今日の記事では、権威ある人や著名人、「信頼おける筋」からの情報や人の紹介ということについて書いています。
<もくじ>
●権威、著名人、「信頼おける筋」の話・付き合いにはワンクッション、おく。
●人の紹介もしかり。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●権威、著名人、「信頼おける筋」の話・付き合いにはワンクッション、おく。
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昨日の日経新聞を読んでいて、フェイクニュースを真実だと信じてTwitterにて拡散してしまった一般女性の話に改めて感じたことがあります。
社会学などでも研究されているのですが、人は権威付けや著名人、「信頼おける筋」には弱い傾向があるということ。
その女性も、「実名の元編集者による情報だったため」内容を完全に信じてしまったとのこと。
Twitterがまだ存在しなかった20年ほどまえに、私も知人から「著名なだれそれさんの情報です」としたデマに基づいたメールを受け取ったことを思い出しました。善意のチェーンメールでした。
TwitterやSNS、ネット記事でも次のような条件がそろっていて、なおかつ社会的な地位もある著名人、「信頼おける筋」の情報となれば、私もおそらく、上記の女性のようにデマやフェイクニュースを信じてしまう恐れはあります。
◇実名である。
◇写真がある。
◇発表・発信媒体が大手企業である(TwitterやいわゆるGAFA、有名新聞社等)。
◇政府や有名大学と関係している。
社会的な地位のある人や著名人、「信頼できる筋」の情報となれば、私を含めて多くの方がおそらく、「その人がその情報の信頼性を担保してくれている」と思っているところがあるのだと思います。
名前も知られてるしデマ情報をわざわざ流さないだろう、と。
だから信じてしまう。
けれど、いまの時代、デマやフェイクニュースは日々、目にしているといっても過言ではない。
友人知人からの情報を含めて、私たちは秒刻みでニュースやお知らせを受け取ってます。
スマホという便利な機器の登場によって。
SNSやTwitterという気軽なプラットフォームの登場によって。
人から聞いたこと、とくに社会的な地位ある人や著名人、「信頼できる筋」のものは、はじめから疑ってかかる、くらいの姿勢がいま、求められているのかもしれません。
これだけ多くの人たちが情報を気軽に手軽に送受信できる世の中になったからこそ。
私が20年前、上記の「フェイクニュース」に基づいたチェーンメールにひっかからなかったのは、別の友人が「こういうチェーンメールが出回っているらしい」という噂を事前におしえてくれたからです。
さらに。
そのころからすでに言われいたことであり私も体験したことですが、ネットでの意見や情報は、その発信者にとっては「自分ひとりが送信したこと」であっても、受信する側にとっては同じ内容のものであれば、かなりの大ごととして受け取りやすいのです。
情報が過剰に増幅されやすい。
オンライン上で自分が意見表明するときは立ち止まってから送信ボタンを押す。
「自分が意見表明する必要性はあるのかどうか」
「すでに同意見が出そろっていないか」
「自分が言葉を放つことでネット上にはどんなことがおこりうるか」
1) 送信するまえにワンクッションおいてみる。
2) 情報源をできれば複数、用意しておく。
3) 自分が情報発信することでその情報が過剰に増幅されないか、考える。
4) 便利な機器、プラットフォームへの依存度を見直す。
●人の紹介もしかり。
以前このブログで、私が卒業した青学のビジネススクールにてあった「ある教授の紹介による人事に問題」について私は書いたことがあります。
学内でも発言力があり学生からの信頼も厚かった教授による人の紹介です。
その教授が、ご自身と旧知の間がらであるというかたを事務職として紹介して、そのかたが実際に青山ビジネススクールの職務に就かれたのですが、1年ほどだったころに突然、休職願を出されました。
他の教授から聞いた話では、心身の健康を損ねたかなにかで、ある日突然、「学校に来なくなった」。
それによって当時の研究科長をはじめ、まわりの教授等がそのかたの仕事を一気に引き受けざるをえなくなり、私にその話をしてくれた教授自身、その多忙によって体調をくずしてしまったそうです。
人の紹介は難しい。
これは私がまだ駆け出しの会社経営者だったころにある大先輩から忠告されたことです。
「人の紹介は難しいですよ。気を付けたほうがいい。安易に人を誰かに紹介したりしないほうがいい」
自分がいい、と思って紹介した人であっても、良きせぬことが起こることがある。その大先輩もご自身でそれを経験されたことがあるのだそうです。
紹介されたほうは、社会的な地位(大学教授)があって信頼できる人だと思えばこそ、そのまま即採用しやすいと思います。
ある程度仕方のないことではあります。
ビジネスも信頼できる人からの紹介は重要要因の一つとなっています。新しい案件を始める際や外注する際、よく知っていて信頼できる人に「いい人(企業)を紹介してほしい」と頼むのが一般的だからです。
でも、人の紹介もデマやフェイクニュースと同じく、「たとえ権威ある信頼できる人からのものであっても、問題が起こることはある」という視点はつねに求められている。
腹ぐくりとしてもいい。
それがいやなら、権威ある人や著名人、信頼できる筋を頼らずに、専門の人材紹介会社を頼ったり入札制度を設けたりする必要が出てくると思います。
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“小山ケイの人生ドリル70- 権威、著名人、「信頼おける筋」の話・付き合いにはワンクッション、おく。フェイクニュースや人の紹介等。Always be careful of fake news even if the source is authority or household-names.” への3件の返信
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