今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、浄水処理などで使われる「曝気(ばっき)」の英語、”Aeration”について書いています。
<もくじ>
●【環境英語】Aeration
●接頭語”Aer”
●”Aeration”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は下からご覧になれます。
●【環境英語】Aeration「曝気(ばっき)」
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環境科学関係の翻訳に携わっていると、ときおり出てくる言葉です。
研究者のかたの論文や行政の下水処理専門家の説明文などで出てきます。
下水処理場などの専用の装置に汚水などの液体を入れて、そこへ酸素を供給することで有機物である微生物の分解を促す方法です。
「エアレーション」というカタカナも日本では使われる場面があるようですが(「水槽のエアレーション」や「芝生のエアレーション」など)、上記のような専門家や研究者のかたが使う日本語はおもに「曝気」です。
初めて目にしたときはその響きに引き付けられました。笑
響きだけではなんとなく「爆発」している。
ばっき(Bakki)、ばっき(Bakki)、と。
環境用語は科学・化学にもとづいた専門用語がたくさんあります。科学・化学にもとづいた研究や作業・処理によって、水質をはじめとする自然環境を保つためです。
そしてそれらはいまのところ、機械翻訳の能力ではまだ追いついていません。だからこそ専門の翻訳者に依頼が来ます。
“Aeration”に関連するその他の環境科学用語:
下水処理
浄水
浄化槽
活性汚泥
嫌気
接触ばっ気
緩速濾過方式
急速濾過方式
●接頭語”Aer-“
接頭語として”Aer”がさいしょについている言葉は、「空気」や「航空(空)」に関連する言葉が多く存在します。
Aeroplane 飛行機
Aerobics エアロビクス(有酸素運動による運動が由来です)
Aerial 空中の
大学受験やTOEICなどでさいしょに”Aer”がついていたら、「空気」か「航空」に結び付けて考えてみると把握できることが多いと思います。
文章全体が「空気」や「航空関連」についての記述であったり、その「Aer」という単語の部分に「空気」や「航空」に関する言葉が入るとジグソーパズルのようにぴたりと意味が通じるのであれば、たとえば選択枝のなかから「空気」や「航空」に関係する言葉を選んだり文章全体の意味として正しいものを選んだりできます。
●Aerationの発音
1) イー(心なし、小さな「ェ」をつける)
2) (舌先を口腔内に軽くまきながら)「Rei」(ここが一番、音程が高い)
3) ショ
4) (鼻に抜ける感じで)「N」
5) イー + 「Rei」 + ショ + 「N」
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