疲労回復に「リズム感」が有効なわけ。理由3つ。

先日から、「リズム感の重要性について気づいている人は少ない」と、このブログで書いています。

  小山ケイ過去記事】多くの方が気づいていなリズム感の大切さ」

今日は「疲労回復」を取り上げて、リズム感がどう疲労回復に効果的なのか、説明してまいります。



 

昨日は下の記事を書きました。

●リズム感は疲労回復にも効果を発揮します。理由3つ。

Billboard of Lou Tomlinson’s World Tour 2020 Japan (Shibuya, Tokyo) photo by Kay Koyama

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1) リズムは人の気持ちを高揚することが多いから。

2) メリハリがでる。

3) 自分の体内時計に意識が向く。

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●リズムは人の気持ちを高揚することが多いから。

音楽はもちろんですが、リズムのある動きや行動、会話は一般的には人の気持ちを心地よくさせます。といっても、年齢を重ねるごとに動きもゆったりとしてくるのですから、高齢者に向かって「玉入れ競争」にかかるような早いリズムはもちろんむいてません。

話す速度に年齢差があるように、それぞれの年齢によって心地よいと思えるリズムに違いがあるのは当然です。人によっても、速いリズムよりもゆったりとしたリズムが好き、というかたもおられるでしょう。

それゆえ、どのリズムがいい、ということではなく、緩急を含めた「リズム感」はないよりもあったほうがさまざまなことに人の心を心地よくさせやすいと、ということを私はいいたいのです。

「疲労回復」という点では、リズム感を感じると、気持ちにゆとりがでるせいか、自己治癒力が向上したり、安静が得られやすいです。これは私の経験です。

たとえば。

体が疲れているときは、日の動きに合わせて自分も動くようにします。朝は日が出たらほどなくして自分も起床し、外のとりのさえずりと同じく、頭をよく働かせることに費やします。この時間帯は頭もすっきりしているからです。

寝込むほどにつかれているなら一日寝ているのが一番ですが、なんとなく疲れがたまってる、栄養ドリンクでも飲むか、のレベルであれば、日の動きに合わせるのが効果的です。

昼間のピーカンのときは外で活動したり、曇り空や雨空で火が隠れているのであれば、自分も屋内に隠れるようにして(?)活動します。気圧も変化するので体にけっこう負担がかかっている人もいます。私など頭痛や眠気に襲われます。曇り空や雨空のときは。

そして日が沈めば、自分もゆったりと休む準備に入る。体が休むようなお風呂に入ったり、アロマをたいたり、瞑想したり。食事も消化の良い小食を心がけたり。

物理的なものからリズム感を得て疲労回復を促進するのであれば、自分の好きな音楽を聴くという方法があります。音楽は気持ちを高めてくれます。リズムを感じることが多いから。

音楽を聴きながらリズムに合わせて家事をしたり歩いたりすることも、自己治癒力を高めてくれます。心が弾んできますので。ダンスをしているような気持ちになるからです。

●メリハリがでる。

Shibuya Center-gai Ave. 渋谷センター街 撮影:小山ケイ

 

リズム感があることで、緩急を含めたメリハリが出ます。それゆえ、疲労回復を目的とするのであれば、静かにするときはうんと安静に、動いて何かをするときは音楽に合わせて動いてみたり、日の動きに合わせて朝のうちに行動したり、あるいは栄養ドリンクを飲むときはしっかり飲んだり、あるいは自分の自己治癒力だけを頼りとするならそうしたり。

私が長年、無意識にしている「リズム感の出し方」は、ことあるごとに、カウントするのです。ワンツースリーワンツースリー、あるいは、タッタッタッタ、タタタタタタタなど。

楽器をやらない人には即座にはなかなか理解できないことかもしれませんが、打楽器をやったりバレエやダンスをやったりしているかたならおそらく、私と同じように、体の中に「無意識のカウント」があるはずなのです。ミュージシャンがおもわずうなっているように。

Headquarters of Sony in Shinagawa, Tokyo photo by Kay Koyama

裏打ちだったり、「ため」だったり、出だしの「ア、ア、ッアアアアア」だったり、キース・ジャレットやグールドのプレイ中の歌声だったり。笑

「カウントする」というのは日々の生活のなかでリズム感を生み出してくれるよい方法ですよ。だまされたと思って、たとえば一日、好きなミュージシャンの歌を頭の中で歌ってみてください。

だらだらとぼんやりしたり、だらだらとハツカネズミのごとくに動き回ったり、は、人間の疲労回復をそれほど促進させません。休むときはしっかり。動くときは集中して。

リズム感あるメリハリが大切なのです。

●自分の体内時計に意識が向く。

人の体にはさまざまな「体内時計」が備わっています。医学的に説明されているものもありますが、おなかがすいていないのに「別腹」と呼ばれるデザート時間を多くの女性が有していることや(笑)、自分が嫌いなことを目の前にしたときに眠気が襲ってくる睡眠時間の体内時計とか。

リズム感をもって疲労回復を促すとき、体内時計がリズムに乗って動いていることがわかってくるはずです。リズムの裏にはその人の感情が伴っているからです。

疲労回復のためにおいしいものを食べようとすると、別腹のような第二、あるいは第三の胃袋が活発に動き出すのがわかります。まるで牛ですね。笑 おいしいものなので、食欲がそそられるのだと思います。そして消化も促される。その裏には「おいしそう」という感情が動いています。

食べるタイミングも「よし、いまだ」と感覚として感じられますし、準備をするとき、食べる速度、噛む回数、なども意識することになります。リズム感をもって食べ、リズム感をもって噛む。そして、疲労回復を促す。

疲れているときには「眠気」の体内時計にも敏感になりますよね。そして、それには逆らわない。可能であれば、シエスタのごとくに昼寝をする。そのほうが、疲労回復が促される。

まだまだつづきます!

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