⚫︎Divided States of America.” 4年前のまえの米国TIME Magazineより。トランプ氏、米国大統領に復帰。
4年まえ、米国の雑誌TIMEは”United”ではなく”Divided”と言い換え、トランプ氏の当選を表現しました。
今回、たとえハリス氏が当選していたとしても、”Divided States”に変わりはない。それぞれの得票率が拮抗していたからです。そして、2人は対象的な候補者。このブログで私も触れたように。日本のマスコミでも表現するようになった、「米国の分断」。
4年まえにTIMEの表題を見た瞬間、私は思わず唸りました。「確かに」。
激戦区の4州を制したことで、トランプ氏はそれらのすべての選挙人を得たことになるとのこと。まるでオセロ。「黒(または白)で挟むと、その列はすべて、その色がしめることになる」。
英語の”Divide”は「分ける。分割する」。-ends”をつけると”Dividends”となって「(株式の)配当金」となる。まさに株主に平等に分け与えるから。
私は民主党の牙城である西海岸3州(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン)のオレゴン州に正規留学したので、民主党を支持する人たちはなんとなく身近にいたのですが、激戦区の共和党員にはなじみがないため、「どんなひとたちなんだ」とわからない感じです。
真っ二つの巨大国家アメリカと日本はどう関わっていくのか。
米国の地図を見ると、4年まえと同じく、真ん中が真っ赤です。赤は共和党の色。
「米国」、と日本の人が言ってもおそらくそれは、「ニューヨーク市(マンハッタン)」(民主党の東海岸の牙城)やロサンゼルス(カリフォルニア州)を意味することが多いような気がします。現に「米国からの声」と日本のマスコミが報道するとき、ニューヨーク市に住む日本のマスコミ関係者がテレビに出てきたりする。ロサンゼルスもしかり。でも米国の「過半数」とは、米国地図の真ん中に住む人たち。この人たちの生活や「声」をテレビをはじめとする日本のマスメディアがしっかり報道しないかぎり、「なぜ米国が真っ二つになるのか」「何世代にも渡って米国に住むアメリカ人」は見えてこないと私は思います。
【私、小山ケイの「米国真ん中にすむ人たちのイメージ】
⭐️広大な土地ゆえ、隣の家に行くにも、車が必要。→ ガソリン代の上昇に不満や不安を抱えている。
⭐️「白人」が8割かた。隣近所は。→ 異人種への反応はさまざま。「移民」それも非白人の国や地域からはであればなおさら、さまざまな反応を受ける。人里離れた素朴な住民であれば、とても好意的な待遇の可能性も。日本の山深い地域に外国人の居住者が引っ越してきたときの反応に似ている。
⭐️生計は地域に密着している人が多い。「ラストベルト」が良い例。→在宅でネットを介して世界の企業や個人事業主とやりとり、という人は少数派。「オマハの賢人」大富豪ウォーレン.バフェット氏(ネブラスカ在住の投資家)のようなかたは少数派です。
⭐️巨大国家アメリカ、という母国に対して、「まずは国民の生活を守って欲しい。それも長年、何世代にも渡って米国に納税し、秩序を守り、仕事をし、ボランティアをしてきた私たちを。他国に軍隊を送って軍事費を膨らませたり移民、それも不法に入国してきた人たちに医療費や生活費を無償で分け与えたりする前に」、という思いや不満を抱えた人が多い可能性。
⚫︎”Divided States of America”の発音。
1 デイ
2 「Vai”
3 デッ
4 「D」
5 「S」
6 ティ
7 「Tso」(連結発音で)
8 「V」
9 ア
10 メ(ここが一番、音程が高い)
11 「Ri」
12 カ