今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの第2日程(1月30日、31日実施分)「英語リーディング試験第3問B」から「その3」として、「問(とい)を見て仕入れた事前情報をもとに物語を自分のなかで構築していく」という表現について書いていきます。
<もくじ>
●【英語の上達】ロックスターの半生。2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リーディング試験第3問B」から(その3)
●”He was never happier than when ”という言い回し。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●ロックスターの半生。
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私がプロの翻訳者としてこの問題文を読んでいると、誰かモデルとなった実在のロックスターがいるのじゃないか、と感じます。
既視感があるから。
そして、とてもリアルな半生です。
作り物とは思えない。
★小さい時からおもちゃの楽器に触れる。
★「7歳」で本物のドラムセットを買い与えられる。
★「10歳」でそれを上手に演奏できるようになる。
★「14歳」でギターもモノにする。
(年齢と進捗過程がとても具体的です)
★高校生のときに頭角を現す。熱狂的なファンによるコミュニティが出来上がる。
もしかしたら60年代70年代のスターで似たような人生を歩んだ人がいたのかもしれませんね。
問1は「出来事」が起こった順番を問う質問です。
よって、問題文をしっかりと読み込む必要がある。
昨日の私のブログで「問(とい)を先に読んでおくと、事前情報として物語の世界観が把握しやすい」と書きました。
事前情報がないままに読み進めるのは地図のない見知らぬ街を歩いているようなものかもしれません。
問2は理由(because)を問う質問。
3段落目のところに、「Daveはさいしょ、ドラマーとして加入した」いきさつが書かれています。
そこを物語として読んでいくと、どういう「理由」でDaveがリードボーカルになったのかが分かります。
ヒントは、”Family matter”ということ。
問3は正しい選択肢を選ぶ問題。
どれもいっけん、それらしく見えます。
というのも、問題文中にある「起きたこと」がそれぞれ、微妙に、巧妙に(笑)、くっつけられているからです。
A+B=C
D+E=F
という文章が問題文中にある。
それを、選択肢はそれぞれ、
A+D=F
B+E=C
のように組み合わせているのです。
だから、問題文をじっくり読んで確認する。
ここでも、「問題文中にあるどんぴしゃりの文章が、選択肢にまるまる、一言一句違えずに書かれている」という次元の選択肢はありません。
事前に問(とい)を読み、世界観を構築して、それから問題文をじっくり読んでみると、おのずと正しい選択肢がひとつ、あることが分かります。
ヒントは、「Daveの半生を要約した選択肢がひとつ、ある」。
●”He was never happier than whenなになに”という言い回し。
“Never”と”happier”があるのでいっけん、「幸せではなかった」となりそうですが、「それ以上最高のときはない」という意味なので、最高に幸せだったということ。
★比較級を否定している。「それ以上なになになときはない(なかった)」
★つまり、when以下は最高(最上級)ということ。
★He was never happier than when = He was happiest when なになに。
意味を取り違えると、まったく反対の状態になってしまいます。
これも、潜在意識という無意識の領域に落とし込む練習を日々、績んでいくことで、聴いた瞬間、あるいは目にした瞬間に、「あ、最高になになにだったんだ」と自分の感覚でつかむことができるようになります。
その方法については私の実体験(小山ケイメソッド。笑)として、過去記事でたくさん書いてありますのでそちらも読んでみてくださいね。
さすずめ、こんな文章はどう?
I am never happier than when I am with my boyfriend (girlfriend/family, etcetc., ).
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