今日の記事では、米国大学を卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」などに特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、”Catharsis”について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから20 – ”Catharsis” 「爽快感」
●”Catharsis”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから20 – Cathersis「爽快感」
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これもいつ、どこで調べたのか、まったく覚えていません。
日本語にもなっている「カタルシス」。
おそらく心理学の専門用語だと思うのですが、私はこれを「爽快感」と訳して記録してあります。
「(私)爽快感⇒ exhilaration(満悦)がでたが、それよりもむしろ、カタルシス。」 ー 小山ケイ自身の翻訳コーパスから引用。
Catharsisを表す英語を調べたのか、それとも「カタルシス」と日本語で表すものの英語訳を調べたのか。
専門用語ですので、専門的な意味があるとは思うのですが、私が日本語として理解している「カタルシス」は「(ご)満悦」ではなく、むしろ「爽快感」。
精神の浄化作用である、泣いたり怒こったり、あるいは喧嘩したりによって、自分の心が爽やかさを得ながら落ち着いていく。それが私にとってのカタルシスです。
厳密にはカタルシスはアカデミックに説明される心の作用だと思います。
けれど、私が「カタルシス」という言葉を気に入っているのは、心地よさを伴う言葉としてより一般的に社会のなかでも利用されているから。
まるで毒を以て毒を制すように、いっけんカタルシスが得られないような出来事や行為によってそれが得られるように言葉が使われるから。
泣くこともしかり。
怒ることもしかり。
ケンカすることもしかり。
離婚することもしかり。
映画やドラマのなかでドンパチやることもしかり。→ 私がローティーンのとき、薬師丸ひろ子さんは映画のなかで「カ・イ・カ・ン」と言いました。銃をぶっぱなしながら。大笑
そしてそれが、「爽快感」なのです。
●Catharsisの発音。
1) カ
2) (舌先を上下の前歯で軽く噛みながら「サー」というように)「Tha」(ここが一番、音程が高い)
3) シ
4) (母音なしで)「S」
5) カ + 「Tha」 + シ + 「S」
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