青学だけではなく国内MBAコース(ビジネススクール)で使う英語について。

青山学院の正門

今日は、国内MBAコース(ビジネススクール)で使うと思われる英語について書いています。

このカテゴリー「働きながらMBA」でいちばんはじめに書いた記事と直近の記事は下からご覧になれます。。

●国内MBAスクールではどんな英語が使われるか。考えてみました。

浜松町のビル
浜松町の世界貿易センタービルのあたりです。”Skyscrapers” of Hamamatsu-cho, Tokyo (photo by Kay Koyama)

 

国内MBAへ入学される社会人で、「これを機会に英語の勉強も再開したい」とおっしゃるかたにときおりお目にかかります。私が卒業した青学をはじめ、国内の多くのビジネススクールで米国ビジネススクールのケーススタディを利用しているからだと思います。

青学に限れば、「英語の青山」のイメージとは違い、ビジネススクールでの英語による授業はそれほど多くはありません。でも、私がこのカテゴリーで何度か触れているように、かなり多くの授業で英語の配布資料や教授によるパワポ、英語の参考テキストなどは利用されています。

青山学院

英語が大の苦手、と言っていた私の同級生たちも、かなり四苦八苦していたときもあったようですが、とっぴな英語が使用されているわけではありません。私が思う「国内ビジネススクールの英語」には以下の特徴があると思います。

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1) 正しい文法にのっとって書かれている(スペルも含めて)。

2) 使われる言葉や言い回しは同じようなものが多い。

3) 専門的な言葉も使用されるが、全体的な英語はPlain Englishが多い。

4) 長文は多いかもしれないが、長文読解のコツを使えばよし。

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アカデミックな世界の教授が書いた本やケーススタディが使用されます。そのせいでしょう、使われる英語はもちろん、というべきか、完璧です。

東大からお越しくださっていたファイナンスの権威、小林孝雄先生のパワポは、完璧な英語でつづられていました。なので私はさいしょ、「先生にはネイティブの助手でもいらっしゃるのかしら」とおもったほどです。回を重ねるごとに、「自分のPCが英語しか打てないから」とおっしゃったので、ご自身で作成されてるのだ、とわかりました。さすが、長年StanfordやHarvardで教鞭をとってらした教授です。

St. Andrewsの空
Scotlandの空。(photo by Kay Koyama)

先生のパワポに限らず、他の授業で参考文献として提示される書籍やケーススタディなども、わかりやすい「正しい英語」で書かれていることがほとんどでした。

そのため、上記の1)から3)にある程度慣れてしまうと、あとはご自身の力で英語を理解したり、あるいは英語の得意な人と一緒に勉強したりすれば、国内MBAスクールの英語も理解可能だと思います。

東銀座の歌舞伎座

以前もこのブログで書きましたが、法律文書と同じで、アカデミックな書籍や資料は、「型」と呼べるような英語があり、それが何度も何度も出てくることがあります。

 

たとえばMBAコースであれば・・・

management

entity

operation

customer なんとかかんとか(マーケの専門用語)

strategy→ strategic (発音は、「ストラティージック」という感じです。ティのあたりを強く発音します)

organization

competitor

market

 

文章の傾向としては長文が多いですが、「難解な長文」というよりは、「あとからどんどんつけたしたので長文になりました」と表現してもいいような(笑)、文章の構図がとてもわかりやすくて簡単に分解できるものがほとんどです。

ハイアット箱根の絵

読み込むのに少し時間はかかったとしても、丁寧に理解していけば苦労した分、ご自身の英語として無意識の領域の中に落とし込まれやすいです。あとあと生きてくる財産となりますよ。ぜひ、先入観を持たずに、「格闘してみよう」という気持ちでMBAコースの英語に取り組んでみてください。

「よい英文」に慣れると、英会話や英作文にも強くなりますので・・・・。断言します。

 

●「せっかくの機会なので」どんなふうに勉強すると、ビジネススクールで勉強しながら英語もより習得しやすくなるか。エールを込めて!

東京の空

働きながらビジネススクールに通って、なおかつ英語の勉強も再開される、となるとかなりハードではありますが(笑)、「こんなふうにしたらきっと、うまくいくんじゃないかな」というコツをいくつか、書いてみます。

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1) ご自分の仕事につねに置き換える。

2) 面白い、興味深い、と思った言い回しや単語はつねに書き出す。

3) 勧められた参考文献はできるだけすべて、読んでみる。

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ご自身の仕事とかなりかけ離れている場合でも、転職や昇進などで将来その分野でご自身が活躍していることもあるかもしれません。「英語の勉強を再開しよう」と決心されたかたでしたらぜひ、どんな英語の授業も興味と好奇心をもってあたってみてください。

それを前提にコツをいくつか考えてみると、最初にあげられるのが、「自分に引き寄せる」ということ。ご自身のお仕事に照らし合わせながら英語の資料を読んだり、英語での授業(教授のパワポを含めて)を受けると、かなり能動的に英語が自分のなかに入ってくると思います。

それと同時に行うとよいのが、「能動的に動く」ということ。聞きっぱなし、読みっぱなし、ではなく、「これ面白いな」「こういう言い回しがあるんだ」「仕事で使えそう」など、ご自身が興味惹かれる言葉が出てきたら、労力を惜しまずに書き出してください。

そして、毎日のようにそれを音読したり、移動の際にちょこちょこと目を通したりします。

Shibuya

それから、教授に勧められた本はできうる限り読んでみてくださいね。教授は「専門家」です。その分野のプロ中のプロ。学会にもお出になっている。そういうかたが勧めてくださる本は、その分野で話題になっていたり業界の流れを先取りしていたりするものです。

いわゆる「専門書」なので英語があまりお好きではないかたであれば読み込むのに少し時間はかかるかもしれませんが、とにかく読みごたえはあります。

読み方のコツは、

できるだけ辞書は使わないで前後の言葉の意味から推測して読んでみる(思考をとぎれさせないために)。

★わからない言葉には丸をつけておく。

★くぎりのいいところでいったん前に戻って、丸印を辞書でよく調べてみる。

★上記の「書き出したもの」のリストに加えられそうなら加える。

★時間が許す限り、何度も読んでみる。辞書を使わずに。

英語の勉強方法や英会話の習得法などについては、このブログの「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーでもたくさん書いていますので、よろしければぜひご覧ください。ビジネスパーソンのお仲間として応援しております!!
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◆◆◆そのほか、小山ケイの過去記事は以下のとおりです。◆◆◆

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