今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「Not new」について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから44 – ”Not new” 「今に始まったことではない」
●”Not new”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパス44 – “not new”「今に始まったことではない」
“not new”という英文をみたときにどう訳すか。
★新しくない。
★新規性がない。
★新参者ではない。
★新品ではない。
「今に始まったことではない」。
何を訳していた時だったのかは今となってはまったく覚えていませんが、そのときに和訳していて「今に始まったことではない」と訳すのがしっくりくる、と私は思ったのかもしれません。
いちプロとして注意したいのは、「新しくない」ことだからと
「古い」
と和訳しないということ。
勝手に解釈しないということ。
英文の筆者(あるいは話者)は”not new”としたのであって、”old/acient”としたのではない。
そう表現した筆者の意図や思惑があるかもしれないからです。
たとえ意味として「not new = old」ということを書いていたとしても。
「古い」と感じるのは読み手。
翻訳者ではない。
それがプロの技量ということだと思います。
●Not newの発音。
1) ナッ
2) (母音なしで)「T」
3) ニュゥ
4) ナッ + 「T」 + ニュゥ