今日は「英語のなかにあるキリスト教とユダヤ教」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●英語圏のnativesと意志の疎通を図るために、キリスト教やユダヤ教について少し頭の隅にいれておくとよいかもしれない。
●そのほか、私がキリスト教やユダヤ教を想う英語。
●キリスト教やユダヤ教について知ろうとすることは、英語圏の多くの人に寄り添うことだとも思います。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●英語圏のnativesと意志の疎通を図るために、キリスト教やユダヤ教についても少し頭の隅に入れておくとよいかもしれない。
記事のタイトルに宗教をいれていいものかどうか迷ったのですが(笑)、今日の記事はもちろん、宗教の話ではありません。
そうではなく、英語圏の人の多くがキリスト教徒であったり、あるいはいわゆる知識層と呼ばれるひとやハリウッドスターなどのような、社会に影響力のある人たちの多くがユダヤ教徒であったりすることから、英語圏でnativesと意志の疎通を図るために、そのかたがたの宗教について日ごろから学ぶようにするとより英語での理解がしやすい、ということが今日のテーマです。
英語圏に長年住んだり英語圏のnativesと小さいときから意思の疎通を図ってきたかたならお分かりいただけるかと思うのですが、英語圏の文化や言葉にはキリスト教やユダヤ教が色濃く反映されるときがあります。
たとえば、次のような英語。
blessing
grace
pray
love
confession
sin
doomsday
angels
holy
apocalypse
good neighbors
いずれも私が耳にすると、キリスト教のイメージが浮かんだりキリスト教やユダヤ教にとても深く関係する英語のように感じたりします。
英語圏の新聞や雑誌などを読んでいると、聖書に載っている逸話を引用したり、単語を変えつつもその逸話をもとにしている、ということもあります。
◆良きサマリヤ人のたとえ。(Good Samaritans)
◆山頂の訓戒 (Sermon on the Mount)
など。
人名もそうです。
下の名前が聖書にちなんでつけられている英語圏のnativesは多い。
私が10代のころにLAでホームステイしたとき、ホストマザーは娘さんと同級生の男の子について噂話をするさいにこう付け加えました。“His name’s from Bible.” Aaronという男の子でした。
「お名前は?」と聞いて、聖書に登場する人物と同じ名前だったりすると、「ご両親は敬虔なクリスチャンだったのかな」と私などは想像します。
あるいは、その土地にとてもゆかりのある聖人の名前だったりすると、「ご先祖様はそこのかたなのかしら」、とぱっとひらめいたり。”I’m Patrick”なんていわれると「アイルランド系かな」と思い、Andrewだと「スコットランド系かな」と思い。
Michael…Archangel Michael 「マイケル」は旧約聖書に出てくる大天使ミカエルを英語読みした名前です。ミハエル、ミシェル、ミッキー、マイクなどもおなじ。
Gabriel..Archangel Gabriel 「ガブリエル」もおなじく大天使です。ゲイブと短くして呼ばれる人もいます。
Rafael...Archangel Rafael 大天使ラファエル
Paul…パウロ
John ヨハネ
Davidダビデ(王)
Mary マリア
Naomi ナオミ
Ruth ルツ
Mathew マタイ
Mark マルコ
Luke ルカ
聖書からとられた人名だと知っていれば、「大天使ミカエルからつけられたのですね」とスモールトークができることもあります(「ちがうよ。マイケル・ジャクソンからだよ」ということもありえますが・・・)。私は米国大学に留学していたとき、同級生のnativeに“Archangel Gabriel, right?”と反応して、「よく知ってるね!」と本人から感嘆されたことがあります。
nativesの会話やマスメディアにはよく、キリスト教やユダヤ教に関する言い回しがでてきたり影響を受けた表現がでてきたりします。非英語圏のひとが英語を使ってnativesと意志の疎通をよりよく図るために、彼らの宗教について知っておくと話が弾むこともある、ということを今日はお伝えしました。
彼らの宗教に思いをはせる、ということを私も長年、実践中です。良き隣人になるために (To be a good neighbor)。
●そのほか、私がキリスト教やユダヤ教を想う英語。
Save
forgiveness
crucify
crusade
Stigmata
shepherd (Shepherd)
trinity
“Father”
wine and bread (which represent the blood and flesh of Jesus Christ)
holy spirit
●キリスト教やユダヤ教について知ろうとすることは、英語圏の多くの人に心を寄り添わせることだと思います。
英語圏の多くの方がキリスト教徒であったりユダヤ教徒であったりします。英語で意思の疎通を図るためにそれらの宗教について知ろうとする、ということももちろんなのですが、英語を話している私の感覚からすると、「友だち(知り合い)やそのご家族、あるいはご先祖様が信仰している(た)宗教について知ろうとしてみる」という感じですね。
だから、英語を習いたての中学生なり高校生なりがそれらの宗教について知ろうとしても、もしかしたらモチベーションはあまりあがらない可能性はあります。
でもたとえば仕事や留学などで英語圏のnativesと仲良くなりはじめれば、その人のことを知るために聖書に目を通したり調べたりする機会を自分でみつけたくなるかもしれません。相手がボーフレンドだったりガールフレンドだったりしたらなおさらでしょう。
クリスマスシーズンの挨拶が“Happy holidays!”と言われ始めたのはなぜかな、とか、Thanks Giving Dayってどんな日なんだろう、とか、Easterってなに?とか、興味がもたげてくるのではないですか?
ご自身の英語nativesのお知り合いや同僚、ご友人、そして大切な人をもっともっと知ったり寄り添うために、そのかたがたの中心にある可能性がある宗教にも敬意を払いながらぜひ思いをはせてみてくださいね。
“【英語】英語圏のnativesと意思の疎通を図るために、キリスト教やユダヤ教についても少し頭の隅に入れておくとよいかもしれない。” への10件の返信
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