今日の記事では、大学受験の変化や小学校からの英語教育など、日本の語学教育が「受動型」から「能動型」へ変革するよう求められているということについて書いています。
このカテゴリー「英語(潜在意識を味方につけて)」では前回、下の記事を書きました。
●日本の語学教育が「受動型」から「能動型」へ変革するよう求められているのだと思います。変化する日本の英語教育。
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「どこどこ大学にいっぱつで現役合格しました」と高校生の子たちがうれしそうに写っている学習塾の電車広告を見ながら、「これが来年度以降、大学入学共通テストが始まったり英語の試験とか論文の試験とか変わったらどうなるんだろう」と想像しました。
文科省のお役人さんたちと話したわけではありませんが、私が思うに、小学校から英語教育がはじまったり大学受験が変わる(いつ変わるのかは知りませんが)目的は「能動型の語学を習得している学生」が求められるのだと思います。つまり、英語をはじめとする外国語をどれだけ能動的に使えるか。
「能動」にはいろいろな意味が含まれています。
★クリエイティビティ
★行動力
★表現力
★独創性
★機転
★(ときには)芝居っ気
★相手と意志の疎通を図ろうとする強い意志
★ガッツ。
★相手の心を打つレトリックの習得。
★人をひきつけるプレゼンテーション能力。
★人としての艶っぽさ。快活さ。
たとえば、国際的なビジネスや学会、会合のnetworking timeで、サンドイッチと飲み物を片手にじーっと壁の花で突っ立てても、まずもって話しかけてくれる人なんかいません。有名人でもない限り。自分から能動的に「Hi/Hello!」と輪の中にどんどん飛び込んんでいくガッツがほしい。
「読み書きはばっちりです」でもいいから、たとえば英語圏のビジネス会合では、艶っぽさととびぬけた行動力でがんがん、networkingするJapanese business personsでなければならない。大学受験で(超有名)大学に入学する最終目的はそういうことですよね?受験は人生の到達地点ではありません。最終目的に対する通過点でしかない。
研究者になるとしても同じです。学会のnetworking timeや高等教育での授業や講義、プレゼンテーションで、学部学生や院生をひきつけなくてはならないし、他の研究者ともやりとりしなければならない。
「能動型語学(英語学習)」としていま求められていること:
◆小学生
持ち前の好奇心と興味を大切に、「しゃべれる語学」を身につけること。
そしてそれを本当にあちこちで使ってみること。自分の意志で。
目的:1) 世界的なYouTuberとして活躍するため。笑
2) 大人になってビジネスパーソンの道を選んだとき、仕事で英語を話したり書いたりすることが求められる可能性があるので。
3) Google社やApple社、Twitter社などに就職したり、あるいはそれらに匹敵する会社を自ら興して世界的に活躍するため。
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◆大学受験生
机に静かにすわってする英語の勉強(文法・長文読解)だけではなく、実際に自分の声に出して発音を確認したりネイティブに話したりして、能動的に行動する力。
大学入学共通テストがどんどん、その方向に変化していきます。
目的: ビジネス、スポーツ、研究などいかなる場面でも、英語でまわりと意志の疎通を図るため。英語で自分を表現するため。
◆ビジネスパーソン
本国から来た上司に英語でガツンと言うため。
●語学は能動的に動くほど、上達します。ゆるーくでもいいから。
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このブログでも何度も触れていますが、自分から能動的に動くことで語学は上達します。とくに「しゃべれる語学」や「文章を使って表現する語学」「プレゼンテーション」などです。
小山ケイ過去記事】英会話ができる人の7つの習慣&小さな習慣。
たとえば上記の「能動的」の意味。
★クリエイティビティ
★行動力
★表現力
★独創性
★機転
★(ときには)芝居っ気
★相手と意志の疎通を図ろうとする強い意志
★ガッツ。
★相手の心を打つレトリックの習得。
★人をひきつけるプレゼンテーション能力。
★人としての艶っぽさ。快活さ。
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このなかのほとんどのことが、その人がもともと持って生まれた天性のものや才能なので、残念ながら誰でも一朝一夕に身につくというわけではありません。
けれど、自分の得意なことを大切にしながら時間をかけて練習したりコツを理解することによって、それらを生まれながらにして持っている人に匹敵するぐらいまでの能力を得ることはできます。
私が考えるその方法とは具体的には次のようなことです。もし語学をゆるくでもいいので続けてみたいかたがいらしたら、ぜひ参考になさってくださいね。楽しく、が基本ですよ。
1) たとえば学校の授業や英会話学校、英会話アプリ、オンライン英会話などである言い回しなり単語なりを習ったら、それをつねに自分流にアレンジしてみる。
自分の仕事に照らして言い方を変えてみたり、自分の興味あることに置き換えてみたり。一部の単語や主語、副詞や形容詞を変えてみる。
これを毎日のように、何度も何度も繰り返す。
⇒ クリエイティビティや表現力、機転、強い意志の表明、などにつながります。そして、こつこつと毎日、しつこいくらいに練習していれば、自分に対する絶対的な自信にもつながります。自信はとっさの「ここぞ」というときに神がかって出てくるものですよ。理屈じゃないです。
2) 英語をはなさなければならない目的があるはずです。死活問題となったり受験で必要だったり。つまり、必死にならざるをえない目的ということです。
その目的を常に忘れることなく、自分の心の中にピン留めしておきます。そうすると、語学の練習や勉強を継続的に、積極的に行うようになります。たとえゆるくでも。
⇒ 相手と意志の疎通を図ろうとする強い気持ちや「ハングリーさ」が出てきます。それがますます原動力となるのです。
3) 2)を持っていたり、語学に対して強い好奇心や興味を持っていれば、「表現力のある人」「クリエイティビティのある人」「ガッツのある人」が目に付くようになります。
そういう人をロールモデルにしたり憧れの人に少しでも近づくことを想像してみたりしてください。
⇒ 真似をすることになるので、自分もどんどん、そのかたたちのようになっていきます。そのかたたちの優れた能力を自分も身につけられるように行動するようになります。こういうときは無意識のことが多いですね。
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4) 「芝居っ気」にはたとえばユーモアを言うときに少し大仰に面白く言ってみたり、「こんなふうな言い方をしてみたら、聴いてる人は笑ってくれるんじゃないか。もっと心が近くなるんじゃないか」という想像力に根差した「計算」です。
芝居っ気にもいろいろなことが含まれます。
★ジェスチャー
★言い方
★抑揚
★表情(とくに、笑顔)
★ユーモア・ジョーク
語学がよく話せなくても、芝居っ気を使って表情豊かに、笑顔とアイコンタクトでもって、「相手に楽しんでもらおう」と思いながら会話をしてみると、思いのほか気持ちが通じることは多いです。
⇒ 芝居っ気はその人の魅力にもつながります。相手の感情にダイレクトに訴えるので、相手も理屈は分からなくても芝居っ気ある人にひきつけられるのです。
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