小山ケイの人生ドリル13-「神は細部に宿る」(God is in the detail)

今日の記事では、人生のあらゆることにおいて「細部」に重要なことが隠されているものであるということについて書いています。



前回この人生ドリルシリーズでは、下の記事を書きました。



(我が母校青山学院の駅伝チームOB森田くん、下田くん、一色くん、林くん等々が就職したGMO社です!私がひそかに応援してきた島貫温太くん(帝京大)もGMOチームへの参加が決まりました!やった。実業団からも目が離せなくなります)

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●「神は細部に宿る」(God is in the detail)

Advertising poster of "Tokyo" posted in Higashi-ginza station, Tokyo
都営東銀座駅にて。撮影:小山ケイ Yes! Tokyo!

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この言葉自体はもともと、20世紀の近代建築を代表するドイツの建築家、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエが言ったとされています。はじめてこの言葉を聞いたときは「なるほど」と私はおおいにうなったものです。

神は本当にあらゆる細部に宿ります。英語であれば、いっけん「冠詞」だと思える「the」ですが、文法の勉強ばかりではなく「the」という言葉そのものの細部を丁寧にさぐっていくと、口語でも便利な使い方ができることが分かります。

このブログで何度も取り上げている「緊張する」ということについても、「緊張する」という表面的な事象だけにとらわれてしまうと、その奥にある「緊張の重要性」に気づけません。緊張を大切にし、その気持ちにあらがうことなく、それまでの努力と労力に心を寄せて自分の奥底という細部を見つめれば、神がかった結果がついてくることに気づく人は多いはずです。

いっけん地味なこと、とりとめもないこと、小さなこと、表面からは見えないことに神は宿ります。

◆服の縫製⇒ シンプルだけれどなんとなく斬新なデザインでほつれにくい。袖口をつぶさに見てみると、生地のカットがバイヤステープみたいになっていて、縫製も二重にされているので丈夫。

◆地味な基礎練習⇒ アスリートのストレッチやアップ、打楽器奏者のメトロノームでの練習、相撲取りのしこすりてっぽうなど。怠けることなく日々、丁寧に、行っていると、競技や演奏会、取組でその成果がぞんぶんに発揮される。

◆メイクやファッションなどの美容関連⇒ 表面的なことばかりではなく、細部の「体形維持への努力」や「メイクの勉強」「ファッションの勉強」「身のこなし」「自分に似合うファッションや色の研究」「身に着けるものへの日々の丁寧な手入れ」「体に良いとされる食品の摂取(たとえば和食など)」「良い睡眠」「高い精神性への心がけ」「香りをはじめとするボディケア」「話題になっている美容・化粧品のチェック」など、外からは見えない部分にも努力を怠らない。そうすると、それが外にもしっかり、にじみ出る。

◆自分という人間の器を広げる⇒ どんよくにあらゆることを勉強する。古典を読む。映画を観る。美術館へ行く。伝統芸能を楽しむ。スポーツを楽しむ。学術書や専門書を読む。文学を読む。音楽を聴く。歴史を学ぶ。これらはすべて、外からは見えない細部。けれど、これらはその人の血となり肉となってくれるものです。




●細部を見逃さない。

Harry Winston, Ginza, Tokyo
Harry Winston Ginza, Tokyo (photo by Kay Koyama)

細部に真理が宿ります。細部に解があります。だから、なにかをするときは表面的なことに引きずられることなく、細部をつぶさに見ていく。

たとえばとても卑近な例でいえば。最近SNSで流布したという「コロナウイルス予防のためのマスクへの需要過多や中国からの原料輸入が不可能となることなどによる、トイレットペーパーやティッシュペーパー、キッチンペーパーの供給が不足する」というフェイクニュース(といえるのかどうかわかりませんが・・・)。

細部をつぶさにみていけば、「それが偽りである」ということに気づいたかたは多いと思います。

表面的なことや派手なこと、華やかなことは目や気持ちがひかれますので、つい細部を見逃してしまいます。けれど、細部を大切にしているひとはひとより頭ひとつ以上出るもの。輝きも違いますよ。一目見ただけでわかります。

日ごろから細部を大切にして、自分をぞんぶんに輝かせましょうね!

★仕事道具は入念に手入れする。それも「愛をこめて」。

★調べるときは、とことん、調べる。

★マインドフルネスで自分のしぐさや行動をつぶさに見ていく。

★語学の勉強。時間のあるときにひとつひとつの単語をじっくり、見てみる。

★髪の毛のいっぽんいっぽんに、丁寧にお櫛を入れてみる。

★アスリート。起床から就寝、食事の管理も含めて、見えない部分を徹底的に、大切にする。

★年賀状、季節の挨拶、グリーティングカードなど。「出す」と決めたら、時間がなくても丁寧に手書きしてみる。できる範囲内で。メールやSNSの時代に「手書き」はインパクトありますよ。相手からすると、大切にされているような気もしてきます。

そして書くときは、はねるところやとめるところなど、細かい部分にもしっかり、神経と「愛」を注ぎます。自分の魂がこもりますので。

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