【英語の上達】「6ページにもわたる資料やテキスト文を自分のなかで咀嚼する」2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リーディング試験第6問B」から(その1)

今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、2021年から開始した大学入学共通テストの第2日程(1月30日、31日実施分)「英語リーディング試験第6問B」から、「6ページにもわたる資料やテキスト文を自分のなかで咀嚼する」ということについて書いていきます。

<もくじ>
●【英語の上達】「6ページにもわたる資料やテキスト文を自分のなかで咀嚼する」2021年大学入学共通テスト第2日程「英語リーディング試験第6問B」から(その1)。
●”Quality of life ”の発音。

 

このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。




●【英語の上達】6ページにもわたる資料やテキスト文を自分のなかで咀嚼する。「2021年大学入学共通テスト第2日程『英語リーディング試験問6B』」(その1)

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毎日新聞「2021年大学入学共通テスト第2日程『英語リーディング試験問6B』」の掲載サイトから

https://mainichi.jp/exam/kyotsu-2021b/q/?sub=LEN29

 

6ページにもわたる問題文と問(とい)から構成されたリーディング問題です。

タイトルからするとどうも、「口腔内衛生」に関する出題のよう。

ぱらぱらとみていくと、歯を擬人化したイラストもあります。

 

構成内容は、

1) 文章パート(2ページ)

2) ポスターパート(1ページ)

3) 問(とい)(3ページ)

 

第1日程でも「鉄則」として触れたように、こういう長文やグラフ、ポスター、計算式などが掲載された資料がたくさん用意された出題は、とにかく「問(とい)」から目を通してみることです。

問われていることがなんとなくでも把握できることと、それによってどんな読み方・調べ方をしたらいいのか、意識をどこにもっていったらいいのか、骨子と枝葉の峻別などが明確になりやすいからです。

なにより、気持ちが落ち着く。

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問1は、ポスター内にあるAからEについて、「適切でない(not)」と思われるものを選ぶ問題。

選択肢はアルファベットが書かれてあるだけですから、もちろんこれだけでは回答は得られません。

もしここで、気持ちに余裕があるようなら、私なら先に当該ポスターを見てみます。

そうすれば、さらに情報が得られるからです。

そしてもしかしたら、回答もできるかもしれない。

 

こういう資料がたくさん用意された入り組んだ問題は、最初に「問(とい)」を見るのが鉄則ではありながら、気持ちの余裕度に合わせてどんどん、問題内を縦横無尽に見ていくのも良いですよ。

提示された情報から自分の思考や意見がどんどん、深まっていったり、ひらめきが生まれたり、新たな発見が得られたりするからです。

これはなにも、試験に限らない。

実社会のビジネス現場で利用する資料や用意するプレゼン資料についても同じです。




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そこで私は、前ページに掲載されたAからEを見てみました。

どれも「歯が大切なこと」の要素には欠かせない気がするのですが、「これかな」と思うのが1つ、2つ、あります。

問(とい)をよく読むと、文章パートに触れられていることを表現する、とあります。

まだ文章パートを読んでいない今は、この部分は「保留」として、自分が「これかな」と思うものに軽く丸印やレ点をつけておきます。

この問(とい)1を見ただけでも、次のようなことが把握できました。

★文章パートは「歯の重要性」について触れている。

★「私(問題文中の)」は「コミュニティにおける口腔衛生を促進するために」ポスターを作製しようとしている。

★AからEを読むと、文章パートには「食べることと歯の関係性」「歯の審美」「歯と生活の質との関係性」「歯とコミュニケーションの質との関係性」などが触れられている可能性が見えてきます。




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問2は、正しい回答をひとつだけ選ぶもの。

ひとつ以外は間違ってはいる。

 

でも、です。

この選択肢に目を通すことで、文章パート(passage)にはこんなことが書かれているのかもしれない、ということが把握できますよ。

★世代別、年齢別の口腔内衛生。

★すべての選択肢に”National”とついているので、日本かあるいはどこかの国をあげて、歯に関する運動を実施している。

 

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問3は、文章パートを読まない限り回答できません。

でも、4つの選択肢にある折れ線グラフを見ていると、共通点がいくつかあるのが分かります。

★どれも「右肩上がり」

★横軸に記された年代とおぼしき数字は4つともすべて、同じ。

★最上部の設問を読むと、日本での調査結果らしい。

★折れ線グラフの種類もすべて、同じ。70以上の「数」が書かれている。おそらく年代別。

 

ここから分かるのは、「違っているのは微妙な折れぐあい。よって、その折れぐあいを見比べながら、文章パートを読んで正しいものを選べばよい」。

おそらく、調査した時代ごとに得られた結果として正しく折れ線グラフにしたものを選ぶ問題なのでしょう。




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問4は、正しいものを「2つ」選ぶ問題です。

読むと、どれも正しく見えて目移りしますが(笑)、これも文章パートを読んでみないことにはわかりません。

でもなんとなく、こんなことがかかれたるんだろうな、ということが選択肢をすべて読むことで把握できます。

★正しい歯の磨き方。

★歯のお掃除のための道具について。

★歯のお手入れをする回数。

★歯を健康に保つための方法(歯科医を尋ねることを含めて)

 

問(とい)を先にみることだけでも、けっこうな情報が自分の中に仕込まれました。笑

では次週にいよいよ、文章パートを詳しく見てきましょう!




<単語力向上のために。覚えておくといいと思う言葉>

infant

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oral care

heading

appropriate (←→inappropriate)

floss




●”Quality of life”の発音。

1) クォ

2) (舌先を上前歯の裏側につけて)「Li」

3) 「Ti/Di」(米国英語)

4) オ

5) (母音なしで、上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「V」

6) (舌先を上前歯の裏側に軽くつけて)「Lai」

7) (母音なしで、上前歯で下唇の内側を軽く噛んで)「F」

8) クォ + 「Li」 + 「Ti/Di」 + オ + 「V」 + 「Lai」 + 「F」

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