今日は「自分を客観視する」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●自分を客観視する。人生の永遠のテーマですね。
●客観視、は悪いことについてばかりではない。自分について良い点も客観的に見てみるということ。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで前回書いた記事は下からごらんになれます。
●自分を客観視する。人生の永遠のテーマですね。
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よく言われることだと思います。
なかなかできませんよね。笑
けれど、今日私がいいたいことは、「あの世か空かどこかから自分を見下ろすようにして見てみる機会を増やしていく」ということです。
そうできる回数や割合を増やすということ。
いつもいつも、自分のど真ん中に自分をおいておくのではなく。長く生きていくごとに幽体離脱する回数を増やすということです。
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わりと高齢の方でも「自分が正しい」「自分はできる」といっては自分を客観視できないかたにときおりお目にかかります。
少し周りを見渡すと、自分よりもうんとできる適任者がいたり、自分の体力が若い人や中年よりもすでに衰えていることに気づいたりするはずなのですが、そうしないかたがいる。
私と同世代の人でもそうです。
少し前のブログで私は「誰それさんの言い方がきつくて萎えた」と相談してきた知り合いの話を書きました。
私にとっては言ってきた本人の言い方も似たり寄ったりだと思っていたのですが(笑)。自分のことはなかなか客観視できないものなんだわぁ、と彼女からあらためて学びましたね。
私も気をつけなくてはなりません。
客観視できなくなるとこういうことが起こってしまいます。そして私はそういうかたたちを数多く見てきました。
★自分よりも能力のある人、適任者がいるのに、その人に席や仕事を譲れなくなる。→ 能力のある人、適任者が自分よりも若い人であれば老害になってしまいます。
★自分も持っている同じもの(性格やくせ)が見えず、人のそれについては指摘して「いやだ」と言い出す。→ はたから見ると、とにかくへんです。「あなたも持ってるのに。自分を否定している」と。
★仕上げておかなければならないレベルに達していないことに気づけない。→ アスリートや音楽関係者、フリーランサーをはじめ、あらゆる人について言えることだと思います。
●客観視、は悪いことについてばかりではない。自分について良い点も客観的に見てみるということ。
ある大物スターの話です。
レコード大賞をとったり数々のヒット曲を出したりした名実ともに大スターです。美声の持ち主でもある。そしていまでもたくさんのかたに愛されています。
そのスターが東京ドーム級の大きな会場でライブをしようとした当日、何万人と収容できる会場に来たファンが1万人弱だったとのことで、その「すかすかだった会場を見た」スターはすっかりやる気をなくしてライブと中止した、と数年前にマスコミでしばらく取り上げられました。
今の時代、若手アイドルですら、ピンで東京ドーム級の何万人も収容できる大きな場所を埋めるのは至難の業と言われています。
だから若いのは大人数のユニットとしてデビューする。
そうしてそれぞれのファンを集めることでようやく大きな会場はがなんとか埋まっています。
東京ドーム級の大会場が埋まらなかったのは、その大スターの人気うんぬんではなく、単純にプロダクション側のマーケティングが不完全であったり、世の「大会場事情」に精通したひとがスタッフとしてまわりにいなかったからじゃないかな、と私は思いました。
古くからJazzファンや音楽ファンに愛され続けるライブハウスが各地にはあります。収容できる人数は100人に満たないかもしれないけれど、小屋の物理的な広さが狭い分、お客さんとの距離はぐっと近くなります。だから、お客には嬉しい限り。私もライブハウスは大好きです(もちろん、いまはコロナ感染の緊急事態宣言時期ですのでまったくいけませんが)。
その大スターは客観的に見ても私にはそうした古くからの名店こそにふさわしいかただと思うのですが・・・。
しぶめの高級スーツを着たり、あるいはいたってカジュアルなTシャツ姿で歌ってみたり。
なにより、かっこいい。
そのかたクラスであれば連日満席なのは間違いありません。ひと月ライブをしても、「いつまでたってもチケットが購入できません」というファンも出てくることでしょう。小屋の外にはダフ屋がいて。「あるよあるよチケット」と。ライブハウスにダフ屋、なんて大スターでないとありえません。笑
そのかたが名店と言われる各地の老舗ライブハウスでミュージシャンとしてライブをする姿は、長年のファンにとってもたまらないんじゃないかな。
「自分を客観的に見てみる」とはなにも、自分の悪いところについて把握する、ということばかりではありません。
背が高くて見た目が良ければモデルや舞台俳優に向いているといえます(モデルさんなら手足の長さとか八頭身であることとか、俳優さんなら声の良さ、なんてことも追加されるかもしれませんね)。
ご本人がそれを客観的に把握できれば、その分野で華々しく活躍できる可能性が広がります。
自分が他の人よりも優れている点。自分の長所。自分の良いところ。
くだんの大スターであれば、それまでのキャリア、スター性、美声、そして多くのファンという宝をたくさんお持ちです。
客観的に俯瞰してみると、ご自身がスター中のスターである、ということに気づかれるのと同時に、たくさんの可能性(たとえばライブハウスでのライブや動画配信によるコンサートなど)が広がっていることが感じられるように思います。
客観的になるために、私はこんなことをときおりやっています。
1) 自分を舞台に上げて、もうひとりの「別の自分」を客席におく。
2) 自分の長所と短所をゆっくり、冷静に眺めてみる。
3) ひとにも聞いてみる。
4) それと合わせて、周りの状況、世情、流行なども冷静に把握する。
5) 可能であればSWOT分析もしてみる。
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“小山ケイの人生ドリル52-自分を客観視する。To see yourself objectively.” への2件の返信
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