今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、「AI(数字)と現場から読み解く力」としてビジネスパーソンに向けて書いていきます。
<もくじ>
●「AI(数字)と現場から読み解く力」ーこれからのビジネスパーソンに求められる能力。(小山ケイ)
●最強のビジネスパーソンとなるためのチェックリスト10こ。
(ブログの記事内に掲載の写真はすべて、私・小山ケイの撮影によるものです)
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままに、ひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。(執筆や翻訳のご依頼は、郵送にてご連絡ください。107-0052 東京都港区赤坂5-5-9 1F MBE114 小山ケイ。eメールやSNSなどでのご依頼は現在、お受けしておりません)
●「AI(数字)と現場から読み解く力」ーこれからのビジネスパーソンに求められる能力。(小山ケイ)
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さいきん、おもしろい体験をしました。
ある知り合いビジネスパーソンと話をしたときのこと。
そのかたの部下が「インストア・マーチャンダイジング (ISM)の数字がいい」そうで、部下のやることを手放しで評価しています。
そして、その部下が推し進めようとしていることを「もっと他部署の現場にひろめて」と伝えたとのこと。
日本リサーチセンター「インストア・マーチャンダイジングとは」(以下はURLを張り付け)
https://www.nrc.co.jp/marketing/08-18.html#:~:text=%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%A8%E3%81%AF%20%E6%96%87%E5%AD%97%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%80%81%E5%BA%97%E8%88%97%E3%81%AE,)%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%82%82%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
私は実は、その部下を知っている。
そして、その現場も見て知っている。
なんだかもやもやとした違和感を感じました。
なんでかなぁ、と考えました。
上司は「数字」を見ているのです。
そして、彼の思考の中ではこのような論法がなりたっている。
1) 数字 (ISM) がいい。
2) 部下のやることがすべて「吉」と出ている。
3) 今現在、部下が現場で強力に推し進めようとしていることがある。
4) それは前任者にはなされていなかった。
5) 前任者よりもISMがいい。
6) よって、3)をこれから第一に他部署の現場でも実行する。
けれど、3)は4)に書いてあるように、前任者にはなされていなかったことであるがゆえに、部下も「今一番、現場で気になることだから」と目標に掲げた。いまだに現場は残念ながら、それに追いついていません。
つまり、現場は改善の過渡期であって完成版ではない。
「うまく行ってないボトルネックがあるから、それを一番の目標に掲げる!」
それが、3)です。
ISMの数字がいいのは多分に部下の能力に由来するのであって、3)ではない。他部署の現場では3)がすでに完成版であるところもある。
限界を感じましたね。数字の。
つまり、AIです。笑
「ああ、こういうことか」と。
Google翻訳で「船頭多くして船山に登る」と日本語を入力すると、“Climb to Funayama with many captains(たくさんの船長たちと「フナヤマ」.に登れ!)”と出るように、AIには限界がある。融通の利かなさや微妙な違いが読めないことなど。
「船頭多くして=many captains だからこれは利用しつつ、Funayamaは船と山を固有名詞として誤認した結果だから却下。a shipとa mountainに分けて、”Too many captains mislead a ship to a mountain.”とでもするか」と、人間が細やかに修正する必要があります。
→ 英語では同じ意味で”Too many cooks spoil the broth.”ということわざがあります。
ビジネスでいえば、AIが提示する数字を数字として分析しつつ、現場もしっかり見るということ。
なぜなら、現場は融通を利かせたり微妙な違いを読んだりする人間が動かしているから。
これが理解できるビジネスパーソンは最強です。
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●最強のビジネスパーソンとなるためのチェックリスト10こ。
1) 現場に足しげく通っているか。
2) 「人の声」を聴いているか。それも、ひとりひとりから。
3) 働く人間たちひとりひとりと話をしているか。
4) AIが算出した数字を妄信していないか。
5) AIが算出した数字を正確に分析しているか。
6) 「他人に自分の要求を伝える効果的な伝え方を自分がちゃんと把握しているか」
7) 人に好印象を与える文章の書き方を自分が勉強しているか。
8) 人にモチベーションを与える言い方や書き方、しぐさなどの「非言語コミュニケーション」を、自分が常日頃からちゃんと勉強・研究・実践しているか。
9) つまり、「良いコミュニケーションのためのPDCA」を自分が行っているか。
10) 努力を惜しまずに動いているか。
これらはすべて、自社内の人間に対してだけではなく、取引先や顧客、BtoCのエンドユーザーに対しても同じです。
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