今日は私の実体験から、「こういうオトナとつきあっておくと、世界が広がって自分の器も大きくなるよ」ということを書いています。
Q) 新卒です。どんな年上のひとと付き合うとよいですか?
A) はい、見分け方、お知らせします。私の実体験から。
昨日は下の記事を書きました。
●自分の器を広げてくれる、「一流の年上友だち」の見分け方。
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同年代の友だちも居心地よいですが、社会人となったら、世代の違う、年上の友だちも積極的に作ると人生の幅が広がります。
ただ、年上のなかには、年下や目下の人にたいして、どこか見下したような態度の人もいますので、だれかれかまわず、というわけにもいかないでしょう。ストレスたまっちゃいます。
そこで今日は、私の実体験をもとに、「こういう人がいたら、友だちになってください、と積極的にラブコールしたりコクったりしました」ということを書いていきますね。
【友だちになってもらったほうがいい年上のひと】
1) 強運がつきまとう強烈な審美眼と自分軸がある。
なぜか、強運がつきまとう人がいます。生まれながらにして資産家、お金や仕事の苦労をしたことはまったくなく、健康にも恵まれ、いつも友だちや人に囲まれ、都内の一等地に住居を構え、はたから見ればピンチのようなことも(案の定)すり抜ける。
そういう人とご一緒させていただくと、おこぼれに預かったり、人との付き合い方を学んだり、「イキであること」を学んだり、「どうしたら強運を引き寄せられるのか」「どういう心持ちで生きると人生、楽しくなるか」など、あらゆることが体験できます。
一緒にスコットランドへゴルフ旅行へ行った際は、「大きな団体による英文の公式ハンディキャップ(HD)証明書が必要です」と事前に言われ、ググると日本であれば日本ゴルフ協会のような全国規模の大きな協会の証明書だという。旅行会社でも同じものを求める。
そんな由緒正しい大組織にはまったくご縁がない私は、「だめだこりゃ」と故・いかりやちょーさんのような気持ちになりましたが、強運つづきの年上友だちはけろっとして「じゃぁあたしが所属してる団体に出してもらおう」と言い出しました。
そしてほんとに英文証明書を出してもらい、それを携えてスコットランドはゴルファーの「聖地」、St. Andrews Old Courseへ。小屋の紳士に「これが私の証明書です」と恐る恐る見せてみると、「はいサンキュウ。つぎ」と、HDの数字だけをチェックして次の人へ。
なんて強運の人なんだ、と私はその年上の友人をあらためて尊敬しましたね。
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「生まれながらにして資産家」は、自分で選ぶことはできません(あの世で選んできているかもしれないけれど。笑)が、こういう友人は、強烈な審美眼と自分軸を有しているものです。それが、自分の後天的な力となって強運を引き寄せているのかもしれない。
【その友人の審美眼と自分軸の例】
a) 心を込めてシェフや店の人たちがつくってくれたおいしいものは、残さず最後まで平らげる。最後まで平らげられる「自分の胃袋のサイズ」を事前に把握しておく。もちろん、その日の体調も。
b) 自分の限界(酒の量)を知っておく。
c) 年齢の話や、「結婚してるかどうか」「子どもの有無。いればその人数」のような、英語圏ではよほど親密な仲でもない限りはタブー視されることもあるけれど日本では(なぜか)好んで取り上げられる話題は、ほとんど取り上げない。「年齢は記号にすぎないよ」
d) イキな人間とつきあう。自分もイキである。
2) とにかく、聞き上手。
3) 小難しいことを言わない。かみ砕いて話してくれる。
話を聞いていると、たくさんの本や雑誌、新聞などに目を通していることがうかがえるのですが、それを振りかざすことはありません。
4) 頭が柔らかい。
頭蓋骨がふにゃふにゃ、髪の毛がふさふさ、というのではありません。考え方に柔軟性がある、ということです。
5) 遊び慣れている。
【要注意人物】
1) (英語はしゃべれないくせに)日本語にやたらヨコモジ(英語)言葉が入ってくる人間には、とりあえず身構えておいたほうがいい。距離を保ちながら。
身構えたほうがいい理由はすこしまえ、このブログで書きました。
喋れても、すでに故人の某大臣経験者のように、頭のスイッチがどこかに入っちゃって横文字連発になるかたは私のまわりにもおりますが(笑)、そういう「お疲れなのね」というひと以外であれば、ヨコモジを使う意図は「マウンティング(動物の生物学的な行為)」か「虚勢」「ケムにまく」のいずれかです。
本当に頭のいい人(地頭がいい人のこと)や想像力がとにかくとてつもない人、他人に対する思いやりの大きな人は、相手の理解度に合わせて言葉も丁寧に選びます。しゃべる速度すら変えること、ありますから。
うちのトシヨリが生きていた時、「ねぇ、ヘルシーって、どういう意味?」「さいきんよく耳にする、エコノミストって、なに?」と私にきいてきたものです。
そういう、いまや一般化しているような横文字すらも知らない世代があるということを、上記の赤文字の人たちはご存じの場合が多い。
2) やたらウンチクたれたり、自分はこんなこと知ってる、あんなサークルに入ってる、と押し付けてくる人間。話していても話の中心がその人のことになってしまうので、一方的に聞かされるばかりで疲れることこのうえない。だいいち、つまんない。
こういう人間が大好きなサークルは、「日本酒を飲む会(でも利き酒師ではない)」「ワインを飲む会(でもソムリエではない)」「ソバづくり」「寿司のたべあるき」「音楽サークル(でもライブ活動はしたことがない)」など。
3) ケチ(笑)。
会食してひとりひとりが食べたいものを個別に頼んだとき、20歳ぐらい上の人に、「端数分はいらないから。ひとり1000円で」とまとめて会計してもらったことがあります。そのかたは「奢った」つもりだったのかもしれません。
でも私が頼んだ分、1000円よりももともと、少なかったのです。たしか、シーフードカレーで、税込み980円。笑 値段しっかり確認して頼みましたから、そのとき私。
え~よけいに払っちゃったじゃん、といまだに根に持ってます。食べ物の恨みはおそろしいよ。笑 だから、「奢り上手っていうのはしっかり奢る人だ」というのが私の年上の友だちに対する基準になりました。
端数分、なんて言わずに、「今日のワインは私が出すから」(年上の女友だちがよくそうしてくれます)「今日は私の奢り。誘ったのは私なんだから」(ある友だちとファミレスにいったとき、彼女から私はそう言われました。なんてイキな人なんだろう、と勉強しましたね。ファミレスで奢ってくれるなんて気さくで気が利いてます)
はらいっぷりのいいひとと友だちになると、お金はエネルギーである、お金は人のために使うものである、ということがよくわかります。そして自分もそうふるまおう、というロールモデルができるので、お金を人のために使い、そして相手から感謝されてめぐりめぐってお金がたくさん戻ってくる、という好循環のなかに身をおくことになりますよ。
だから、ケチな人とつきあうのは要注意なのです。
●「自分の器を広げる」ということ。
学校なんかじゃ教えててくれない、「自分の器の広げ方」。受験の攻略方法教えてる暇あったらこういうこと学生に教えろよ、と私は毒づきたくなりますが、受験勉強はいっときでも、「自分の器」は一生ものです。いまや、いい学校→大企業→一生安泰、ではないですし。
自分の器を広げることは、人生を豊かに、幸せに生きることにつながります。なぜなら、日本語で「人間の器」というとき、つぎのものが暗示されているからです。
【人間の器とは】
度量
審美眼
生命力
判断力
底力
幸運を引き寄せる力
強運
柔軟性
行動力
縦横無尽であること
精神力
「太っ腹」
懐の深さ
人間としての自分の器を広げる方法はたくさんありますが、今日私がブログで書いた、「デキる年上の友だちを作ること」は、そのひとつです。
明日はさらに、「どうやってそういう人を察知するか?」について書いてみますね!
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