さっこんよく耳にする「個の時代」。昨日の記事に書いたように、私自身はすでに何十年と「個」として生きてまいりました。「個の時代」というひびきはとても不思議です。そんななかで、ビジネスパーソンが個人として情報を取ってくる方法について、実体験を交えて書いてみます。
下記の過去記事もよろしければどうぞ。
●ビジネスパーソンが情報をとってくる方法。頭一つでるために。「個の時代」に。
個人が今の時代に情報をとってくる方法はいろいろあります。私自身のやりかたについては昨日少しブログで触れました。
今日は私の経験と、友人知人のやりかた、聴いたことなどを書いていきます。
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1) 大物とつるむ。
2) 歩く(軽いフットワーク)。
3) 自分と立場、性別、年齢、あらゆることにおいて「異なる人」とつるむ。
4) 電車の広告
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1) 青学ビジネススクールへ通っていたころ、ある教授はなにかと私の「Deep throat」となってくれました。ABS内では「発言力」と「影響力」のあるかたです。
文科省で専門職大学院はどんなふうに扱われていくかや教授会でどんなことが議題としてあがっているか、といった硬派な話から、どの教授がどんなことを言っているのか、とか、「あれは研究科長になりたがっているみたいだ」とか(笑)、かなりの裏事情も雑談として聞かせてくれたものです。
もちろん、青学内の話だけではなく、経済界のことや経済学・経営学の潮流などについても教えていただきました。
同学年の仲間とだけつるんでいるとこういう話はほとんど聞くことはできません。私が以前このブログで書いたように、「デキる年上の人とつるむ」とさまざまな利点に遭遇します。そのひとつが、トップのみが知りえるレアな情報を得ることができる、ということです。
同質性と均質性が高くて密なつながりのあるコミュニティはとても居心地がいいですが、コミュニティ内の情報の質は劣化していきやすくなります。コミュニティ内の噂話の域をでなくなるからです。社会学で言う「強い紐帯(strong tie)の宿命」です。
2) 先日、このブログで「フットワークは軽く」することについて記事をいくつか書きました。
まさに「歩いて情報を取ってくる」ことの利点はたくさんあります。
★実際に相手と顔を合わせられる(人海戦術の営業がいまだに廃れない理由の一つでしょう。Paypayが圧倒的な強さで市場を席捲したのは、AIの力でもモバイル機器の力でもなく、まずは「営業マン」という「人」の力を存分に使ったからだと思います。)
★歩くことで脳に刺激が与えられ、ひらめきや感覚が鋭くなる。
★街中から情報がとってこられる。
★風景の中からインスピレーションが得られる。「降ってきやすい」
3) 自分と立場や性別、年齢のことなる人たちとつるむことの利点については、このブログで何度か触れています。
あらたな視点を教えてくれたり、自分の思い込みや勘違いに気づかせてくれたり、自分にとって引き出しとなったり肥やしとなったりするような話を教えてくれたりする存在です。
4) テレビのない私には、電車のつり革広告(って古いか・・・笑)やOne Mdedia社さんによる動画広告はとても面白い情報に満ちていていつもよく見るようにしています。
英会話学校の広告なんて、このブログの記事を考えることにどれだけインスピレーションをあたえてくれたことか。笑
人気のある芸人さんを知ったり、流行っているものを知ったり、商品をしったり、企業を知ったり。
そこから自分の仕事のヒントが得られますし、人との雑談の際の引き出しになってくれたり、あるいは「情報提供」ができて重宝がられたりもします。
●気を付けること。「弱い紐帯に注意を払う」。
上記のとおり、強い紐帯のコミュニティはとても居心がいいですが、「有益でレアな情報」は弱い紐帯からのほうが入ってきやすいといわれています。
たとえば、仕事を探している人に仕事を紹介してくれるのは普段はほとんど会わない疎遠な顔見知りだったり、ちょっとした知り合いから「時間があるなら今度パーティにおいでよ」と誘われて行ってみたら、その近所ですれ違っただけの人と恋に落ちて即結婚したり(笑。私の知り合いの実話です)。
「個の時代」には「弱い紐帯」の威力が発揮されますよ。
ちょっとした顔見知りとか、顔をちらっと見せるだけの会にたくさん参加するとか、名前を連ねているだけのSNSでときどきロムるとか(わざわざ発言して「強い紐帯を創る」櫃ようはありません)。
「個の時代にしぶとく生きる」とはらぐくりするのであればぜひ、「つながりの弱い人たち」との縁や「なにげないひとこと」につねに注意をはらってみてください!
お宝がたくさん、かくれてるはずです。
“「個の時代」に。ビジネスパーソンが情報をとってくる方法。4選。” への3件の返信
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