今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの第2日程(1月30日、31日実施分)「英語リーディング試験第5問」から、「読み物としても面白く、ライティングのお手本としても良い文章である」ということについて書いていきます。
<もくじ>
●【英語の上達】読み物として面白い分は、それが試験の問題文であることを忘れさせてくれる。2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リーディング試験第5問」から(その2)。
●”Undeveloped ”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【英語の上達】読み物として面白い文は、それが試験の問題文であるということを忘れさせてくれる。2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リーディング試験第5問」から(その2)。
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毎日新聞社「2021年大学入学共通テスト第2日程『英語リーディング試験』第5問」掲載サイト
https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021b/q/?sub=LEN20
今回の出題文を読んで、私はいわゆる「アウトサイダーアート(outsider art)」の代表格で私が敬愛する、ヘンリー・ダーガー (Henry Darger)を思い出しました。
生前はアーティストとして活動していたことを周囲にまったく知られていなかったという点では、ダーガーも当問題文のVivian Maierもおなじです。
「Chicago在住だった」という共通点も興味深い。
読み物としても、私は吸い込まれるように一気に読みました。
だからこそ、最初に問(とい)を頭にいれておくといい。
一気に読みながら、「正解(回答するための)」を意識できるから。
最後の“undeveloped”(クオーテーションマーク付き)のひねりもいい。「写真の技術(現像)」と「ビビアンの人生そのもの」とに掛けている。おもわずうなりました。
Vivianの時代の写真家は、現像室にこもって自分で現像してたんですよね。
ライティングのお手本としても良い教材だと思います。プロの私から見ても。
時間を見つけて、できるだけ丁寧に、読み込んでみてほしいです。
「人」が好きだったんでしょうね、彼女。
だから道端・街中の無名の人たちを被写体に、シャッターを切るその瞬間(moment)を大切にした。
写されていることにも気づかずに、日常の何気ない表情を見せる老人や子どもたちを含めて。
現像して自分の作品として「世に送り出す(outcome)」ことよりも。
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【プロがぐっときた言葉&大切だと思う言葉】
“undeveloped”(未現像、「なぞのまま・未開発・発展していかない」)
person in charge (担当)
caregiver (”care”を”give”する人、介護・介助する人)
an award-winning (受賞作、受賞した)
outcome(結果)→ 「お金(収入源)」という暗示も私は受け取りました。Vivianは収入源として職業人のカメラマンになることにはまったく興味がなかった。だから、死後になるまで膨大な数のVivianの作品に気づかれなかった。
image(像)
very private person(シャイ、とは違うけれど、内面の充実と自分の時間を大切にしつつ、付き合う人も限られているような人。”Fewer, deeper relationship”に価値を置いていると言えるかも。だから、一部の人(まさにprivate)しか彼女の素顔を知らない。)
●”Undeveloped”の発音。
1) アン
2) ディ
3) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Ve」(ここが一番、音程が高い)
4) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Lo」
5 (母音なしで)「PT」
)6) アン + ディ + 「Ve」 + 「Lo」 + 「PT」
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