今日の記事は、人に良い印象を与えるひとつの方法として、
いまいちど、似たような響きの日本語を取り出して、
それぞれの印象を比較することについて書いています。
●人に良い印象を与えるために、いまいちど、言葉をピックアップして、それぞれの印象を比較してみよう。
●たとえば、こんな言葉の比較ができます。
昨日は下の記事を書きました。
●言葉にはそれぞれ印象の違いがある。人に良い印象を与えるために、いまいちど、言葉をピックアップして、それぞれの印象を比較してみよう。
それぞれの言葉の響きはとても主観的。
なので、ひとつの言葉から
かならずしも全員が
同じ印象をうけるわけではない。
けれど、わりと大勢の人が
似たような印象を受ける言葉や
言い回し、
使い方などは確かに存在します。
それは何語であっても同じ。
物心ついたときから日常生活で人とコミュニケーションをとるときに微妙なニュアンスや印象を学んでいったり、状況によって使われる言葉が違ってくることなどを体験として習得していくからだと思います。
たとえば、「了解です」。便利だし、仕事仲間や社内ではよく使われる。私も親しい人や相手と打ち解けたいとおもったときに無意識に「了解です!」と言っていたりします。
でもこの言い方、店員がお客に言うのは御法度でしょう。
ものすごーく慣れ慣れしく聴こえるし、なんだか仕事仲間から言われたように感じて場違いに聞こえます。
私はこれを店員から言われたことがあるのです。笑
びっくりしましたね。
それなりの金額を払う某レストランにて、「ワインはこれこれで、メニュはこれこれでお願いします」とオーダーするたびに、店長だというその50歳前後の男性は笑顔で、「りょーかいです!」というのです。
彼が、「りょーかいです!りょーかいです!」というたびに、私はよっぽど、「そのいいかた、失礼に聞こえるからやめたほうがいい」と言いそうになりました。
でも、10代20代の若者ならいざしらず、いい年こいたおっちゃんにわざわざ言うのもねぇ。
かかずらあいたくもないし。たぶん、彼にそれを指摘できる人はよほどの年配者か雇い主ぐらいでしょう。店員から「りょーかいです!」と言われたの、私は後にも先にも、そのおっちゃん店長からだけです。
日本語には、店員が顧客に言う「了解」と同じ意味で、「かしこまりました(Kashikomarimashita)」という言葉があります。それを知っていて、しかも日々、接客用語として練習していれば、店員として顧客に接客する際、「かしこまりました」と無意識に言えるようになるはずです。
教育の行き届いているところでは、店員や従業員が「かしこまりました」と言ってくれます。
毎日のように全員で唱和するところもあります。接客用語として。「わかりました」という日本語でも接客されているニュアンスは「かしこまりました」より少ない。「了解です!」よりはましだけど。
★おそれいります。
★頂戴します。
★ご所望
★お入り用
★お手すき
上記と同じような意味合いで、
「申し訳ないです」「かたじけないです」
「それ、もらいますね」
「こっちによこしてください」
「いくついりますか?」
「いくつ欲しいですか?」
「ひまなときに連絡ください」
「時間あるときにこっちに来てください」
なんて言葉がありますが、これを店員から言われたりすると、お客としての私には変に聞こえます。仲間と話す言葉の末尾に、単純に「です・ます」がついただけ。少なくとも接客用語ではないです。私には。
接客だけではなく、たとえば仕事で部署内や部外、社外の人たちとやりとりしたり、友だちとやりとりするさいにそれぞれの日本語がどんな響きを与えるのか。いちど立ち止まって考えるのは良いことだと思います。
言葉のいいまわしひとつで、人の気分を逆なでしたり、良い気分にしたり。すくなくとも私などは、相手の言葉から上機嫌になったり、むかっぱらたてたりしますよ。
小さいときから良くも悪くも、なんか敏感なのです。人の言葉づかいや感情というものには。でも、私ひとりでは決してないのです。そして、私のように相手の言葉づかいにやけに敏感な人間が面接官だったり上得意の取引先だったりいうことだってありえるわけです。
●たとえば、こんな言葉の比較ができます。
私がびんびんに反応する言葉に(笑)「感心する」という言葉があります。この言葉ってどこか、上から目線でものを言っているように私には聞こえてしまうのです。
どうですか?
なんかやけに冷静に相手の一挙手一投足を観察していて、自分の感情はどこかへ置き去り、それでもって相手から距離を持って「それでいいんじゃない?」と言ってるみたいなニュアンス。
いや、ものすごーく目上の人とか学校の先生、習い事で教えてもらってる先生とかから言われるなら問題はない。私が「え?」と立ち止まってしまうのは、同等の立場の人から、「あなたの意見に感心した」なんて言われたとき。
えらいマウンティングされているように聴こえる。とっさに。
なんなんだろね。笑
漢語だからだろか。漢語もくせもの。大和言葉や日本語よりも堅苦しく、学者然としたように響く言葉が多い気がします。
上の「了解」もしかり。
だからまだ、「わかりました」と店員から言われるほうが、可愛げを感じてしまうのです。私は。
私が「びみょーだな」と思う言葉を羅列してみます。もし、あるある、がありましたら、ご自身でもその理由を考えてみてくださいね。
そして、良い印象を与える言葉のほうを状況(TPO)にあわせて使ってみる。きっと人気者になりますよ!「●●さんといると、大切に扱われているような気がしてくる」となるんじゃないかな。
1)「~していただけますか?」と
「~してくださいますか?」
2)「ありがとうございます」と
「すみません」
3)「あなたのことをとても心配しています」と
「あなたからしばらく連絡がなかったのは、夢を実現させるために時間かけていたからなんだね。実現させておめでとう!」(うえの太文字の一文は、私が実際に言われた言葉です)
4)「感心する」と「影響受ける」
例)あなたには感心する。
あなたに影響を受けたわ。
5)「そっち」と「●●●さん」
(これも私が言われたことです。「そっちはどうなの?」他人を名前ではなく方向の指示代名詞で呼ぶ人はときおりおられます。そう呼びたがるかたには方向指示器を進呈してさしあげないとね。
だいたいさ、私は方向じゃないわい。そっちだのあっちだのこっちだの(笑)。
“「人に良い印象を与える」-日本語をいちどピックアップして、人に与える印象を比較してみよう。” への1件の返信
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