ゆるぎない「One and only」は地味な一歩からこつこつと、がいちばんの近道です。たとえば楽器の基礎レン。

今日の記事は、確かな力となるのは地道な継続性である、
ということについて書いています。
●地味な一歩を着実に進む。
●では、中年がすべきこと。
昨日は下の記事を書きました。



●地味な一歩を着実に進む。それがあなたの力になります。たとえば楽器の基礎練習。

サントリーホール

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楽器の演奏には基礎練習があります。

スポーツでいえば、日々の入念なストレッチや

走り込み、

打ちっぱなし、

バッティングフォームの練習

などに当たると思います。

楽器の基礎レンは正直、

地味です。

私が12のときから演奏している

ドラムやパーカッションであれば、

大きな鏡のまえに向かって、

メトロノームをならしながら、

ひたすら

練習用スティックを使って

四分音符、八分、十六分、三連符、

ロールをえんえんと練習台に

打ち続けます。

鏡で自分のフォームを確認しながら。

音符が細かくなるにつれて、

両肩から両肘、手首、そして指へと、

動きは最小になっていくことを

確認したり、

左右の腕の形を確認したりするのです。

力まかせで打っても

楽器は鳴ってくれません。

パーカスの楽器は、

「広げたハンカチを片手で持って、

その先をひらひらさせるイメージ」

で打つと良い

と私たちはプロの打楽器奏者の先生から

教わりました。

そうなるように、

フォームを確認し、

正確なリズムがきざめることを

めざすのが基礎レンの目的です。

正確なリズムを刻んでいれば、

メトロノームの「かち、かち」

「ぴっぴっ」という音と

完全に同調します。

だから、メトロノームの音は

聞こえなくなります。

そうなるには、

ひたすら地味な練習をするしかないのです。

これは人生においてもいえることだと

私は若いころから感じていました。

結果からアプローチしたがる人は多いですが、

基礎レンに答えがあります。

地味な物事の中に、

「One and only」となりえる、

秘密が隠されている、

というのが

私が長年の人生のなかで得た

真理です。

たとえば。

見栄えも良くて、

演技力もある

映画俳優さんやテレビ俳優さんでも、

セリフの暗記」という

地味な作業があります。

優れた俳優さんであるほど、

発声練習や体力づくり、

普段からプライベートで

芝居を観に行ったり

ほかの役者さんたちのセリフ回しを

勉強したりしているはずです。

自分の感受性を高めるために、

本を読んだり、古典と呼ばれる

芝居の台本を読んだりもしているでしょう。

でもこういうことは、

華やかな画面には映っていません。

だから、すべての基本は

地味な基礎レンであることを

理解せずに

「トレンディドラマがやりたい

(って古いなぁ。笑)」

なんて勘違いを言い出す表現者が

でてきたりします。

(私がシナリオをかいていたとき、

そういって応募してくる人がいる、

と聞きました)

売上高数十億、数百億で

世界的なM&Aを繰り広げる創業者のかたや

高額なチケットが即日完売するような

世界的なアーティストでも、

地味な一歩一歩の積み重ねを

丁寧にされてこられたかたばかりです。

若いうちから経営の勉強をこつこつしたり

BSPLが読めるように

簿記3級ぐらいのレベルから努力したり、

ライブで観客に最高のショーを見せられるよう

日々何時間もストレッチや筋トレをしたり、

練習を重ねたり。

 

私がこのブログで何度も言うように、

「継続は力なり」ですが、

その継続の内容も、

地味な基礎レンのような

一歩一歩の積み重ねを大切にしてこそ。

気づいたときには

あなたが「one and only」となりえる

力をあたえてくれているのです。

●では、中年がすべきこと。

昨日、「中年の価値」について書きました。

中年がすべきことは、

それまで自分が試行錯誤して得た

長年の経験を

世の中に提供したり、

かつての自分と同じように

頑張ったり四苦八苦している

若い世代の背中を後押しすることだと

思います。

でも、それができるのはもちろん、

若いころから人生の「地味な基礎レン」

をやってきた中年だけ。

大学時代は合コン呑み会にあけくれ、

彼氏彼女をとっかえひっかえ、に

大切な青春の大半を費やした人では

せいぜい、

若者の前で虚勢を張るだけだと思います。笑

そういうの、若者に見破られるよ。

だって、うぜーもん。

(「高校生のときに他校の女に酒飲ませて

ヤっちゃった」なんて言ってた同級生が、

「監査役」として某メガバンクのサイトに

写真が掲載されてたときは笑いました。

どんな監査すんだよ、おまえが)

六本木ヒルズから見る新宿方面

1)地道に丁寧な努力と継続性を

たいせつにしてきた中年の

その長年の人生経験に匹敵する

域に達している若者は

まずいません。

年上にすらいないこともあります。

それが、人の役に立ちそうなこと

有益な情報となりそうなことなら、

惜しみなく世の中に提供しちゃいましょう。

いまや、ネットで世界中とつながれる。

Thank God! It’s Internet (TGII)(lol)← Not Friday.

これを利用しない手はない。

人への批判コメントなんて、

ひまじんか若者にまかせとけばいい。

とらやカフェ

2)そして、1)の反対のようですが、

基本は聞き役です。

私も上の世代の人間に、

「自分はこんなことができる。

あんなことができる。

こんなことをしてきた」

と一方的に話されて、

うんざりすることが多々あります。笑

「そんなのこっちはとっくにできてるよ。

ところでたまには

『あなたの話をきかせてください』

とじっくり、

こっちの話に耳を傾けてごらんよ」

と、のど元まで出かかります。

3)若気の至り、という言葉がありますが、

近親憎悪で若いうちはけっこう

若者どうしではライバル意識が強かったりします。

その間にたって緩衝材になりえるのは

経験を積んだ中年だと思います。

会社の部署間でばちばち火花が散っても、

緩衝材の中年が

横ぐしをぶっさして仲を取り持つ。

「●●さんの言うことだから

いうこときこう」

とか

「●●さんは憎めないから、

ま、しょうがないか」

とか。

●●さんとは中年である

あなたや私のことですよ。

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