今日の記事では、母校の青学から単位を持って米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営している私が、「Diversity」という英語について書いていきます。
<もくじ>
●【サステナビリティ英語】”Diversity”「ダイバーシティ」
●”Diversity” or “Diverse”の使い方。
●”Diversity”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●サステナビリティ英語:Diversity「ダイバーシティ」
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日本語のカタカナで「ダイバーシティ」と記される“Diversity”.
米国英語では「ディバーシティ(ディー)」のような発音です。
なぜ米国英語の読み方ではなく、イギリス風の「ダイバーシティ」という読み方がカタカナとして日本で定着したのかは私はよくわかりません。
(はじめて「ダイバーシティ」というカタカナにお目にかかったとき、「東京お台場のなにかかな」とすら思いました・・・笑)
「多様性」と訳されることが多いですね。
それも人間の社会活動を表すときに。
ブーム感のあるSDGs(ねこもしゃくしも)ですが、この世の中はいろいろな人が住んで社会を作っているのだから、わざわざ”Diversity(ダイバーシティ)”と言うまでもない、と私は思っています。
あたりまえのことを、鬼の首をとったように「ダイバーシティやってます!」と日本企業が言うのは違うよな、と。
(いろんな人がいるのにそれを無視してビジネスしてました、と反省するなら分かるが)
さらに。
偏った考えの人間がいたり、いわゆる刑事事件を起こす人間もいたり、「それも多様性(ダイバーシティ)ではないか」と指摘する人もいるでしょう。
多様性(ダイバーシティ)を認める=善
とは限らない。
某国では政治的活動として、議会議事堂を襲撃する事件が最近ありましたよね。
あれも多様性の表現、と言われればそれまでです。
SNSの誹謗中傷もそう。
「自分の考えを表現してどこが悪い。ダイバーシティダイバーシティと言うではないか。私の考えや意見もダイバーシティのひとつだ」と、誹謗中傷者や暴力沙汰をおこす人たちは言うかもしれない。
私にとっては”Diversity”という言葉、とても扱いづらくてくせものだ、というのが正直なところです。
だから、私自身はこの言葉を使うことはあまりありません。
「いろいろな」ということを表すときに“diverse”という形容詞を英語で使うことはありますが。
だいたい、お題目のように「うちではダイバーシティに力を入れてます!」と日本企業が宣伝することも可能です。
たとえその企業の女性管理職の割合が1%に満たないとしても。
男性社員の育児休業取得率が皆無だとしても。
社内結婚後はどちらかが退職せざるを得ないとしても。
社内託児所が皆無であるとしても。
リモートワークが50%未満であるとしても。
中途採用者はほぼ皆無であるとしても。
「いろんな人種・民族・宗教・文化を背負った人、性別、年齢、生活形態、仕事、既婚・未婚、事実婚、別居婚、通い婚、年の差婚、同性婚、同性カップル、子供の有無など、それぞれの立場が違うとしても、なにかひとつのものを一緒に創りだす機会があるときに、それぞれの立場を否定したり揶揄したり攻撃したりすることなく、より良いものを創りだそうという目標のもとで礼儀をわきまえつつ協働する」
というのが、私の考える、いわゆる「ダイバーシティ」ではあるのですが・・・。
年齢を重ねるごとに、「ああ世の中はホントいろんな人がいるんだな」とつくづく感じますよ。
たくさんの人と話をすればするほど。
話す前まではわからないけれど。
*さいきんも、知り合いの30歳の男と話していて、ひとまわり以上年上の女性といわゆる「デキ婚」することとなったと知りました。
女性は40代。二度目の結婚。そして成人した子どもが二人いる人です。
彼にとっては弟・妹みたいな年齢の義理の子どもたち。
一昔前はたしか、「(結婚相手や彼女にする)女は一回り以上年下の若いのがいい」という幻想に近い価値観がある一定の男性にはあるように言われていたと思うのですが、そういって十把ひとからげに人を扱ってはいけない、と子どもの誕生を心底楽しみにしている彼をみていてあらためて感じましたね。
可愛くて聞き上手な人なんだろうなぁ、お相手の女性。
【ひとつのものを創りだす例(私の場合)】
★社会
★ビジネス
★ボランティア活動
★創作活動
★スポーツ
★地域コミュニティ(PTAや行事など)
★自己啓発活動(通学やセミナーへの参加など)
●”Diversity” or “Diverse”の使い方。
Diverse colors
Biodiversity
Diverse situations
Diversity of races and ethnic groups
●”Diversity”の発音。
1) ディ・ダイ
2) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Va」(ここが一番、音程が高い)
3) (米国英語)(舌先を口腔内に軽く巻いて)「R」
4) シ
5) 「Ti/Di」(いずれもの中間のような音)
6) ディ・ダイ + 「Va」 + 「R」 + シ + 「Ti/Di」
*5)のような発音の理由は、舌先の動きがより、最小になるからだと思います。米国英語でとくに顕著です。
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