今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「Gynecologist」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから28 – ”Gynecologist” 「婦人科医」
●”Gynecologist”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから28 – Gynecologist「婦人科医」
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YouTubeの動画にて。
私が30年以上に渡って敬愛しているカナダのDavid Cronenberg監督が、同じく30年以上まえに撮影した「戦慄の絆」についての逸話を話す動画があります。
それを観るたび、私は吹きだしてしまいます。
監督の表情や言い方が何度観てもおかしい。
(今もこのブログを書きながら、私は“Gynecologist, Gynecologist”とお経のように唱えては一人でゲラゲラ笑っています。笑)
製作にこぎつけるまでに約10年の歳月を費やしたそうなのですが、その理由のひとつが、「主演男優がなかなか決まらない」。
役柄は、一卵性双生児の男性婦人科医二人。
役者さんは一人二役で、婦人科医の弟とその兄でいまは手広く病院経営をしている人間を演じます。
以下、YouTubeで観た監督の説明。
「アメリカのあるアングロサクソン俳優に打診すると、彼は役柄が双子である、ということにえらい難色示して断ってきた。一人二役が役者としてどうもひっかかったらしい。もうひとりはイタリア系で、彼は役柄が“Gynecologist”だということに強い拒否感を示してきた。取り付く島もない。全然受け付けなかったね。”No”だって」
興味津々で監督の話にすっかり引き込まれていた私は、「へぇ、いったい誰なんだろう」とあれこれ推測することに。
そしてあるとき、また別のCronenberg監督セッションをYouTubeの動画で見ると、今度はしっかり、「だれそれに頼んだらどうとかこうとか」と、名前をあげている。笑
ああ、あんな名優たち(どちらもアカデミー賞を受賞している)なら、ひとくせもふたくせもあるCronenberb監督の作品や役柄には、演じるメソッドもアプローチ方法も重なる部分が見つけられなかったのかも、と思ったり。
(W.Hはアングロサクソン系なのね。へぇ。
R.DeNがイタリア系なのは有名だけど。大笑)
そんなことを私は想像し、“Gynecologist”という言葉がしっかり「ツボ」にはまっていつも噴出してしまうのです。
Cronenberg監督はお話が本当に上手です。
Google翻訳では「産婦人科医」と出る単語。
Cronenberg監督は「婦人科医」という意味で使っています。
ちなみに、映画の中では出産シーンはひとつもありません。
主演のJeremy Ironsはひたすら、女性患者を問診し内診し、ときには外科手術を施します。
エイリアンの爪のような器具を使って。
●”Gynecologist”の発音。
1) ガイ
2) (母音はあまり発音せずに)「N(a/e)」
3) コ(ここが一番、音程が高い)
4) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Lo」
5) ジ
6) (母音なしで)「ST」
7) ガイ + 「N(a/e)」 + コ + 「Lo」 + ジ + 「ST」