今日の記事では、15年以上に渡って「サステナビリティ・ESG・気候変動・地球温暖化対策・環境CSR(企業の社会的責任)」等に特化した専門翻訳会社を経営している私・小山ケイが、Appleの環境(進捗状況)報告書2021年度版から”Carbon neutrality”と”Renewable electricity”という英語について書いていきます。
<もくじ>
●<サステナビリティ英語>”Carbon neutrality”と”Renewable electricity” (「カーボンニュートラリティ」と「再生可能電気」) – Appleの「環境(進捗状況)報告書2021年度版」から。From Apple’s 2021Envirnomental Progress Report.
●”Neutrality”の発音。
このブログ「小山ケイ:Feel this precious moment」はいくつかのカテゴリーに分かれています。今日の記事は「Sustainability(持続可能性/サステナビリティ)」のカテゴリーで書きました。同じカテゴリーの過去記事は、下からご覧になれます。
●<サステナビリティ英語>”Carbon neutrality”と”Renewable electricity” (「カーボンニュートラリティ」と「再生可能電気」) – Appleの「環境(進捗状況)報告書2021年度版」から。From Apple’s 2021Envirnomental Progress Report.
Appleの「環境(進捗状況)報告書2021年度版」から。
https://www.apple.com/environment/pdf/Apple_Environmental_Progress_Report_2021.pdf
“Carbon neutral”や“Renewable energy”は日本でもよく知られるようになったサステナビリティ英語だと思います。
日本語では「カーボンニュートラル」や「再生可能エネルギー」と訳されます。
“Neutral”という英語は本来、形容詞です。
だから、サステナビリティ英語としていまや、世界で認知されるにいたった「Carbon neutral」という言葉は、”Carbon”(二酸化炭素)が”neutral”な状態である、ということを意味しています。
形容詞を後ろに置くことで、動詞のような響きを含ませている。
“Neutral carbon”が「状態」を表しているのと比べると。
誰かが行動しようとしなくとも”carbon”は自然に“neutral”である、というような。
Appleの環境(進捗状況)報告書には“Carbon neutrality”が使われている。
それを読んだ瞬間、「Carbon neutralで、人々・国が能動的にカーボンニュートラルを行った結果の状態」を意識できます。
“neutrality”は名詞です。
こういうところ、サステナビリティ英語としてだけではなく、英文ライティングにも利用できます。
一般的にひろく知れ渡っている言葉を変化させる。
クリエイティビティを使って。
そして、読み手に新たな世界観を提示する。
★Greenhouse gas emission → emittoerとして「排出国」
★Carbon pricing → Carbon pricerとして「カーボンプライシングを行う人・企業」
★Green bond → Green bondingとして「グリーンボンドを売買する」
さらに。
“Renewable electricity”という言葉。
一般的に使われたり知られているのは、”Renewable energy”です。
「再生可能エネルギー」と日本語では訳される。
Appleは「再生可能電気」を使うと明言するために”renewable electricity”を使いました。
“Renewable energy”が大きなくくりであれば、”Renewable electricity”はその具体的内容とも言える。
【その他、小山ケイが考える、”Renewable energy”の具体的内容】
◆Renewable power supply
◆Renewable clean air
◆Renewable heat
●”Neutrality”の発音。
1) ニュー
2) 「T」
3) 「Ra」
4) 「Li」
5) 「Ti/Di」
6) ニュー + 「T」 + 「Ra」 + 「Li」 + 「Ti/Di」