真田広之さん、米国エミー賞受賞 Hiroyuki Sanada won the Emmy

⚫︎真田広之さん、米国エミー賞受賞 Hiroyuki Sanada won the Emmy

今朝方、日経の速報が流れてきました。

「えっ」と驚きネットで調べると、授賞式の模様やインタビューなども米国メディアでアップされてました。まずは「おめでとうございます!」と言いたいです。

@@@@@@@@

真田氏がディズニーチャンネルで「SHOGUN」に出演していたのは知っていたのですが、現地のインタビューから氏がこのプロデューサーもしておられることを知りました(ちなみに、真田氏はとても流暢な英語を話しますよ。今回だけじゃなく、キーアヌのJohn Wick のインタビューでも。ネットで動画がたくさんあります)

若い人は知らないかもしれないけれど、私が子どものころも「SHOGUN」は放映されました。こちらは完全に米国制作版。うちの親は一緒に観ていて、「いやぁ大袈裟な。こんなにすぐ人斬ったりしないよ」などと茶の間で市民目線のテレビ評論を繰り広げていたものです。笑 それだけまだ当時は日米の間に、文化的な誤解や「お互いをよく知らない。知ってる人が少ない」時代だったように思います。

でもいまや時代の中心はインターネット。YouTubeやTikTokを含めて。日米だけではなく世界中のことが現地の人によってアップされます。たとえ言葉は現地のものだとしても、英語のサブタイトルに切り替えられたり、あらかじめつけられていたりする。いい時代です。

真田さんもインタビューで「原作はあるけれど、日本人の目でエンタメ性も加味しながら作品を作った。7割が日本語の作品が受け入れられて嬉しい(と、英語)」と言っておられたので、米国にもひと昔まえとは違う文化というか慣習が生まれていると思いますね。とくに若い世代。私が米国に留学していた30年も前、「米国人はSubtitle(字幕)がキライ。だから外国語の映画はあんまり観られない」などと言われたものです。時代がどんどん変化(それも、私が望むような)していて感慨深い。

⚫︎エミー賞、そしてこれから。

エミー賞にはさまざまな部門があるのですが、米国留学経験者の私にはやっぱり、テレビドラマ部門がすごく親近感沸きます。何より分かりやすい。自分が日頃観ているテレビドラマの授賞式が放映されたりしたからです。留学していた時。

私には、

エミー賞 (Emmy) → テレビドラマ

アカデミー賞 (Academy) → 長編映画(フィクション)

トニー賞 (Tonny) → ブロードウェイ上演の芝居やミュージカル

ゴールデングローブ賞 (Golden Globe) → アカデミー賞の前哨戦のような映画賞

というおおきなイメージです(あくまでイメージ。それぞれの賞にはそれ以外のカテゴリーがたくさんあります)

その他、オビー賞(OBIE)やラズベリー賞などなどもあります。

NHKは「日本のコンテンツがアニメやゲーム以外にもどんどん海外で放送、利用、放映されると良いですね」というようなコメントをアナウンサーがしてましたが、私は世界中のコンテンツがそれぞれいろんな地域で相互に良い刺激をしあってお互いの理解につながるのがいいな、と思ってますね。「日本!日本!」というよりも。