日本での働き方あれこれ 2024 (4)ー入り口は一つではない。いまの時代。会社員になる入り口。Working style to be “Japanese SALALIHMAN in Japan 2024 (4)

⚫︎日本での働き方あれこれ 2024 (4)ー入り口は一つではない。いまの時代。会社員になる入り口。Working style to be “Japanese SALALIMAN in Japan 2024 (4)

先日は、働きかたは一つではない、と題して記事を書きました。今日は、「会社員(サラリーマン)」という働きかたに絞って。

会社員になる入り口は一つではない。いまの時代。

私の時代は、企業の面接をうけるか、コネとよばれる、親族を中心とした推薦や後押しによる就職が主流でした。

そして終身雇用で60歳くらいの定年まで働く。だから、「会社員になる入り口はたった一つ」というひとが圧倒的に多かった。

でもいまや、それ以外にもたくさんあります。多くのかたが気づきはじめているように。

1 新卒として就活(主流)。

2 9月入社。→海外からの新卒入社やフリーターからの転向。

3 インターンから正社員に。→卒業前かもしれないしあるいは中退かもしれない。

4 MBAコース(大学院/ビジネススクール)で同級生からスカウトされて。

5 自分で会社を作って。

6 フリーターやパートとして働いていたところの正社員になる。

7 芸能人やスポーツ選手を引退してから。→自分で会社を作る(自分の事務所を法人化する)ひとや、大手プロダクションの重役になるひともいます。

⚫︎入り口が一つではなくなった理由。

これは、専門家?もよくふれることです。

おおまかには、

⭐️終身雇用制の崩壊

⭐️企業側に柔軟な土壌が出来てきた。優秀な新卒人材の確保が少子化によって難しい、などの理由で。

⭐️外資企業の存在感が拡大。→日本のビジネス環境のグローバル化。

⭐️新卒を雇用してOJTで育てる費用より、即戦力となる人材を得る費用のほうがコスパが良い。→新卒も数年で転職する時代となったため。「会社側がモトを撮る前に社員は辞めてしまう。人材の流出」

⭐️政府が雇用環境(おもに社保)を整え始めたので。

⚫︎知り合いの例。その1 Example of my classmates

過去記事にも書きましたが、私がビジネススクールに通っていたころ、同級生が他の同級生を2人、自分の勤める外資企業にスカウトしました。IT企業で、電車のテレビ広告などにも出てくる大手企業です。

スカウトした理由はさまざまでしょうが、彼がちらっともらしたり、私がはたから見ていた「事実」はこんな感じ。

⭐️ゼミで1年間、一緒だった。ゼミ旅行にも一緒に行った。そして、アクションラーニングとよばれる通年の授業でも一緒だった。半年タームのクラスが多いなか、結局2年間ずっと一緒にグループワークをしたりディスカッションしたりして気心が知れた(のかも)。

⭐️アクションラーニングのクラスで1年間、一緒だった。面白い切り口の人で、発表を含めた「パフォーマンス」も面白い。プレゼンが上手で、場数を踏んでることがわかる。「賢そうにみえたからスカウトした」(と彼は私に言いましたね)。

⚫︎知り合いの例。その2 Example of my friends

フリーターとして働いていた企業に正社員として勤めはじめたひとを何人か知っています。みな同じ企業。

その企業は自社内のフリーターを正社員雇用するのに積極的です。

どうしてかなぁ、と考えてみました。

⭐️上記のように、新卒で雇用するより、即戦力になる。

⭐️あらためて経費をかけて育てる新卒とくらべて、経費がかからない。

⭐️すでに何年もフリーターとして働いているので(たしか、3年以上働くと、正社員登用の資格が得られる)正社員になったとたん辞める可能性は低い。

⭐️フリーターの業務も知っているので、他のフリーターに仕事を上手に頼みやすい。

⭐️その企業の「社会貢献活動」(広報活動だとしても)。→若い人にすこしでも生活に安定感を与えるという使命感(?)。