●2024年大学入学共通テスト「英語リスニング」(17) Japanese entrance exam 2024 (17)
では今日から、「英語リスニング:の問題を見てまいりましょう。
今日は第1問Aです。
以下の朝日新聞のサイトに問題と音声が掲載されています。
朝日新聞サイト
https://www.asahi.com/
***************************:
同じ音声が2度、流れる問題です。
最初に設問を見ている時間はないので、音声を聞きながら設問を読みます。
(問1を読み上げている女性は、日本語を母国語とする人だと思います。そう、私の「耳」が言ってます。笑 ”Listen again”と言ってる男性はこれまで3回の共通テストでおなじみのかたですね。native speakerです。それも北米出身の)
●設問
問1
これも、昨年のまでの共通テスト同様、「読まれている文章そのもの」の選択肢は一つもありません。
けれど、”Speaker”が欲しているもの、をその質問から理解すれば、「欲しているもの」が書かれている選択肢が正解となります。
完璧に聞き取れればいたって簡単な問題です。
リスニングの内容が聞き取れなければ、選択肢に書かれている単語はどれも、「聞こえた言葉」としか思えないので、どれが正解かわからなくなってしまいます。
“pencil” 鉛筆
“notebook”→ これはすでに持ってる。
“”borrow” 借りる
問2
「互恵」ですね。笑
彼氏と彼女でしょうか。
「過去形」「目的語」「Shall」などをしっかり聞き取れば、正解がわかると思います。
問3
これは、「現在完了」「否定形」を聞き取れるかどうか。
“been to“が聞き取れましたか?
そして、それはどういう意味になるのでしたか?
例)Have you ever been to Seattle?→ シアトルには行ったことある?
Speakerが行ったこっとがあるのはどっち?そして、どこに行こうとしてるの?
“new city hall”
“old city hall”
問4
これも、実際に読み上げられている「もの」と選択肢の「もの」がまったく同一というわけではない問題です。よって、消去法で選ぶこともできます。
【聞き取れるかどうか】
“I’ll”→ 自分の意志。そして、「これからすること」
“not”→ 否定形。よって、後ろに来ることを「していない・ない」ということ。
“not – enough”→ 「十分ではない」ということ。
【音声では読み上げられていない「情報」】
★speakerが作った「すべての食材」→ 出てくるのは、パスタ、サラダ、サンドイッチだけです。
★目の前にある「食べ物」→ 過去形で言われていないけれど、その食べ物を料理・調理したのは「過去」。
★「これから作るわ」と言ってるものは、いま目の前には存在していない。→ 目の前にあるのであれば、”cook again”とか”more”とか言うからです。
●小山が実際にやってみた「コツ」
どれも、「どこかひねりでもあんのかな・・・」と思うくらい、いたって平易な会話(といってもspeakerはひとり)です。
でも、高校生にはむずかしいのかもしれない。
それはきっと、「言葉(英語)が自分の潜在意識にまで落とし込まれていないから」。
瞬時に、あるいは無意識のレベルで、Speakerが言ってることの意味を自分のなかにヒットさせないと、この限られた短い時間のなかで正しい選択肢を選ぶのは難しいと思う。
でも、上記の問をそれぞれ見てみるとお判りでしょう。どれも、高校生が学校で習うレベルの文法が使われているのです。現在完了や”Shall”など。