今日の記事では、米国大学を卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」などに特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、”Correctional center”について書いています。
私はプロの翻訳者として長年にわたって、自分(自社)専用の「コーパス」と呼ばれる辞書を作っています。 方法は全くのアナログです。気に入った言い回しやnativesが使う言い回し、専門用語などを和訳・英訳どちらも「対訳」としてExcelにひとつひとつ打ち込んでは保存しています。世界中のどこをさがしても同じものは二つとない。なぜなら、私という人間が自分の感覚で、「これいい」「これ大切」と思ったものを手打ちで入力して蓄積していったデータだからです。ラーメン屋さんやとんかつ屋さんでいったら「秘伝のたれ」(笑)。 門外不出です。今日はそこから取り上げます。
<もくじ>
●小山ケイの翻訳コーパスから22 – ”Correctional-center”
●”Correctional center”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「英語(潜在意識を味方につけて)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●小山ケイの翻訳コーパスから22 – Correctional center「矯正センター」
これも、いまとなっては出典が分かりません。
ジョージ・オーウェル (George Orwell) の「1984」からでしょうか・・・。
すごい和訳ですよね。
「矯正センター」。
日本語としても一般的ではありません。
矯正歯科はあるけれど・・・。
言葉を聴いて浮かんでくるイメージがとにかく強烈です。
「おまえの思考と思想は間違っている。矯正センターにて矯正せよ」
そして、歯につけるようなブリッジやリテイナーがぎっしりと、頭に取り付けられる。
頭蓋骨をかち割られて、脳みそにまで電極が取り付けられて。
ググってみると、英語の”Correctional center”はおもに、刑事罰を受けたような人が短期間、刑に服しながら社会復帰のための訓練を行う専門的施設のようです。
それを私はなぜか「矯正センター」と日本語訳して登録している。
“Correctional center”と英語で聴けば、「なにかを正す専門施設」というシンプルな響きでしかないのに、和訳を「矯正センター」とするとなぜか、ジョージ・オーウェルの世界(つまり、グロテスクなディストピア)につながる。
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【それぞれの響きー小山ケイにとって】
「Correctional」.・・・行動規範を正したり、生活を規則正しくしたりする。規律ある行動を促す。
「矯正」・・・体の機能や臓器に器具を取り付けて動きを抑制したり変えたりする。
ただいま、ジョージ・オーウェルの”Politics and the English Language”を読み始めています。英語圏Nativesの大学院生(英語学やライティング研究科などの)やジャーナリスト、書き手の教本、と言われているエッセイ。
私も非英語圏のプロとして刺激を受けます。
得られたインスピレーションは、このブログでまたどんどん、「表現」として発信していきたいと思います。
●”Correctional center”の発音。
1) コ
2) (舌先を口腔内に軽く巻いて)「Re」(ここが一番、音程が高い)
3) 「K」
4) ショナ
5) 「L」
6) セン(ここも、音程が高い)
7) ター
8) 「R」(米国英語)
9) コ + 「Re」 + 「K」 + ショナ + 「L」 + セン + ター + 「R」
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