Pentatonic scale 「ヨナ抜き音階」ー小山ケイの「言葉の思い出」

⚫︎Pentatonic scale 「ヨナ抜き音階」ー小山ケイの「言葉の思い出」

米国オレゴン大学に留学していたとき、私は”School of Music”(日本語では「音楽学部」)で音楽理論のクラスを履修しました。

そのときに習ったのが、Pentatonic scale です。

先生はインド系か南ヨーロッパ系とおぼしき男中年の男性の教授。それがどんな”Scale”か、ピアノで弾いてみてくれました。

あれ、すごく懐かしい。

日本に戻ったような。あるいは沖縄や中国に行ったような。

ドレミソラドラソミレド。

Cメイジャー(イ長調)であれば、「ファ(F)」と「シ(B)」の音が抜けている。使われる音は5音。

「東洋的な音かもしれないね」と先生。

それが日本語では「ヨナ抜きと呼ばれているのを私が知ったのはかなり後のことです。

Penta→ 5

Tone→ 音、音色、

Scale→ 音階、スケール

ピアノの音とともに、先生の黒髪と大きな目鼻立ち、たっぷりとしたふくよかなお体のお姿がなんだか「親近感のシナジー」を増幅させていたのでした。

⚫︎Pentatonic scaleの発音。

1 ペン

2 「Ta」

3 トニッ

4 「K」

5 「S」

6 ケイ

7 「L」