Q) ビジネスで英語を使うのですが、会話を続けるにはどうしたらいいでしょうか?
小山ケイの回答】以下をやってみてくださいね。
1) 先方との事前の密なすり合わせ(根回し)
2) 相手をよく調べる。
3) 日頃から、自分の考えや時事を英語にしたり、あらゆることに興味をもって情報を仕入れ、それを英語にしてみる。
昨日はこのカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」で、下の記事を書きました。
●ビジネスシーンで会話を続ける。それも英語を使って。
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ビジネスシーンと一言で言っても、いろいろな「シーン」がありますよね。
★商談(営業)
★すでに取引が始まっている取引先との打ち合わせ
★「社内」で同僚たちとの打ち合わせや情報交換
★ネットワーキングタイム
今日はそれぞれの「シーン」における会話を英語で行う場合の、会話の続け方について書いていきます。
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【具体策】
1) 先方との事前の相当のすり合わせ(根回し)
2) 「相手」を中心に。「In Japan」でもいいけれど。
3) 日頃から、自分の考えや時事を英語にしたり、あらゆることに興味をもって情報を仕入れ、それを英語にしてみる。
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1) 先方との事前の相当のすり合わせをする(根回し)
【Why?】事前に英語が準備できるから。
可能であれば、どんな人物たちが会議に参加するのか、どんな人物たちと商談を行うのか、あらゆる手を尽くしてしらべておくことをお勧めします。
といっても、これは日本でのビジネスと同じですよね。
先方の担当者やトップの経歴や趣味嗜好、ゴルフ歴(平均スコアも)まで調べたり、とにかくとことん、相手を事前に調べつくす。
信仰宗教を調べる必要がある場合もあるでしょう。食べ物や時候の挨拶に気を付けなくてはならないこともあるからです。
米国人相手の商談であれば、相手がどこの大学(大学院)を卒業しているか調べると、全米大学フットボール(Rose Ball)の話ができたり、ノーベル賞を受賞しているような著名な学者が教鞭をとっていることに触れられたりするかもしれません。
あるいは、相手が好むことばかりではなく、ものすごく毛嫌いしていることもさがしたほうがいいこともあります。上記の例でいえば、Rose Ballが嫌いな堅物とか。
根回しもいいですね。話の分かる人が先方にいれば、要注意人物のことについて根回しとして聞けるでしょうし、権威付けが大好きな人かどうか、服装の好み(自分だけではなくまわりに対しても)などもこっそり聞けます。
これらの利点は、「事前に英語を用意できたり、調べておくべき英語がわかる点」です。
日本のノミニケーションの肴、「血液型(と性格との相関関係)」までは、さすがに調べる必要はないと思いますが・・・(大笑)。
2) 「相手」を中心に。
【Why?】相手に「上座の座布団」を差し出せるので。相手が話を(英語で)続けてくれるので。
ときどきお目にかかるのが、会話の始まりがだいたいいつも、「In Japan」とか「Japanese (We)」とかで始まるかた。
たしかに、自分のことや日本のことを話すと、「会話(英語による)」としては続けられますが、相手の興味がどれほど継続させられるかは疑問です。よほど日本びいきや日本に長年住んでいたような方でもなければ、しつこいほどの「In Japan」にはうんざりするかもしれません。
これは、ご自分が他国の人にやられた場合をイメージしてみるとよいかも。(In my countryいっぽんやりの人が相手・・・)。
つまり、私がいいたいことはこういうことです。
「ビジネスであっても、いや、ビジネスでの会話だからこそ、相手を思いやって、相手が気持ちよく話を続けられる話題を中心に、まずは相手に話をふりましょう」
「In Japan」も、大スクープ情報なら「え、なになに?そんなのWall Street Journalにも載ってなかったよ」と相手もなるでしょうが、それ以上にお勧めなのは相手の国や在住地域、会社のことをよく調べて「質問すること」です。
「こないだのハリケーンは大変でしたね。被害はありましたか?」
「御社のこの製品、すごくいいって評判ですよ。とにかく話を聞かせていただけますか?」
「昔、学生のころにNew Orleansへ旅行に行きました。Bourbons Streetの熱いまでの音楽とか、French Quarterの時代が止まったような美しさ、町全体の艶めかしいまでにねっとりとしめっぽい空気感が、いまでも鮮明に思い出されます。お生まれはNew Orleansでしたよね。ぜひ、お話を聞かせていただけますか?」
(余談ですが、↑↑これは10代のときに本当にNew Orleansへ行った、私の感想です)
3) 日頃から、自分の考えや時事を英語にしたり、あらゆることに興味をもって情報を仕入れ、それを英語にしてみる。
【Why?】相手と思いがけず話に花が咲いたり、スモールトークにも使えるので。
とっさにはなかなかでてこないかもしれないけれど、前もって調べて、何度も練習しておくと、実際のビジネスシーンで英語が口をついて出てくるはずです。
以前このブログで書いた、「英語でのプレゼンは、事前に大いに予行練習すべし」と同じです。
●たとえビジネスであっても、けっきょくは「人」。「人」としてどう相手と心を通じ合わせるか。
つきなみですが、どこの国・地域の企業であっても、ビジネスパーソンとして魅力的だと成績(業績)もついてきますよね。ご自身で「ああ、あの人」というかたを思い出してみてください。
英語という外国語でビジネスをするのは大変な時もあると思いますが、相手を人として大切に思い、いいビジネスをしたい(つまり、お互いにとって経済的な利益があるということ)、と願えば、ご自身の行動にパワーが加わるはずです。
「英語でもなんでも、やったるわい」というパワー。
そのパワーこそあなたの魅力となり、相手も「この人とビジネスをしてみたい」と思ってくれるはずです。たとえ英語がネイティブほどは流暢ではないとしても。
私を含めてビジネスパーソンはみんな、「自分自身の営業マン」でもあるのです。
【魅力的な=デキるビジネスパーソンになる「9箇条」】
1) 約束(納期、ホウレンソウ、時間、契約etcetc., )が守れる。
2) 相手が話しやすい話題をふれる。
3) 「お金」の話ができる。(ビジネスですから)
4) 行動が伴った「推進力」がある。*以前、このブログで書きました。「うちの会社にコヤマさんの会社からいつか通訳で来てくれないかなぁ、って私、楽しみにしてるんですよぉ」ではなく、「私がコヤマさんの会社に通訳で来ていただきたいので、上に私自身で駆けあって話を進めます」という推進力です。
5) 言葉が明快。何語であっても。
6) 理解可能な言葉遣い(understandable)をする。
7) 聞き上手。
8) 身なりが整っている(清潔感)。
9) 笑顔がある。
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