⚫️2025年大学入学共通テスト(再試験)「英語リーディング」第八問 (1)

今年の1月25日に実施された、再試験の大「英語リーディング」第八問について今日と明後日で取り上げます。
今日はまず、冒頭部分と設問から先に見てまいります。問題文の「世界」や情報を先に仕入れるためです。
(2025年大学入学共通テスト.再試験の「英語リーディング」は、「著作権の手続きがすみ次第、大学入試センターのWebサイトに掲載されるそうです。私も後日に、こちらに貼り付けますね)
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冒頭部分を読むと、「私」は動物園についての”Essay”を書くという設定です。
このブログで何度か私は触れていますが、英語で”Essay”というときは、日本語の「エッセイ(随筆)」というよりは、どちらかというとアカデミックな側面のある「クリティカルライティング」に近い。
3つの段階があるとのことで、
1 まずは問題文である「ネットにあった動物園にかんする賛否両論」(pros and cons)を読み、
2 自分の意見を構築し、
3 さらに資料を利用して概要を作る
のだそうです。
では設問を見ていきましょう!^ ^
問1
選択肢は4つ。
正しいのは一つだけですが、”Indira”という人(おそらく女性)が出てくるのが分かります。
どれが正解かはもちろん本文を読んでみないことには分かりませんが、動物園に対してなんとなく否定的な意見が2つ、肯定的なものが1つ、そして何故か「刑務所」が必要である、という意見が1つ。それぞれ幅広い切り口となっています。
問題文を読むのが楽しみですね^ ^。
問2
ここでもさらに登場人物が把握できます。”David”と”Yo”です。Yoはおそらく中国系あるいは華人ですね。テェリストのヨー.ヨー.マ(Yo Yo Ma)と同じです。
またもや、最後の選択肢が「?」です笑。なぜか「環境保護活動」となっている。動物園とどう関係があるのか。読んでみないことには分かりません。
いずれにしても、選択肢を先に読むことで、問題文にはこんなことが触れられていることが分かりました。
★動物園は感染症に影響があるのかないのか。
★動物園の所在地の特徴(大都市か?地方か?)
★動物園の人にたいする影響。
問3
40と41を埋める問題です。
選択肢を見ると、人の名前が書いてあります。設問は、「動物園を保護(賛成)」する立場をとっています。
よって、問題文を読む時は、「動物園に反対」している人物ではなく「賛成」の意見を言っている人を探します。
ちなみに、”Pros and cons”とは、「賛成の立場と反対の立場」という意味です。ディベートで良く使われます。
そして、40と41で選んだ人たちに共通する意見を42で選びます。おそらくどんぴしゃりの文言はない笑。読んでじ自分の頭で咀嚼し、その共通点を要約するのだと思います。
問4
さぁて。
いよいよ概要を作っていきます。なんと2ページにわたる大スペクタクル!笑
なにやら「理由2に合致する選択肢」を選ぶらしい。選択肢に目を通すと、動物園の役割や、環境や社会に対する有益性について書かれてあるようです。
読むのにかなりの集中力がいると思う。
問5
「理由3」について。
子どもたちのための動物園という「資料B」を裏付ける選択肢を選びます。
選択肢を見ると、問題文にはこんなことが書いてあるのが把握できます。
★子どもたちの好きな動物の種類とその割合。
★日本における動物園の動物の割合。
★ペットと動物園で飼育されている動物の違い。
⚫️”Pros and cons”の発音。

1 「P」
2 「Ro」
3 「Sa」(連結発音)
4 「N」
5 コン
6 「z」