今日の記事では、母校の青学から単位をもって米国オレゴン大学へ編入学して卒業し、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動」などに特化した専門翻訳会社を経営しながら再び青学(大学院)へ戻ってMBA(修士号)を取得した私・小山ケイが、Wall Street journalの記事から取り上げて書いていきます。
<もくじ>
●「米国小売のロジスティックス堅調。大型トレーラー関連の雇用が増加傾向」ウォールストリートジャーナルから。→ Logistics “OK” in the US retail industry hiring many drivers, for example – Wall Street Journal (June 6, 2022 by Mr. Paul Page)
●<英語>小売用語
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「徒然なるままにひぐらし。」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●「米国小売のロジスティックス堅調。大型トレーラー関連の雇用が増加傾向」ウォールストリートジャーナルから。→ Logistics “OK” in the US retail industry hiring many drivers, for example – Wall Street Journal (June 6, 2022 by Mr. Paul Page)
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昨日づけのWall Street Journalから。
署名はMr. Paul Page。
https://www.wsj.com/articles/logistics-hiring-slowed-in-may-amid-shifts-in-retail-sector-11654276598?mod=djemlogistics_h
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要約すると、小売関連のロジスティクスで雇用が増大しているとのこと。
米国政府の報告によると、4月に44,700だった職種に対して、5月には2倍近い32,900の職種が加えられたそう。
中でも大型トレーラー関連の雇用が顕著に増大していて、13,300の”Jobs”増加があった、とあります。
ちなみに、本文に書かれているのは”Trucking”。
日本語で「トラック」としてもいいのですが、私が思い描くのは大型トレーラー。
米国国内で主な輸送手段として使われているのは大型トレーラーだからです。
それもあわせて、上記の記事から見えてくる「映像」は:
★コロナから復活の兆し?→ 巣ごもり需要だけではなく、路面店にもふたたび足を運び始めた消費者。
★小売のスタート地点である「ロジスティックス」で雇用拡大。→ 次第に次の雇用や需要にも波及(経済的効果)
1) 倉庫需要の拡大
2) 店舗需要の拡大
3) 従業員(倉庫や店舗)雇用の拡大
4) 港湾関連の雇用の拡大
5) 航空輸送需要の拡大
6) 貨物列車での輸送需要の拡大
7) インフラ整備(Interstate、高速道路等の道路整備等)
8) 大型輸送トレーラーの整備
10) 積荷のための雇用
★広い国土の米国内を横断する大型トレーラー。
★中国などから港にたどり着いたたくさんの輸入品→ コンテナーごと米国内へ輸送。
→ 車輪が10個以上もついた大型トレーラーでInterstate等の大動脈道路を長距離移動。
→ 専門性(技術・「腕」)のあるドライバーの需要も増大。単純に「免許持ってます」ではなく。笑
★UPSやDHLなどの雇用も増大。
ただし、Page氏の記事によると、小売自体はいまだWobble (Stableの反対)で、米国小売店も在庫を大量(30%-)に抱えているとのこと。
GapやMacy’sも「Mark down (マークダウン)している」そう。
(ちなみにマークダウンは「値引き」の小売用語です。反対に、値引きをしない正規価格のことを「プロパー価格(商品はプロパー商品)→ Proper price」と言います。マーケがもともと米国で研究されたので、小売用語も英語からそのままカタカナになったものが多い)
米国市場は世界経済に与える影響も大きいです。
よって、「米国ロジスティックス関連の雇用増加」を米国小売業の回復基調ととらえるのであれば、日本経済も次第に回復へ向かう。
◆米国への輸出増加
◆衣類(素材を含めて)
◆食料品
ただし、消費者は気まぐれです。私を含めて。
その動向をシステマティックに数学的に予測するのはほぼ、不可能です。
消費者も「さぁて、コロナ禍がひと段落。買い物しましょうか」となるわけじゃない。
とくに服。
アパレルがコロナ禍に振り回されたことが記事内で触れられていますが、在宅勤務 (Remote work)が推し進められて、ビジネススーツなどの需要がおちたことは記憶に新しいです。
Page氏の一文、“more a guessing game than science”(消費者の需要を推し量ることについて)に大いに同意しました。
“Science” = “science,” mathematics, statistics, and AI-related technology as well, I think.
記事内には、2021年度の第一四半期から2022年度の第一四半期までの大手8社についての「在庫」と「売上」の変化が棒グラブで掲載されています。“Bath and Body Works”やTarget”、”Foot Locker”などは、私にもとてもなじみのある米国小売企業。
8社すべてが売上はこの1年で横ばいか10%の回復、あるいは落ち込みであるのに対して、在庫は20%前後増加したことが分かります。
●<英語>小売用語
Mark down マークダウン(値引き)
Proper price プロパー価格(正規の価格)→ アパレルで使われることが多いです。
Invoice インボイス
Inventory 在庫
Retailer 小売業者
Excess goods 過剰在庫
First out first in 先出し先入れ
Front lines 現場、「最前線」
Macy’s 米国高級百貨店
Foot Locker 大手シューズ小売店(日本のABCマートのような存在。私のなかでは)
Target 日用雑貨店
Nordstrom 米国高級百貨店
JCPenny 米国小売店(2020年に経営破綻)
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