。

私はそれを長年、英訳してまいりました。

作業をする過程で気づいたことは、「英文にすると文章が長くなりやすい」

St. Andrews

漢字一文字で表されていることを英語に訳すのですから当然といえば当然ですよね。

だから、最終的なチェックをしてくれるネイティブのチェッカーから「なんだかものすごく言葉が詰められていてまどろっこしく感じる(英文が)」と指摘されることとなってしまうのです。




日本企業と言う法人といえどもやっぱり、「足し算したがる」ということなのだと私は悟りました。笑

  小山ケイ過去記事】「引き算をする」

高層ビル

英文としてなめらかで、シンプルで、読み手の思考を邪魔しない文章。それがネイティブチェッカー(proof-reader)も求めているのだと思います。

そして英訳した私も。

翻訳者としては次のような工程を頭の中でとっているのです。

1) 漢字部分を分解する。

2) 1)全体でいわんとすることを探る。

3) 英文に直訳してみる。

4) 英文を読んでみる。

5) 4)が意味不明なら意味明瞭となるように推敲。

 




●英文にしたときに読みやすくなるために。コツを5つ。

日本企業様の社内でも英語に訳されることが多々あると思います。

読みやすい英文となるコツをいくつかご紹介します。

 

【日本企業が漢字を多用したがる理由】

日本語原稿に漢字が多用されるのは、上記のように、「自社で表現したいこと、言いたいこと、伝えたいことが多い」ということが一番大きいと思います。

その他には漢字のほうが文語体らしい、ということもあるでしょう。

たとえば大和言葉やひらがななら文字数を要するところが漢字を利用すれば1,2文字で済むことがあります。

銀座のビル

★お客様に満足いただけるようにお客様のことを一番に考えております。

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  (もう、ここまでくると意味不明です)

 

【社内で英訳するためのコツ5つ(企業の文書)】

1) 元原稿である日本文でそぎ落とせるところがないか、さぐる。

2) 言葉が重複していたり類似の意味で使われているところは削除する。

3) シンプルで、短い文章になっているか、確認する。

4) 意訳が可能なのであれば、段落全体で同じ意味になるように表現を変えてみる。

5) 思い切って、違う英文をはじめから書いてみる。

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