今日の記事では、「想像力を使って話し相手への共感性を高める」ということについて書いています。
<もくじ>
●想像力は相手への共感につながる。
●想像力を駆使して相手とのコミュニケーションしてみる具体的な方法。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで人生ドリルシリーズとして書きました。同じカテゴリーで書いた前回の記事は下からご覧になれます。
●想像力は相手への共感性につながる。
[the_ad id=”11588″]
昨日の記事で私は、「話し相手が自分の好きなものを話し出したとき、それについて想像してみる。共感性が高まるから」と書きました。
理詰めでものを考えることも大切です。
けれど、「1言えば10を知る」地頭の良さがある人はコミュニケーション能力が高い人。
愛されますよ。
私の長い人生のなかでそういう人をたくさんみてきました。
1言われたときに10を知るためには、「想像力」が不可欠です。
なんでも理詰めで「それはどうして」「なんでそれが好きなの?」「それは有名な人?」などなど、相手の言葉の額面だけから質問をしていると、理詰めで融通の利かないロボットと話しているような気がしてうんざりします。私はそうです。
これではいい恋愛もできない。笑
昨日の記事の例で言えば、話している相手が好きな食べ物について話し出したとき。さまざまなことをいったん想像してみる。
小山ケイ過去記事】「自分」ではなく「相手」の好きなものに集中してみる。
それでもよく分からなかったり、より深く相手を知りたい、と思ったときにはじめて質問をする。
「私、いちごが好きなんだ」
という相手は、いちごが一般的なフルーツだと知って話している人が多いと思います。だから、そこから想像して自分に手繰り寄せて話をしてみる。
「私、ドラゴンフルーツ好きなんだ」
という相手は、もしかしたら意外性を楽しんでいるのかもしれない。
こういうときは興味津々に、「ピンク色の?」「とげみたいなのがついてる?」と自分の知識があれば聞いてみたり、ドラゴンフルーツがなんであるかまったく分からなければ、「え、なにそれ。教えて教えて」と頼んだりする。
「ドラゴンフルーツなんて知らない。だいいち、その話をする目的はなに?」
なんて聞くもんならケンカを売っている(大笑)。
英語でいうと”What is your point?”
“What is your point?”のうらには、「あなたの言うことは不明瞭」という非難が含まれやすいのです。だからケンカを売っているように聞こえる。
著名な人の記者会見やビジネス、政策会議の場ならいざ知らず、フランクでカジュアルな会話の中でこれはいただけない。
恋愛など究極の例ではないですか?
理詰めで考えてばかりでは人との良好なコミュニケーションは育たない。
だから想像力を使うのです。
人間として。
●想像力を駆使して相手とコミュニケーションしてみる具体的な方法。
1) おしゃべりしている相手への自分の「愛」を確認。
恋人、夫婦、パートナー、友人、ご近所さん、コミュニティの仲間、同期、
2) 相手の話に耳をかたむける。
昨日の記事でいえば、「プライベートで付き合うほどの関係性ではないけれど、仕事上はいい人間関係を築きたい上司・同僚・部下・取引先が相手」であれば、ひとまず「大人の対応」(笑)。相手の話にじっと耳を傾ける。愛はなかなか傾けられないとしても。
3) 自分の頭の中に映写機を設置する(イメージ)。
4) 相手の話を自分の映写機に投影していく。
5) 4)と合わせて相手のもろもろに思いを寄せる。
体調、性格、気分、趣味、前回までの話、生い立ち、家族構成、誕生日、血液型、星座、生まれ育った時代背景、学歴(浪人経験の有無)、入学形態(一般入試、AO、学校推薦)、職歴、住んでいるところ、生まれたところ、恋愛傾向、口癖、癖、なまり、病歴、部活、理系・文系の別、発想の特徴、論理性の傾向、ファッションの傾向、使っているケータイの機種、PCの有無、オンライン歴、SNS歴、顔・姿の特徴、身長、恋人の有無、現在の仕事(外資か日系企業か)、
6) 4)に対して5)を同時進行で絡めていく。
7) あいづち。
6)に対して自分が共感できるところを中心に。
「うんうん」
「なるほど」
「へぇ!」
「すごいねぇ」
「わかるわかる」
「よかったね!」
「さすが!」
「いいねぇ!」
小山ケイ過去記事】相手の言葉を促すリズム感ある相槌をストックしてみる。
8) 相手の気持ちを想像する。
相手が好きなものをいまなぜ話すのか、こちらで想像する。「おもんばかる」。
小さな子どもは優しいお母さんとたくさん話をしたいから話す。「僕・私、これ好きなんだ」と。
大人も同じです。
好意を感じる相手と話を続けたいから自分の好きなものについて話したり、自分を知ってもらいたいから話す。
そうであれば、話を聞いているほうはそれを感じ取ってみる。
想像力を駆使して。
9) 気働きを大切に。
「気働き(きばたらき)」は茶道の言葉です。
10) 質問する。
1)から9)までの過程のなかで、相手をもっと知りたい、という気持ちにまかせて質問してみる。
[the_ad id=”11588″]