今日の記事では、米国大学を卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」などに特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、”Plowing the field and forgetting the seeds”.”について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから11 – ”Plowing the field and forgetting the seeds” 「仏作って魂入れず
●”Plowing the field and forgetting the seeds”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【英語】Plowing the field and forgetting the seeds 「仏作って魂入れず」
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私は自分のコーパスにこのことわざを登録するさい、“half-heartedly”とも付け足していました。
まぁたしかに、「心ここにあらず」という状態かもしれませんね。
面白いと私が思ったのは、いずれのことわざも、なんとなく昔の人たちの生活習慣や宗教が反映されていること。
英文のほうは、農耕 (farming)。
そして和文のほうは、仏教(Buddhism)です。
Creating the Buddhist sculpture and forgetting the spirit.
(Japanese version of “Plowing the field and forgetting the seeds” in Japanese, “Hotoke tsukutte Tamashi irezu.”)
日本語版を英語にしてみるとこういうことですよね。
比喩として「土地に種をまく」ということが、旧約・新約聖書にはよく出てきます。
よって、“Plowing”は農耕としての「田畑を耕す」ということに合わせて、その奥深くにはやはり宗教的な意味合いがあるように思います。
よく見てみると、「仏作ってー」とは若干、意味合いが違うようにも思うのですが、「肝心のことをすっかり忘れる」という点では同じかもしれませんね。
●”Plowing the field and forgetting the seeds”の発音
1) プ
2)(舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Lo」(ここが一番、音程が高い)
3) ウイン
4) (母音はつけずに)「G」
5) (舌先を軽く噛んで)「Za」
6) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Fi」(伸ばす)(ここも、音程が高い)
7) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「L」(母音はつけない)
8) (母音はつけずに)「D」
9) (8)からの連結発音)デン
10) (母音はつけずに)「D」
11) (上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「Fo」
12) ゲ(ここも、音程が高い)
13) 「Li」(のちほど、説明します)
14) (母音なしで)「NG」
15) (舌先を軽く噛んで)「Za」
16) (ABCのCの発音で)「C」
17) (母音はつけずに)「Z」
18) プ + 「Lo」 + ウイン + 「G」 + 「Za」 + 「Fi」 + 「L」 + 「D」 + デン + 「D」 + 「Fo」 + ゲ + 「Li」 + 「NG」 + 「Za」 + 「C」 + 「Z」
*6) は「Fee」(料金)と同じ発音です。
*8)は響きとしては「N (D)」という感じで、あまり明確には聞き取れません。よくロックミュージシャンの歌詞で書かれる、「’n」というような音です。まさに、Rock’n Roll (Rock and Roll)です。笑
*13)は、”water”や” little”などと同じです。舌の動きを最小にした結果だと思います。米国nativesは「Ti」よりも「Li」と発音しているように私には聞こえます。
*15)はほかに、「See/Sea」の発音とも同じです。
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