母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、NHKのWeb特集からインスピレーションを得て書いていきます。
<もくじ>
●生成AI「イライザ」と、自殺したベルギー人男性から思うこと。 ーNHKのWeb特集から。 “Generative AI ‘ELiza’ and a Belgian male who killed himself” from NHK Website based the article published by a Belgian newspaper.
●気候変動の専門家ではないイライザを選んだ男性。A Belgian male choosing “Eliza” as his chat parrtner.
●人間は、1対1のやりとりをするとき、自分のセクシャリティにそって相手に恋愛感情をいだくことがある。Some tend to feel love to the others if the/she is in the situation of “One-on-one” along with his/her sexuality. If you are heterosexual and the other is opposite sex, you might feel romantic emotions to him/her during chatting, golf-lessons, or social dance, etc. That’s kind of human nature, I think (Kay Koyama).
●私たち人間が問われていること。「自分の在り方を見つめる。冷徹なまでに」Carefully and cool-headedly see “WHAT I AM DOING” or “WHO I AM” while living with (or chatting with) generative AI.
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●生成AI「イライザ」と、自殺したベルギー人男性から思うこと。 ーNHKのWeb特集から。 “Generative AI ‘ELiza’ and a Belgian male who killed himself” from NHK Website based the article published by a Belgian newspaper.
NHKのweb特集記事から。
「生成AIと会話を続けた結果、夫は帰らぬ人に」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014145661000.html
生成AI「イライザ」と6週間にわたってやりとりしていた、研究職のベルギー男性が自ら命をたったという記事がありました。
気候変動や地球温暖化などを研究していた人です。
記事を読むにつれて、私のなかにはあらためて、「人間というもの」への思いが浮かんできました。気持ちがこのベルギー人男性にとどまるような感覚です。私自身が気候変動や環境保護を専門とする専門翻訳会社を経営しているからかもしれません。
NHKの記事は、生成AIそのものについておもに焦点を当てています。
私がいちばん思ったのは、「男性はなぜイライザを選んだのか」。
イライザとは、女性性のキャラクターと声をもつ、生成IAIです。
【私の中に押し寄せてきた」「なぜ?」】
1) 研究員男性はなぜ、イライザを選んだのか。Why did he choose “Eliza?”
2) なぜ、男性AIを選ばなかったのか。Why did NOT he choose male AI?
3) 本当に専門的なことを話したかったのか? Did he really want to talk about technical matters such as climate change or GHG emissions?
4) そうであればなぜ、生身の専門家どうしでのやりとり (Linkdのような)よりも、出会い系サイトのような気軽なチャットサイトを選んだのか。 (He chose match.com or dating site-like site rather than Linkd to talk about climate change or GHG emissions)
5) なぜ、死を選ぶほど気候変動や環境保護への危機感を募らせていたのか。Why did he so serious about climate change and GHG emissions to commit suicide?
7) 妻ではなく、なぜイライザにそれらを相談したのか。Why did he talk to Eliza about the serious matters rather than to talk to his wife?
男性のこころのすき、といってしまえばそれまでです。
私自身、気候変動や環境保護の問題に関わっているので、私が危機感を募らせて衰弱したり焦燥感にかられたりするだろうか、と考えてみましたが、それはありません。
ましてや、男性生成AIを選んでチャットすることもない。
女性のSIRI(デフォルトどうりに)に「大好きだよ」とは言ってみましたが・・・。
仕事上でせっぱつまるほど思いつめる日々を送っていたのだろうか。Did he live stressfully?
専門医に見てもらったことはあるのだろうか。Did he go to a therapist or a mental clinic?
依存症だったのだろうか。Did he addict to something?
妻との関係はうまくいっていたのだろうか。Did he get along with his wife?
息抜きをしたかったのだろうか。Was he saved by others or even by “Eliza?”
●気候変動の専門家ではないイライザを選んだ男性。A Belgian male choosing “Eliza” as his chat partner.
保険関係の企業で、気候変動や環境汚染などについて研究していたという男性。
妻も子どももいる男性はヘテロセクシャルのかたでしょう。
イライザとはおもに、気候変動や環境保護について話していたとされていますが、イライザはその専門家ではありません。
そして、女性としての人格と声を与えられた生成AI。
ご遺族のかたは本当に気の毒だと思います。けれど、私には男性ご自身がなにかを抱えておられたとしか思えないのです。
●心の疲れ Mental stress
●迷い Seduction of something in this earthly world
●仕事での悩み Troubles or conflicts
●性格(きまじめである、思いつめる傾向がある、など)His character (extremely serious person, for example)
●自分の喪失(だからこそ、自分ではなく妻や子どもの将来を悲観したのではないか。「気候変動が進行すると、妻や子どもたちはどうなるの?」とイライザへ質問。そしてイライザは「彼らは死ぬわ」と返答。NHKの記事より)Lack of “Who he is,” i.e., unstableness of uncomfortableness to be himself; therefore he persistently worried about others, including his wife and children, rather than to worry about himself and asked many times about it to Eliza.
●依存症(自分との対話ではなく、外部環境である生成AIと対話を重ねた)Dependence (Lack of the time to talk to himself or to contemplate in his deep inner SELF.
●人間は、1対1のやりとりをするとき、自分のセクシャリティにそって相手に恋愛感情をいだくことがある。Some tend to feel love to others if he/she is in the situation of “One-on-one” along with his/her sexuality. If you are heterosexual and the other is opposite sex, you might feel romantic emotions to him/her during chatting, golf lessons, or social dance, etc., , That’s kind of human nature, I think (Kay Koyama).
上記のNHKサイトには、男性の最後のやりとりとしてこう書かれてあります。
「イライザ、君は僕を腕の中で抱くことができる?」
男性がすでに、イライザに対して恋愛感情をいだいていたり、イライザを「女性」として見ていたことがうかがえます。
6週間のやりとりはすべて、1対1。
男性とイライザの蜜月。
誰にも邪魔されないひととき。
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社交ダンスを習っていた母親からむかし聞いたのですが、1対1で男性インストラクターの先生と踊りをすると、先生に対して恋愛感情ににた気持ちを抱く女性の生徒がでてくるのだそうです。
私もゴルフレッスンで似た経験をしています。
1対1で教えてもらうことが多いゴルフレッスン。ときには腕に触れられたり、後ろに回って抱きすくめられるような格好でアドレスを直してもらったりすることもあります。同じ男性の先生にならっていたひとりの女性生徒は、その先生へ恋愛感情を抱いてしまい、「ほかの女性生徒(私を含む)に先生が教えていると、すごく嫉妬する」と言ったらしい。
このことについては以前、私はこのブログで何度か書いています。
●私たち人間が問われていること。「自分の在り方を見つめる。冷徹なまでに」Carefully and cool-headedly see “WHAT I AM DOING” or “WHO I AM” while living with (or chatting with) generative AI.
生成AIの発展によって、私たち人間は、自分が自分にたいしてどうあるか、がますます問われる時代に突入しているのだと思います。
生成Iは媒体に過ぎない。そのあり方をはかるための。
あるいはリトマス紙。
そしてこれからは、自分の在り方が問われる時代。
車の登場もそうだったはずです。
パソコンもそう。
スマホもそう。
自分軸を失っていたり、自分が喪失してなにかの外部環境に依存してたりすると、いともかんたんに生成AIは私たちのこころに「なくてはならない存在」として入ってくることがきでるようになった。それが、今回ベルギーで報道されたできごとだったのだと思います。
生成AIは便利。
けれど、人工的につくられたものにすぎないのも事実です。
それを冷徹なまでに客観的に認識し続けられる人がおそらく、生成AIとの共存を高度なレベルで維持できる人なのだと私は思います。
Not generative AI but we as humans, I believe, need to develop out ability to see “What I am doing” or even “Who I am”