●「言葉の面白さ」とは(翻訳の面白さを知ってみる。Part 2)
[the_ad_placement id=”%e8%a8%98%e4%ba%8b%e6%9c%80%e5%89%8d%e5%88%97″]
先日、このブログで書いたように、私は言葉の面白さを感じて翻訳者を約20年、続けています。
「言葉の面白さ」は、日本語と英語、どちらにも私は感じています。
今日はそのことについて、もう少し具体的に書いてみようと思います。
*******************
私は主に実務系の翻訳をしているので、意訳に対する許容範囲があるとは言えませんが、たとえば、ひとつの英単語に対しても、日本語訳はいくつもあります。
また、書いた人の文体を感じることもある。
【私が感じる、「言葉の面白さ」ー翻訳において】
1) ひとつの単語に対して、いくつもの対訳ができる。
2) 原文の筆者の文体を感じる。
3) リズム感。
4) 同じことを言う場合でも、いくつかの表現が可能であることを知る(原文でそのようになっているので)。
5) それぞれの言語の言葉の成り立ちや変移、歴史を感じる瞬間(言語学的な側面)。
6) とくに英語は、数学的な要素が如実に表れるといがある(実務系や論文などの場合)。よって、翻訳作業をしていると、ジグソーパズルのピースがカチっとはまるような感覚を感じることがある。
7) 言葉が生き物である、ということを流行語やスラングから知る。
5)の「語学の歴史」とはたとえば、ヨーロッパの民族大移動や戦歴によって、言葉そのものも移動したり形を変えたり借用 (Borrowed)したりします。
「お茶 (Cha, Tea, Chai)」にしたって、言葉そのものが大陸を縦横断していまにいたっていますよね?
それが、原文から知るときは、言葉が時を超え、場所を超えて、縦横無尽に動き回っているようで私はわくわくします。
母国語を外国語にするときも、自分の言葉をしっかりと調べますから、その過程で歴史を知ることもあります。
7)もそう。
流行語やスラングは取扱注意が必要ではありますが、その成り立ちを見ると、庶民のクリエイティビティを感じて親近感を覚えることもあります。
言葉って面白い。そう思う瞬間ですね。
●”Jigsaw pazzle”の発音。
1) Zi
2) G
3) ソゥ
4) パ
5) Z
6) L
7) 「Zi」 + 「G」 + 「ソゥ」 + パ + 「Z」 + 「L」
[the_ad_placement id=”%e8%a8%98%e4%ba%8b%e6%9c%80%e5%89%8d%e5%88%97″]